The Redang Telegraph

2018年11月25日

88 mosques of pilgrimage by motorcycle モスク八十八か所巡り 5番札所 日向モスク。とりあえず、「こんな山奥に何故モスクが?賞」を贈ります。生まれて初めて「自動ドア」のあるモスクをみた。

Taqwa Masjid Chiba Markaz (Hyuga Mosque) at Sanmu City, Chiba

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日向モスク、、、ぜんぜん名前を聞いたことがありませんでした。しかも、千葉なのになぜ日向?というぐらい馴染がないうえに、所在しているのは山武市というところで、読みもわからず、これで「さんむ」と読むとは?ぜんぜん思わなかった。ちなみに日向が最寄りの駅の名前です(それほど近くもないけど)。モスク名を地名で表す場合、都市名でなく最寄りの駅名で表記するのが一般的。

あまりの馴染の無さに、山武市をWikiで見ると、、(以下引用)

2006年(平成18年)3月27日に成東町・山武町・蓮沼村・松尾町の4町村が合併して誕生した。
旧成東町:商業施設が立ち並び東金市まで続く都市である
旧蓮沼村:九十九里海岸や蓮沼ウォーターガーデンがあり観光業につながっている。
旧山武町:日向駅があるが、住宅地の売れ行きが悪かったため地価が安い。
旧松尾町:旭市や横芝光町へ続く国道126号がある。

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人口5万人の都市ですが、いいかげんなWikiといえども、あまりに情けない書きようではないか、、日向、、住宅地の売れ行きが悪かった、、のが町の特徴らしいです。可哀相にもほどがある。

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、、たしかに、人が来るにはひと苦労な場所です。近隣に商店はみあたらず、バス停があるぐらい。言い方をかえれば、自然に恵まれた森の町です、、たぶん。なんで、こんなところまで来てしまったという思いと、寒風吹きすさぶモスクに人なんていそうにない(閉鎖されてるんじゃないかと最初は思った)、、と思いきや、、礼拝の時間外れなのに人影が、、

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みんな寒そうな恰好。私も極寒に備えた格好。さすが森の中はモスクの中まで寒いです。でも、いままでいろんなモスクをみたけど、「自動ドア」があるのはここだけ。これは特筆すべき。もともとあった建物を改造してモスクを作った際、自動ドアはそのまま残ったという感じですが、あると便利。ナイスです。ウドゥはちゃんとお湯もでます。居心地は割といいです。

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人影は地元の常連さんと、インドやアフリカからのタブリーグの人達でした。タブリーグとはざっくり「気合入れ団」。地元のムスリムでマンネリ化しそうなところへ、外国から気概に溢れた人達がイスラムの喝を入れ(新鮮さを吹き込むという言い方もできる)に来て、次のところに移動、そして喝、そして移動、そして喝、、モスクからモスクに喝を入れるボランティアの人達です。ジンバブエから来られている人もいて、昔、私が観光に行ったことがあるのでちょっとジンバブエの話で盛り上がりました。

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礼拝の時間で、思ったよりも多い人影。こんな山奥でも人が集まるものなんですね、みんな車。もちろん田舎は車がないと生活できませんし、こんな山奥では必須というべき。お祈りが終わってもタブリーグの話を聞くために残る人もいて、いい感じに車座ができてました。

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お役たち情報:日向駅からは歩ける距離じゃないのでぜひ車でいらしてください。駐車場は完備だし、そこらへんに止めることもできます。道路はスカスカです。渋滞などありません。だいたい、群馬県のモスクに行く時は東北道など東京から北上する高速道路は渋滞だらけ、でも京葉道はそうでもないです。自宅から一ノ割に行くのに3時間かかったのですが、自宅から日向までは距離は倍なのに、時間は半分でした。

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ちなみに、何かのモスク案内に、日向モスクには霊園が併設しているとも読める書き方をしているところがありますが、墓地はありませんし、墓地運営もしていません。ふつうに素でモスクだけです。それに近隣では酒々井アウトレットにハラールのレストランがあるそうです。

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