One post has two advertisement. each has "Ramadhan" and "Ramadan". Different is Bahasa and English.
ひとつの電柱に広告が2つ。ひとつは「イフタールはうちに食べに来てね」というレストランのもので、もうひとつは「イフタールはおうちで作りましょう」というスーパーマーケットのもの。季節柄、いいですね、、ある時は食べに行き、あるときは自作するということでどうでしょう。
気になったのは同じラマダーンの文字が違うこと。上のレストランのRamadhanはたぶんマレー語表記だと思う。きれいなカリグラフィでいいなあ。マレーシア以外にもパキスタンでも、アラビア文字のドゥドを dh でアルファベット表記することが多いです。パキスタン人の友人にまさしくラマダーンさんがいて、名刺にある文字はこのつづりどおり。マレーシアのイスラームはペルシャ・インド亜大陸文化を濃厚に引き継いでたりするから、きっとこうなったんだと思う。
でもって、スーパーマーケットのほうのRamadan。これは世界中で一般的な表記で「英語化されたラマダーン」といってもいいと思う。アラビア圏でもっともふつうに見かけるアルファベット表記です。
だから?いや、だからどおってことないです。ラマダーンのようにポピュラーな言葉も、マレー語表記と英語表記が乱立するようになったんだねえ、、、というぐらいです。どっちが好きかは人それぞれということで。
日本におけるイスラーム用語は変遷の歴史がほとんどなく、ほぼアラビア語表記や発音を正確(か正確に近く)使うことが多いので、アラビアから日本への直輸入型。マレーシアみたいに歴史があるところは、アラビアからペルシャを通ってインドまで来て、そこからインドネシアを通じてマレーシアまできたんだね、、という深みを感じます。
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2018年06月07日
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