The Redang Telegraph

2019年02月12日

New Year, New Life (4) 個人を生きるということ。私の世代に私が居るわけじゃないし、私の階層(?)に私が居るわけじゃない。私は私。私はただの独立した個人なのだ、、なんだけど。

I am an individual and independent person.

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とても興味深いコメントをいただきました。
私の理解したまま、ざっくり言うと、「前の世代の無能なせいで、次の世代が迷惑する」というようなものです。
そのとおり。まったくもってそのとおりです。

でもね、もし私がそう言った人のいう「前の世代」に属していたとなると、さて、大雑把に「あんたのせいで、自分が迷惑している」ということになります。そんな?私はあなたに迷惑をかけたつもりはない、というかほとんど日本に住んでなかったのに???どうやって迷惑をかけるというのだ??なのですが、この話のミソは、<前の世代=あなたたち><次の世代=私たち>と、あいまいな「世代」とか「層」とかいうのにひっかけて、あなた個人とは誰も言ってない、あなた方と言ってるんだ、、ということにあります。

正直言うと、昔っから「前の世代」は無能ばかり。私の前の世代もそうだったし、その前の世代も、100年前の世代も、千年前の世代も、「前の世代はいつも醜悪な無能野郎」です。おかげさまで。もっというと、私の世代を無能呼ばわりする次の世代も、その次の世代からは低能呼ばわりされるのです。なんで、お前らがこんな世の中にしてくれたのか、、ってね。延々と歴史がある限り続くし、ある意味健全なんだと思います。そうでなきゃ進歩はないです。危ないのは、昔は良かった、、、という懐古主義の方です。



まあいいや、、

私は「世代論」に与しません。ああいう世代とか、ああいう時代、、というのは私には無縁です。バブルの頃に有名な会社に入社しましたが、なぜ私がその会社にやすやす入社できたかというと、会社が赤字をだして倒産寸前、会社は早期退職希望者を募ったところ、会社の将来に見切りをつけた人が大量に退職して、急激な人手不足で会社自体がもうまわらない状態におちいったからです。私が入社したのはこうして「猫の手もかりたい」状態なときにまんまとひっかかったということです。ですから、赤字は継続し、給料は信じがたいほど安い。これがバブルの時で、今の若い世代が「バブル世代はこの世を謳歌して」とか考え無しに思ってたりしますが、バブル時代でも倒産はあったし、経営不振で給料がでないようなところもあったし、経営者が生活苦から自死するということだって普通にあったのですが、そういうことを、、そもそも知らないようです。私のバブル時代といえば、、、結局私は生活できないので退職しました、いわゆるバブリーな生活なんてカケラもないし、周囲を見てもゴージャスな人なんているいなかった。会社の他にバイトを3つもかけもしていた同僚を知ってるし、同僚がコンビニで夜間バイトしているのにもばったり会ったし。それなのに、バブル世代で、ひとからげです。あんたたちの世代はバブルで良い目をみた、、といわれるわけです。先入観とステレオタイプというか一部を全体化した虚構の盲信。うへー、勘弁。

まあ、世代論なんてこんなもん。底は浅いし、個々なんて最初っから見てない。けれど、その世代論を個々にぶつけると、まあ、気持ちはわからなくもないけど、あちゃーー、痛いです。別に今の若い人だって「ゆとり世代」とか「なんとか世代」とかでまとまって、みんな同じ生活しているわけじゃないでしょ?正確にいうと、「前の世代」というのも世代論は個々を無視した妄想の産物です。私は与しません。

そいでもって、そもそも日本に住んでなかった人に「あんたらが日本を悪くした」とか、、言ってもしかたないのじゃない?


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