The Redang Telegraph

2018年12月02日

88 mosques of pilgrimage by motorcycle モスク八十八か所巡り 9番札所(中)友愛インターナショナル。えーっと、私は教育システムには厳しいよ、だって、子供たちが不利になるような教育システムだったら可哀相でしょ。

International standard for education system

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こちらがYuai International Islamic SchoolのHP
http://yuaischool.com/ja/curriculum/
教育システムはケンブリッジ式って書いてある。

こちらが、小山のInternational School of Cordoba Japan、やっぱりケンブリッジ式だね。

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でもって、こちらが大塚モスク付属小学校。やはりケンブリッジ式がいいらしい。

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なぜ、こういう学力認定試験方式にこだわるかというと、そもそもイギリスはこれが一般的は進級方式といえるからです。たとえば、イギリス人に「この国のビザを取るので、学校の卒業証明書を持ってきてください」と言ったことは数限りなくあります。最初は履歴書と違う卒業証明書?なにこれ?とわからなかった、なぜって、学校の卒業証明書がなくて、ギルトホールの証明書を持ってくるだけ。え?いや、履歴書にある、この学校の卒業証明書だよ、、って言っても、「そんなもんない」。
そう、イギリスの中等教育ぐらいまでは、世界史で同業組合として名前を耳にする「ギルト」が、学校卒業資格を証明しています。いやはや、卒業証明というより、卒業資格という資格なんだよ。だから、中等教育レベルだと、私立のいいところ以外、どことこの学校を卒業したというのは、はっきりいって関係無くて、統一卒業資格を持っているかどうかだけが、問題となる。つまり、学校は資格取得のための塾みたいなもの。

なんで、学校は?どうでもいいの?そう、どうでもっていい。問題になっているのはどういうカリキュラムを実施して、どういう学力認定がされるかということです。学校名はどうでもよくて本人の成績が問われるというもの。日本だと学校名が問われて、学力が問われることは少ない。

どうしてこういうシステムになったかというと、陽が沈むことなき大英帝国から外国に赴任する官吏が、上司に向かって

官「えーっと、家族帯同なんだけど、向こうで子供は学校に入れる?」
上「まあ、なんだな。学校なんてない。一面のサバンナと原住民の学校が少々」
官「私はエリート官僚なんだから、子供の教育にはうるさいです。学校がないなら赴任は無理」
上「まあまあ、エリートで秀才のあなただからこそ、サバンナの国で頑張ってほしい。学校がないなら、家庭教師を連れて行ってもいいよ」
官「うーむ、じゃあ、勉強はともかく、子供が大きくなったらオックスフォード大学に入れたいんだけど、就学証明はどうなるの」
上「ああ、それなら、家庭教師に学力認定試験相当の勉強をさせて、英国に戻った時に試験をうけて合格すれば、オーケーじゃない?」
官「まあ、そうでしょうねえ」

、、ということで、世界の果てまで行く英国官吏、商人は家庭教師を伴って赴任。似たようなところで、米国は開拓時代、それはもう隣家まで何十キロも離れたところに住んで学校なんてとんでもないところ、でも、子供の勉強はやらねばならない、、ということで、似たようなシステムが発達(まあ、米国はもともと英国の植民地だし)。
今は?もちろん、アメリカやカナダという広大な国では、学校教育の恩恵を浴びれない僻地の人達は、この学力認定試験だけが頼りです。親に勉強を教えてもらいながら頑張る。

それで、学力認定試験合格資格というのは、現在までも外国では非常に一般的な卒業証明だし、日本でも学力認定試験で合格すれば、日本政府もちゃんと卒業相当とみとめてくれるとういう話。

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