昔は「マンガを読むとバカになる」といわれ、今は「ゲームをするとバカになる」と言われることが多いです。ただ、マンガを読んだりゲームをしたりするとバカになるわけではない。でも、どうして、こう言われるのか?何でそうなるのかきちんと大人は説明できないのか?
頭ごなしにマンガがダメ、ゲームがダメ、、じゃあ納得できない。私は誰からも何故マンガがダメでゲームがダメなのか子供の頃きちんと説明を受けたことがなかった気がします。でも、今なら言える、、
思考力というのは「考え」ないと育たない。考える練習をして初めて徐々に育っていくもので筋肉とかと一緒。ところが、マンガやゲームは「考える」時間を奪ってしまう。ちょっとした時間というのは、いろんなことを「考える」練習時間なんだけど、それが、今やゲームをする時間となってしまった。
ランニングの練習をしないで、マラソンに出て良い成績をあげろ!なんて無理。地道な努力があってこそ、きちんと成績がでるのだけど、、、、思考力については思考の練習もしないで、も、いいような風潮がある。
だから、何も考えてない、いろんな短絡的な発想が幅を利かせているけれど、、それは、、本人の為にもならないし、社会の為にもならないし、何のためにもならない。思考力というと、こまかいバーチャル座禅で鍛えるようなもの、、ぐらいに考えてゲームとかマンガとかウエブから遠ざからないと、、時間つぶしが人生を潰してしまう。
今、本当に思考力が失われてきてるなあとつくづく思う。
それは、「マンガがダメ」「ゲームがダメ」とだけいって、じゃあ何がダメなのかきちんと理論的に説明できなかった大人の責任でもあるんだけど。
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