
ユネスコの「世界アラビア語の日」は、アラビア語が国連公用語になった12月18日です。
アラビア語に尊敬を、そしてアラビア語を母語とする人達に自信を与え、、世界中の人達にマルチリンガルを啓蒙する試みです。
ユネスコのHPはこちら。
https://en.unesco.org/commemorations/worldarabiclanguageday
アラビア語が国連公用語になったのは、1973年のこと。そして、世界アラビア語の日が祝われるようになったのは2012年からです。
なぜか?もちろん、アラブ世界をめぐる激動の時を迎え、悲しい出来事が多くあり、アラブ社会が自信を失ったことと無関係ではないでしょう。ところで、私はぜんぜんこんな日があるとは知りませんでしたが、訪問したアラブイスラーム学院で
何気なく手にとったパンフレット、、
そして、かなりインパクトの強い詩、、
「どうか咎めないでください」
、、どうしてこんなことになるのだろう。例えば難民としてアラブ社会からヨーロッパに移った人達への言葉、、
、、たとえば、アラブをテロリストと安易に結びつける反知性主義の蔓延、、
日本も、まるでジョークのようにテロを語る人達がいますが、かれらが人をどんなに傷つけているのか、かれらの衰えた感受性ではわからないでしょう。そして、アラビア語の聖典をもつムスリムにとっても、アラビア語への偏見はつらいのです。イスラームでは他言語よりもアラビア語の優越性が唱えられているのは、聖典の言語だからです。
アラビア語の力強さは、話者の力強さに由来しています。わたしはこの言葉の習得にどれほどの年月をかけたことか、それが力を失ってしまっては、冗談ではすまされません。私のアイデンティティにかかわることです。がんばれアラビア語。

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