Hiroo Mosque or Arab Islamic Institute or Tokyo school of Imam University
これまでのモスク名の命名法にしたがって、広尾モスクと呼びましょう。でも、一般的にはアラブイスラーム学院の方が知られているのが、ここです。
距離的には南北線や大江戸線の麻布十番駅からだって、広尾駅からとそんなに差がないのに、なぜ広尾かというと、もちろんそれは日比谷線の方が断然歴史があって、モスク開設当初はみんな広尾から来てたから。麻布十番駅なんてついこないだ開業したばかりじゃないか。
私が知っているかぎり、たしか、初台のマンションから出発したか、もともとあったサウジアラビア大使公邸から出発したか、どちらかです。うーむ、もう25年ぐらい前だもん、どっちが先か忘れてしまった。でも、まだ覚えている人は多いと思う。ともあれ、新宿の初台(あるいは参宮橋)にできたアラブイスラーム学院はもちろんモスクも併設してあって、このモスクに来る人達の違法路上駐車とかで、マンション住民や近隣住民ともめて撤退。でもって、サウジアラビア大使公邸モスク(つまり今の広尾モスクの前身)は、これまた旧東京モスクと一緒で古色蒼然とした建物。もちろん民家形式なので、モスクと言っても、居間にあたるところ、食堂にあたるところ、、にカーペットをひいて礼拝した記憶があります。狭かったので屋外にも簡易な屋根と絨毯をひいてました、、今では再建されて往時の陰はありません。よかった。アルハムドリッラ。
今の広尾モスクは美しい。まだ築浅らしいです。
たてものはこんな感じ、、模型があるといいですね。
手前が崖のようになってます。いや、崖です。崖の下は墓地、、
建物の敷地は崖があったりして区画整理されてないので変な形だし、高低差もすごい。地下2階地上3階か4階あります。窓の外は東京タワー
最寄りの駅の名をとって広尾モスクと呼びましたが、地番的には「元麻布」です。日本には100余りのモスクがありますが、「元麻布」という地名の与えるインパクトの大きさに勝る場所はありません。東京都港区元麻布!というだけで、へへーー、参りました、、というギガトン級インパクト。地名的にはキングオブ日本のモスク。
しかーし、白金にしろ、麻布にしろ、名前のバリューは大層なものがあるが、交通機関的には陸の孤島。大江戸線が通ってなんぼかましになった白金とちがって、このあたりは陸の孤島で、「住宅街の聖地」が守られた理由はじつは孤島的ガラパゴスだったせいに違いありません。それにキツイ高低差。じゃなかったら、ここらへんも再開発で跡形もなかったはずです。
敷地は広さと、高低差を利用して地上地下合わせて6階ほどあるので、学校としても、モスクとしても十分なスペースはあります。建物の設備の充実さは日本のモスクの頂点に立つといっても過言はありません。私は設備、、というとトイレの充実さで判断しているのですが、清潔度や広さ、新しさ、シャワートイレ、足洗い場、それが各階にあって申し分なし。さすが、サウジアラビア政府の肝いりで作られた建物。理想の実現と言ってもいいかもしれない。
地下2階にはサウジ文化館(ミュージアム)まであって、すごいです。
サウジアラビア国立イマーム大学東京分校!
サウジアラビア外交団用地、、いろんな特権でまもられたうえ、隣が中国大使館なので、尋常じゃないほどお巡りさんがそこら辺中にいます。
お役たち情報?もちろん、交通の不便さです。私はバイクですから車も同じですが、このへんは大きな敷地がわりと多いので、GPSに住所を入力しても、「入口がない敷地のどこか」に連れてこられて、、??? 入口を探すも、道は狭いうえに分かりずらい、袋小路多数、さらに一方通行が多く、高低差があって道路はもはや波打ってる。日本中でこれほど道路事情が悪い所も珍しい。さらに雲霞のごときお巡りさんに交通違反を見とがめられます(経験者は語る)。お巡りさんがずらっといる山中のきついアップダウンのワインディングだと思ってください。こんな道、誰がまともに走れるというのか?日本のどんな田舎よりも、道路が意地悪です。これが元麻布の実情です。
そういうことで、来るのは「地下鉄利用」の一択です。知ってる人は駅から歩いていきましょう。初めての人は、「タクシー」がいいと思う(だが、タクシーの運転手泣かせかも)。駅から住所を入力してナビしてもらうのじゃなくて、ちゃんとアラブイスラーム学院のHPから行先案内にしないと上に書いたように住所的には間違いはないが、建物の姿も入口も見えない崖の下とかにつれてこられて途方にくれることになります(それは私)。HPにはそこらへんがわかっているから、駅からの道案内で曲がり角情報とか細かく書いてあるので必見です。
あだおろそかに、住所だけを頼りにしないこと。わかんなかったら中国大使館までストレートに行って、そこらへんのお巡りさんに訊く。
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2018年12月30日
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