The Redang Telegraph

2018年02月08日

Malaysia National Recreational Scuba Diving Council (NDC) (1) マレーシアスクーバダイビング協議会

Attending "Malaysia National Recreational Scuba Diving Council" (NDC) roadshow @ Kuantan.

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日本ではスクーバダイビングの団体というと、おもなものは下の3つ。
1)Cカード協議会:「最低指導基準の採択と普及」を目的にカードを発行する指導団体の組織(12社)
2)スクーバダイビング事業協同組合:「ダイビング用品販売とダイビングサービスの組合」でダイビングショップや機材販売店が単位となっている組織(日本全国と海外のショップ154店)
3)日本レジャーダイビング協会:「ダイビング産業の振興とダイビング事故防止、保護者保護を行う」ことを目的とした社団法人で正会員は13社。ガルといったメーカー、ダイビング月刊誌、環境保護NPO、それにCカード評議会といった団体で、いわゆる業界団体。

それではマレーシアでは?残念ながら、ほとんど手つかず状態。ダイビング産業がバラバラでまとまった状態にあるとはとうてい思えません。

ダイビングに関する統計とか、マレーシアにダイバーは何人いるの?外国からマレーシアに毎年どれぐらいダイビングに来ているの?マレーシアではどのぐらい新しいダイバーが生まれているか?、、統計資料がない。
海難事故の情報共有とかもありません。何故って?誰もそんなのが重要とは思わずにいるし、自分の売り上げさえ上がればいいのです。

そこらへんがマレーシアの遅れたところ。今や東南アジアのダイビングシーンを代表するフィリピンのほうが後発なのにマレーシアより進んでる。観光に関しても隣国タイに圧倒的に抜かれているし、じゃあ工業化?商業化?といえば、シンガポールの後塵を拝することおびただしい。何をとってもイニシアティブが取れないマレーシア。アセアンの「おっとり兄さん、、抜けまくり」です。とほほ。機敏な弟たちにグイグイ抜かされていく一方。

それでも、サイエドさんの主催する、マレーシアナショナルスクーバダイビングカウンシル(NDC)は、上の日本の3)にあたる団体で所轄は観光文化省となっています(たぶん)。まだまだ認知は低く(私自身が良く分かっている訳ではないという事実)、ホームページもないし、ショップや団体の「自分のところだけ儲ければいい」的な業界の低レベル意識の向上に立ち向かっています。

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そして啓蒙を兼ねた全国ツアーで我が町クアンタンにもやってきました。
がんばれ。

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