
そもそもタイトルに偽りありで、今回は長距離バスで行ったのでバイクじゃないです。さすがに1月半ば、、積雪や氷結が怖くてバイクでは行けません。行きはよいよい、帰りは積雪だったらもっと悲惨だし。これまで、北陸というと?えーっと福井、石川、富山の3県の位置関係もかなり怪しいぐらい。しかも、金沢とは富山湾に面してる、、、と思ってたぐらいだし無知と言われてもしかたありません。

これまでモスクの立地としては「交通の要所」か「地域コミュニティ」に立脚してあると思ってたのですが??「地域コミュニティ系」とはいえ、ここは「大学隣接型」というか「(所有者の場所の意向もあって)なんとなく型」。
金沢といえば北陸の雄。この地域の中核都市だし、けっして小さい都市ではありませんが、モスクの所在地は、ひたすら都市の中心部から離れていて、交通の要所、、ではない。でもって、地域コミュニティ型か?と聞かれると、、うむむむ、、金沢大学のすぐ近くの「角間新地」というところなので、金沢大学に留学で来ているムスリムにとっては大層便利が良いと言えるのですが、他の人にとってはコミュニティとはいえず、ひたすら僻地。
金沢大学の留学生>>モスクに自転車で来ている。あんなに自転車ぎっしりのモスクは初めて見た。
その他の人達>>バス中心。車の駐車スペースは2台程度。路駐はあり。前庭のほとんどは自転車で埋まっている。
少子高齢化といわれる日本の、そのまた少子化の厳しい地方都市にあって、金沢大学から駅に向かうバス通りは、若い人で満員な若者ばかりの場所。学生街、、学生アパート、、金沢は学生の街かもしれない。

金曜日なのでいっぱいの人。おもにインドネシア系が多いように見受けられました。写真も一杯とったのですが、間違って消去してしまいこれだけしか残ってないのが残念。設備は足洗い場は機能的で良いけれど、2階の男性用ホールに向かう階段が狭い。入口の狭さも相まって帰りは靴を履く人達を待つ人の列が階段を覆いつくしてました。まあ、しかたない。ぎっしりの人ですからね。もうひとつ、金沢市内にモスクができるといいですね。そもそも、このモスクは富山モスクの別館的な扱いみたいだし、、

この日のイマームは留学生のお父さんという説明でしたが、、、ちょっと、たまたま近くにいた人達にいろいろと訊いてみました。
私「みなさんはインドネシアから来たのですが」
近くの人「そうです。集まった人達のほとんどは金沢大学に来ている留学生、残りは働いている人」
これまで見てきたモスクの9割は外国から日本に働きに来ている人達が中心でしたら、こういう留学生主体というのは珍しい。

私「みなさんも学生さん?」
近「いや、働いてます。留学生の人達とはあんまり交流はないです」
うーむ、同じインドネシア人とはいえ、留学生と労働者では差があるのかしらん?
私「今日は金曜日だけど、これからまた仕事?」
近「ううん、今日はやすみ」
私「そう?金曜が休みなの?」
近「いや、海が荒れてるから漁にいけないんだ」
北関東のモスクに来ている人達はほとんどが工場労働者。だから、出稼ぎの漁師さんというのは初めての出会い。
よく考えると、日本の漁業は既に外国からの労働者(というか技術研修生というか?)無しでは成り立ちません。美味しいサカナ料理を金沢で食べても、それは外国から来ている漁師さんの働き無くしては得られないものなんだ、、、
金沢モスクのお役たち情報:初めて行く人は、、往路はぜーったいタクシーがいいです、帰りはバスでもいいけど。町はずれでバスの便数が少なすぎ。目印は金沢大学だけど、その手前の路地に入ったところで、、、、うーむ、場所の説明はちょっと無理。GPSの助けが必要。
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