The Redang Telegraph

2019年03月20日

Bahasa Indonesia インドネシア語、、は全然わからないけど、わかることもある。それはアラビア語由来の言葉が少ないこと。少なくとも、マレーシア語よりかなり少ない、、ほんとうに!アラビア語の影響って受けてないなあ、、としみじみ思う。

Bahasa Indonesia, Bahasa Jawa, Bahasa Malay

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インドネシア語というのがもともとあったわけではないです。インドネシアは旧オランダ植民地。オランダが占領していたところがまとまって独立したわけですが、いろんな地方にはそれぞれの言葉が林立して、どこか一つの言葉に決定しようとしても、あちらを立てればこちらが立たない。けっきょく独立したときに大言語集団じゃないスマトラのリアウ州で使われているマレー語の方言を「インドネシア語」に設定しました。

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だいたい、スマトラ島とマレー半島は一つの「マレー海峡文化圏」で生活が似てるところも多いし、あんがいスマトラ島民にしてみれば、ジャワ島にあるジャカルタ中心のインドネシアよりマレーシアのほうが心情的に近い部分もありそう(想像)?実際、マレーシアとスマトラは人の往来も盛んだし、そもそも近い。特に北スマトラ、西スマトラ、アチェ、リアウぐらいだったら、マレーシアのほうが近い。

ちなみにこの辺はインドネシアで最初にイスラームを受け入れた地域で、インドネシアのイスラームの原点?的求心力があったのかもしれない。うーん、わからん。

リアウ州の言葉だから、インドネシア語がマレーシア語と似ているのは当然というか、なんでわざわざ?そんなインドネシアの外れの州の?って気がするけど、シンガポールやマレーシアといった英国海峡植民地との連帯を考えたから?ぐらいしか思いつきません。だからインドネシア語とマレーシア語が似ているのは人為的なこと、、というのが、正しい理解。インドネア語は、いわばほとんどのインドネシア国民にとっては(いまだもって)外国語同然の部分もあるようです。

ふーむ、なるほど。これで、インドネシア語がマレーシア語に似ている理由がわかった。もともと、そういう意図があったということか。

ただし、インドネシア語はマレーシア語に比べてはるかに外来語としてのアラビア語率が低いです。
私はインドネシア語もわからないし、マレーシア語もわからないけど、アラビア語はわかるので会話にチラチラでてくるアラビア語語彙はなんとなくわかります。しかし、マレーシア語では5%ぐらいあったアラビア語由来の言葉が、インドネシアでは、、、ほっとんどない!です。
せいぜい、モンキン(たぶん)ぐらい?曜日の言い方も、マレーシア語では完璧にアラビア語由来だったけど、インドネシア語ではちょっと違ったりします。なんと、、、

それどころか、ジャワ語、、。Wikiでは、書き文字としてのジャワ語は現在使われていません、、、とあるのに、ほら、カルティニビーチの露店のメニュー!いきなり、ブラーフミー系の「東南アジアありがち文字」が登場しているじゃないか、、

ちゃんと、まだ使っている人がいるらしい。てっきりインドネシア語のサンスクリット系フォントだと思って一生懸命ローマ字読みをトライしてました。マレーシアにはアルファベットの「アラビア語フォント」「タイ文字フォント」とかあるしね、その流れだとおもったのだけど、正真正銘のジャワ語らしい、、、、奥が深い、、、

ちなみに、ジャワ島のジャワ語とタイ南部のジャーウィは名前は一緒だけど、もう関係ないそうです(そもそも関係があったのかどうかもよくわからん)。どれも、これも、よーわからん、、ジャーウィーはアラビア文字、、ジャワ語はタイとかと同じブラーフミー系文字。その昔は、ジャワ語もアラビア語、、つまりジャーウィーで書かれたこともあるみたいだけど、、、、。

どうも、さいしょにこの地に文字が伝わった時、最初にアラビア文字化があったのだけど、インドからブラーフミー系文字が導入されてアラビア文字が駆逐されてしまった。でもって、そのあとにアルファベットがやってきたという順序らしいです。なんとなく、アラビア文字が後かと思ってたのだけど、そうではないらしい。ここらへんも、マレーシア語との大きな違いでしょうね。

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