おそらくマレーシアで見る、一番最後の映画となるだろう、、ジュラシックワールドの新しい版。
まずは、チケットを買って、、お値段は換算すると250円ぐらい。
、、ふと気がついた。他に誰もいないチケット売り場。そう、田舎町クアンタンといえど、半島東海岸最大の都市(都市といえれば)。最近も新しいショッピングモールができ、そこにはきれいな映画館がある。時間は田舎町も都会と変わらず流れ、昔のショッピングモールはすぐに寂れ、新しいショッピングモールに人が集まる。。。ということで、私のアパートの目の前の、時代を感じさせる古びたショッピングモールの映画館は人気がない。この場合、「ひとけがない」と読んでも「にんきがない」と読んでも全く一緒。好きなほうでいいです。
なんか、広告トレーラーをいっぱい見たからすっかり見た気になっているジュラシックワールド。ふつうに面白かった。
でも、最初にマイケルクライトンの小説「ジュラシックパーク」を読んだときの鳥肌が立つような興奮は、、もう、遠い過去。小説はすごかった。映画は、小説をはしょりすぎて、小説の興奮はなかったけど、小説ではいまひとつイメージできなかったところが、すんなり入ったりして、それはそれでよかった。
しかし、そっから、、劣化がはじまり、、、いまでは、ただのエンターテイメント。
なんか、鳥肌が立つようなところはないです。
おっと、昔は良かった的なことは老害の一歩。昔が良かったというときはよっぽど再考しないと、ただの老人の繰言になるのだけど、やっぱりどう考えても、そういう気がする。ま、いっか。映画は映画で小説とは違って楽しめばいいのだし、ジュラシックワールドはジュラシックパークと違っうものと思えば、それはそれでいいか。。。を割り切りたい。でも、映画にはしつこく昔の作品のオマージュみたいなのがでてくるし、作る側も割り切って新作にしてしまえばいいのに。
ええい!
まあ、いいや。映画館はPCのモニターにはない味わいがあるし、音響もいい。後ろのカップルがずっとしゃべり続けるのも、まあ、映画館ならではのアクセント。気にしてはいけません。後ろのカップルの携帯電話が鳴り響き、あわててスイッチを切るかと思いきや、そのまま応答して、電話の会話を楽しむというのも、映画館ならでは、、、?うーん、「マレーシアの映画館」それも我が田舎町ならではの風情ですね。まあ、それも風情の二文字で乗り切りましょう、DVDとは違うのです。
ポップコーンはおいしかった!
●