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2018年06月28日

Family name in Islam イスラームにおける姓!イスラームに姓は無いといえば無いけど、あるといえば有る。じゃあなきゃ、サウジアラビア=サウド家のアラビアのサウド家という姓はどっからきたのかと言う話になってしまう。

Family name in Islam. Basically no family name, but how do I understand "Saudi" Arabia ? Familyname is "Al-Saud".

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大正時代に立てられ、今はもう取り壊されてしまった昔の代々木上原にあった東京モスク。今は再建されて東京ジャーミーって呼ばれているけど、私は東京モスク(大正時代の方)を良く知っている最後の世代です。家に東京モスクのポジがいっぱいあったのをこの間みつけました。
たしか、ホテルニュージャパン火災以降厳しくなった消防法に、大正時代のモスクが対応できなくなって閉鎖されたと記憶してます。

まあ、さっきのブログエントリーで日本の姓について書いたので、イスラームの姓について。

<大原則>
イスラームには姓はありません。個人名+父親名+(父の)祖父名の3つをつなげるもので、日本では三代名とも表記されます。これで大体本人が特定されますが、たまに、三代ともムハンマドというつわものがいて、もう一個追加、曽祖父の名をつなげて四代名にしているケースもあります。私がエジプトに住んでいる時はまだ大昔で、「電話帳」なるものが普通にあって、名前を見るのが面白かったけど四代ともムハンマドという超つわものもいました。
アラビア語では、三代の間に「ーの息子」という意味のイブン、あるいはブン、あるいはビンという単語を付け加えるのが正式です。が、エジプトはおもいっきり省いてた、、逆にマレーシアではおもいっきり、ビン、、を加えてる。

<女性のケース>
もちろん、イスラームの命名に男女差はありません。女性も、個人名+父親名+(父の)祖父名です。個人名の後が母親名とかにはなりません。だから、女の子が生まれると父親が、、、孫が自分の名前を祖父欄に引き継げないのを悲しむ、、ということがおこります(私はそういう例を知ってる)。
でもって、結婚しても名前は変わりません。これは厳格です。
つまり、「人は出生を偽ってはならない」というのがハディースにあって、生まれてから死ぬまで、父親名+祖父名はついてまわるし、もし後で言うように家名があれば、それもついてまわります。出生を偽ってはならないというのは、こういう血族の証明みたいなものを結婚とともに切り離してはならないという教えで、結婚によって改姓し旧姓ロンダリングになってはならないということです。

<養子の禁止>
「人は出生を偽ってはならない」というハディースから、養子によって養父の名を父親名に変更すること、養父の家系を名乗ることも禁止されています。というか、養子自体が禁止です。それで里親制度というものが養子制度にかわるものとして機能しています。子供にとって血縁的に父親は父親。両親が離婚しようが、なにがあるが、不変です。養子によって誰かが新しく父親になるということがありません。このハディースは聖クルアーンに出典があるはずですが、忘れてしまいました。預言者ムハンマドには男子がなく、養子をもっていたのですが、啓示があり養子を破棄し里子としました(だからといって生活に変化があるわけじゃないけど)。

記憶はたしかじゃないけど、サハーバの時代か汎イスラーム主義の時代に「ムハンマド・アブーフ」という著名人がいて、彼は父親がよくわからないため「アブーフ(彼の父親)」の息子と呼ばれてました。

<部族名と家名>
原則として三代名なら、イスラームで有名なサウジでは何故?ほぼ全員姓があるのか?
預言者ムハンマドでいうと、「個人名ムハンマド+父親アブドッラ+祖父アブドルムッタリブ+家名ハーシム+部族クライシュ」が正式名です。ふー、長い。でもって、家名と部族名はきっと日本でいうと姓なんでしょう。クライシュ族の中にも長男系、次男系、、その他いろんな系があって、ありがちなムハンマドではわからないから、ハーシム家と名乗ります。姓というより屋号のほうが近いかもしれない。ちなみに、このハーシム家はその後、代々メッカのシャリーフとしてメッカを治めていたのですが、第一次世界大戦時のアラブ革命のとき急速に領土をアラブ国と名乗るまで拡大。その後、あっというまに縮小するのですが、たった一つだけ、分家がヨルダン王家として残り、いまでも、ヨルダンは「ヨルダン・ハシミテ王国」(ハーシム家のヨルダン)。

まあ、便宜上つけた屋号というか家名や所属する部族名がそのまま西洋式に姓として取り扱われたことになります。エジプトは基本三代名のもっとも通用する国ですが、それでも昔の大統領だったサダトのように姓を持つひとが多少の割合でいます。それに、エジプト時代のアラビア語先生はヒガージーさんで、今のサウジのヒジャーズ地方からの移民の子孫だったようです。引っ越してきた人をもともとの出身地で呼ぶうちに姓となった人ですね。

「ほら、あの人ムハンマドさんだよ」
「え?どこのムハンマドさんだよ、父親は誰だよ」
「知らない、だってこないだヒジャーズから引っ越してきたんだもん」
「ほう、ヒジャーズから来たムハンマドか、それなら知ってる」
以降、、ムハンマド・アルヒジャージィーと呼ばれるようになった(ほぼ実話)

<まとめ>
、、ということで、イスラームでは三代名が基本。姓にあたる屋号、系統、部族、出身地をつけたい人たちは三代の後につけるのが基本。とはいえ、長々として不便なので、途中でぶっちぎって個人名+姓にあたるところ、、で簡潔にしている人も多い。そういうことで姓があるのかないのかは、微妙。
ただし、一旦つけられた名前は、死ぬまで変わりません。特に父親名や血族を変えたりするとイスラーム的にも超問題。ましてや、結婚の際に変わるとか、ありえない。

<考察>
イスラーム的名前は、個人名、父、祖父、そして、あれば、祖先(家名)、そして部族と血統を追っていきます。
もし、日本の保守とかみたいに結婚したら夫婦は同姓だ!とか言ったとしたら、「おまえは血族を否定する共産主義者か!自分の父親、祖父を尊敬しないのか!」と怒鳴り込まれそうです。保守なら当然血統重視でしょ?祖先への尊敬の念だってあるはずでしょ?まあ、日本の保守とか右翼というのは「国家社会主義」で社会主義者のこと。あたらずとも遠からずか。


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