先月の独立広場でのエキスポ。先月というとちょっと前なぐらいだけど、2017年とあると随分昔の気がする。
入場無料。ここでは、10年後や20年後、、マレーシアはどうなっているのか、政府は何をしたいのか、、というビジョンを国民に見せるためのエキスポです。
けっこう並んでる、、、
最初に自分たちの普段の生活、、、
そして電車に乗って、10年後といった近い未来への旅が始まる、、。もちろん、電車といっても動かなくて、窓がモニターになってマレーシア各地のいろんなことが映し出される、、これは良い感じ。本当に電車に乗っているよう、、
そして、産業がどう変わっていくのか、、、
エコロジーはどういうふうに考えていくのか。
とってもわかり易く説明されている。学校行事で来た生徒さんが多いので、子供たちでもわかるようにわかり易い。もちろん、私にもわかる。みんなすごく楽しそう、、いや、大はしゃぎ。
エネルギーはどうなっていくのか。自然と再生エネルギーの紹介。残念ながら経済界の意向によってフラフラしている日本では10年後のエネルギー政策なんて紹介できないです。ほんの身近なことが近い将来どうなるのか、どうしていきたいのかということがキチンと(できるできないはともかく)方向性をもって紹介しているのは、非常にうらやましい。
マレーシアでできているけど、日本ではできてないことは、本当に数年後、10年後の将来をきちんと提示できないということがよくわかった。本当に実現するかは誰だってわからないけれど、近い将来、自分たちはこういう路線を進み、こういうことを実感して享受し、自分たちもそういう方向に進んでいくんだとわかることはとっても重要。よく「見える化」って言われるけど、、日本の近未来について見える化してくれたものなんて、何一つないんじゃない?
自然と共生して、
マレーシア最大の産業である農業をすすめていく、、
最後は巨大アイマックスビジョンでマレーシアの将来を見る、、、クッションがあって寝転んで?と思ったけど、なるほど天井を見るんだから寝転ぶしかない、、子供たちは大喜び、、、
国民に未来を見せる。これがどれだけ重要なことか、おそらく日本ではわかってないと思う。あるいは、見せるような未来が描けないのか?それとも、、、未来はないのか?うーむ、いろいろと社会の矛盾はあるものの、将来を信じて明るく進もうとするだけでも、マレーシアのほうが偉いなあ、、思う。すくなくとも将来は明るいと思えるもの。
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