アラビアでは1人前の料理を頼むと2人前ぐらいの量があたりまえ。食べ物は残さないといけない。全部たべると、「あれ?足りなかったのかなあ」と相手に思わせるので良くない!という、昨今のエコの波に逆流するようなマナーがあります。ともかく、アラビアでの食事は量がはんぱない。
それに比べて、マレーシアはちゃんと一人分がだいたい一人分。サウジアラビアからマレーシアに来た当初、「わあ!なんて少ないんだ、こんなんじゃ到底足りない」と思ったものです。いまだって、目で見るボリュームの少なさ感があります、、もちろん、それはアラブの目でみたもので、日本から来た人がどう思っているのかはよくわかりません。
日本から来た人の目といえば、、、最近の日本人の視点というのがわからないので(そりゃ30年も日本を離れてればそうなる)、最近は、マレーシア人と話す日本の話題が怖くて(何にも知らないから)、なるべく日本のことが話題にならないように避けてます。「最近の日本の天気は?」とか言われても知るわけないよ。日本の歌手とか流行曲も知らないし、、、
ともあれ、一人分が割と適正なマレーシアにおいて、これは!とうてい一人分じゃないだろう!というのが、中華系のお粥。どーん!と土鍋で来て、わああ、なんじゃ、この量は!「えー?すみません一人分って注文したんだけど」と聞き返す羽目になります。
他の料理の量はだいたいいいのに、お粥は要注意。もともとお粥は一人で食べるものではない、、という暗黙の了解があるような気がしますが、日本のことも、マレーシアのこともわからない私には、、まあ、お粥というのはそういうもの、、と思うしかないです。
●