The Redang Telegraph

2018年12月31日

UN World Arabic Language Day 国連「世界アラビア語の日」、、というのがあったのは知らなかった。それにしても、この詩。なんか泣ける。

UN (Unesco) World Arabic Language Day on 18th December,, every year.

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ユネスコの「世界アラビア語の日」は、アラビア語が国連公用語になった12月18日です。
アラビア語に尊敬を、そしてアラビア語を母語とする人達に自信を与え、、世界中の人達にマルチリンガルを啓蒙する試みです。
ユネスコのHPはこちら。

https://en.unesco.org/commemorations/worldarabiclanguageday

アラビア語が国連公用語になったのは、1973年のこと。そして、世界アラビア語の日が祝われるようになったのは2012年からです。
なぜか?もちろん、アラブ世界をめぐる激動の時を迎え、悲しい出来事が多くあり、アラブ社会が自信を失ったことと無関係ではないでしょう。ところで、私はぜんぜんこんな日があるとは知りませんでしたが、訪問したアラブイスラーム学院で

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何気なく手にとったパンフレット、、

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そして、かなりインパクトの強い詩、、

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「どうか咎めないでください」
、、どうしてこんなことになるのだろう。例えば難民としてアラブ社会からヨーロッパに移った人達への言葉、、
、、たとえば、アラブをテロリストと安易に結びつける反知性主義の蔓延、、

日本も、まるでジョークのようにテロを語る人達がいますが、かれらが人をどんなに傷つけているのか、かれらの衰えた感受性ではわからないでしょう。そして、アラビア語の聖典をもつムスリムにとっても、アラビア語への偏見はつらいのです。イスラームでは他言語よりもアラビア語の優越性が唱えられているのは、聖典の言語だからです。

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アラビア語の力強さは、話者の力強さに由来しています。わたしはこの言葉の習得にどれほどの年月をかけたことか、それが力を失ってしまっては、冗談ではすまされません。私のアイデンティティにかかわることです。がんばれアラビア語。

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