The Redang Telegraph

2018年06月09日

Hari Raya movie clips 2018 マレーシアの大手企業ならどこも広告の「ハリラヤ(祭日)」バージョンを作る。この広告の優劣を競うのがここ数年のトレンドになっているからどの会社も映像に手を抜かないし、クオリティ高すぎ。

Hari Raya version of commercial movie clips. it was a happy trend to make hi-quality clips.



日本でもお正月バージョンのコマーシャルはあるけど、あれはなんだか晴れ着をきておめでとう、、って言ってるだけだったという気がする。
それに引き換え、異常に盛り上がるマレーシアのハリラヤCMはドラマ性が強くて、泣けたり、笑ったり、短い広告時間にどれだけのクオリティを詰め込むかで勝負がわかれます。

え?勝負?広告に勝負などあるの?とか思っている人は甘い。熾烈なハリラヤ広告には国民が注目しているから、今年はどの広告が一番良かったかという評価だってきっちりされてる。すでに、Iklan Raya 2018のトップテン!というYouTubeだってでてる。

私は、毎年クオリティが高くて、シンプルで直球勝負なペトロナスのCMが好き。でも、今年はTN、、マレーシア電力の勝ちだという声も高い。
これは、これでとっても楽しい。私は楽しいのが好き。



でも、ドラマ性を追求するあまり、暗い内容のCMも多いです。携帯電話2位セルコムのCMは、、、内容深すぎ。継母にいじめられていると思った女の子が、ハリラヤの日に、手紙の住所を頼りに会ったことのない祖父母の家に行くというもの、、ちょっと泣ける。



ケンタッキー・フライド・チキンのCMもドラマ性が強すぎ。屈折した兄弟愛に葛藤する家族、、せっかくおめでたい日なんだから、明るくいこうよ、、、とうてい普通の人がイメージするKFCとは程遠い深い内容。



これは今年のじゃなくて2016年のマレーシアエアのCM。とっても可愛いし、しかもマレーシアエアというのもちゃっかり宣伝してるし(他はまーったくムービーの中にその会社性がでてないから、会社名を変えても使える)、クオリティの高さもとっても良い。



マレーシア電電公社、、マレーシアテレコムはこちら。ちょっと異色でいい味だしてる。



、、しかし、総じて暗い内容がおおいのは、楽しいお祭りの日!ということを忘れすぎ。監獄から出所した家族を迎えるハリラヤの日、少年は犯罪者だった父親の帰還を素直に喜べない、、というCMもあったけど、、、おいおい、いいけど、ドラマ性だけを追求しすぎ!泣。

おそらく映像制作会社がハリラヤ用の広告映像を作っていて、それを各社が買ってるんだと思う。内容と会社性が全然一致してないし、ドラマの中に会社名が一度もでてこないのがほとんど。それを広報担当者が「おめでとうばかりじゃなくて、社会性あるドラマって渋いよな」とか好みで選んでしまった結果。どこも「おめでとうばかりじゃ、つまらない」と思ったおかげで、どこも暗いのばかり!なんでそうなる!

私が見た中で唯一の自社主導の映像制作と思しきものはマレーシアエアだけ。さすがマレーシアエアはこういう映像ものでは他の追随を許しません。

まあいいや、どこもがんばれ。イード、おめでとうございます。

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