The Redang Telegraph

2018年12月29日

Voluntary Service @ Ikebukuro 大塚モスクによる炊き出しボランティア。寒い夜なのに、なぜこんなに一杯の人が?いろいろと考えさせられます。

Providing supper for in-need @ Higashi Ikebukuro Chuo Park, Tokyo

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いろいろとあった12月。
後半には、大塚モスクが「必要とされる人々」に食事を提供するボランティアに参加しました。とりあえず、準備があるというので早目に大塚モスクに行って、、

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でも、既に準備は済んでたみたいなので、モスクの事務所でいろいろと時間を潰して、、(潰すというより、あっという間に時間が経った)、
そうこうしているうちに陽は暮れ、ボランティア活動の場である東池袋中央公園に移動しました。

行ってみると、大塚モスクメンバーばかりでなく、他団体も。
そう、、TENOHASHI(てのはし)グループです。

私は、NPO てのはしさんの活動は随分昔から知ってます。まだ、サウジに居た頃、、だからざっくり10年ぐらい前だったと思いますが、ホームレス支援の検索をしているうちに、東池袋中央公園で炊き出しボランティアをやっている方のブログに行き当たりました。
この方は「てのはし」さんか「もやい」さんに属されていたと記憶しているのですが、うーむ、記憶があやふやですが、この時のブログを、今見つけることができませんでした。
とっても長文で、読み応えあり。ブログ主の活動にかける意気込みも感じられたし、単にボランティアといっても、なかなか大変なことや、逆に大変だと思われているけれど容易なこととか、ホームレス支援に直接携わった人でなければとうていわからないいろんな情報が満載されていて、それまで私がもっていたホームレス観がみごとに覆されたものでした。

たしか、その翌年ぐらいに(はっきりいって年はいい加減、、全然覚えてないや)、もやいさんで事務局長をされていた湯浅さんが村長となった「年越し派遣村」ができて大きく報道されたとき、「おお!知ってる、、この名前知ってる!」とか思ったものです。

ともあれ、初めて知った時から行動に移すまで10年かかった、、というのはあったものの、炊き出しボランティアに参加できてよかった。

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公園や配食を受ける人達の仕切りとか、テント設営とか、主催者的なことはてのはしさんがやられ、大塚モスク側は食事の提供と配膳を担当。なんといっても、金額的にも人手的にも炊き出しは食事がメインですので、この日は大塚モスク総動員的な様相。ボランティア慣れして陣容の厚い組織のてのはしさん(この日、北海道からもボランティアに駆け付けた人がいるって聞いた、、)にいろいろと手助けしてもらうところも多そうです。

私はカレーをお玉で掬って注ぐ、、という役割でしたが、カレーが重い。何十回を注いでいると腕が上がらなくなってくる、、、ので、別の人に交代。それにしても、食事を待つものすごい長蛇の列。なぜ、これほどまでの人がいるのか?よくわかりませんが、まあ、いいでしょう。ホームレスの人という話でしたが、ステレオタイプに見えるホームレスの人なんで全然いません。

ふつーーーの、人達です。少なくとも見た目はそこらへん歩いている人とか、ボランティアで配膳している人達となんの違いもありません。
友達が「そういえば、昼間ホームレスの人達ってどこにいるかわからないけど、何処にいるんだろうね」といってましたが、いえいえ、何処にいる?というか、普通にその辺にいるのです。ただ、見た目にホームレスでイメージする姿と違って、そこらへんの普通の見た目なので、まさかその人がホームレスさんなの?という人がすぐ隣にいたりするのです。

最近は「見える化」という言葉を良く聞きますが、ホームレスに限ると「見えない化」がどんどん進んでいき、ホームレスと言われないかぎり、ホームレスとはわからないはず。これは、、良いのでしょうか?良くないのでしょうか?見えない化がすすみ、「ホームレスは一掃された。もう、ホームレスなどいないんだ」と誰かが宣言したら(その可能性はものすごくある)、本当に困っているホームレスへの援助の手は無くなりかねません。とはいえ、ステレオタイプのホームレスの恰好をする必要などないし、そんな「見える化」など誰も望まないのであれば、ホームレス問題は、皮を一枚めくったその下にあるところを議論するステージにあるのでしょう。

問題は、見え無くなれば、無いものだ。。。。と、いうのではない!という社会認識でしょう。。。が、「見えないものは無いものなのだ」という発想が国民の9割9分でしょうから、複雑な思いです。

公園からほんの50mぐらい離れれば、華やかなクリスマスムード。

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大切なことは目に見えない、、という星の王子様のきつねの話を思い出しました。
これがわかるには、私と同じようにボランティアに一度参加するのが本当に必要なんだと思いました。。これもまた難しい話ですが。

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