ジュパラの三聖女のトップは、カリニャマト女王(という読み方でいいのかな?)。
お墓詣りは、ジィヤーラと呼ばれ、当地ではハッジに次ぐ地位の巡礼地となっています。
ジュパラの市内から2キロほど南にお墓があって、バスでお詣りに来ている人たちもいる。
こちらが、その一団だと思うけど、写真好き。。
じつは、この女王の墓の場所がわからなくて、苦労していたらモスクであった親切な方が案内してくれて、ようやくわかりました。というか、わからないほうが頭おかしいというほど、わかりやすい場所にあって、いったい私は何を見ていたのだろう、、、まあいいや、この方とお墓に歩いていくと、この一団が記念撮影中。撮影が終わったので通りすぎようとしたら、案内してくれたかたが「こちらの人は日本人ムスリムで、わざわざお墓参りにきたのだ!(たぶんそういう意味だと思う)」と紹介したので、みんながプチパニック。どっと、私に挨拶に来て!一緒にセルフィー、、ということで、この全員と握手して、この全員と、、個別に一人づつセルフィーされて、アイドルもかくや?
まあ、みんながそれで幸せになってくれれば、私も幸せです。こちらの白い服の方が、親切な方です。ありがとう。
ずんずん、参道を歩いていきます。もう墓域に入っているのでサンダルは脱いで、、
ヒンズー様式の入り口。精霊崇拝の影響ともいわれている門。門がとっても大切なのです。
ヒンズー様式とはいえ、彼女はムスリムで、イスラームをジャワに布教した9聖人(ワリソンゴ)たちと同世代。ワリソンゴとの交流もあります。ちなみに弟はスナン(イスラーム聖人)の称号がついているぐらいですので、彼女も熱心なイスラム教徒だったのかもしれませんが、いかんせん資料が少ない、、、時代は、日本では室町時代の人なので古代というよりは中世の人なのですが、それでも資料がない、、、
まあいい、、お墓、、、
ずんずん進んでいくと突き当りにお墓があります。廟は現代ジャワ様式なので新しいのでしょう。
中に入り切れないほどの善男善女がいて、
けっこう、中に入るのが大変なのですが、ひんやりとした(というか外が暑すぎ)、廟堂です。
門の外には狛犬というかスフィンクスのように守護しているのは、ナーガじゃないか!、、ヒンズー仏教文化圏でよく見かける聖獣ですが、まさかここにいるとは思わなかった。
このあたりは、墓地が多く、女王の墓もその一区画、、ちょうど多磨霊園の中にお墓がある、、というような感じ。もちろん、門があって、そのなかでも特別扱いだけど、、、
で、この女王は、、誰なの?
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