前に来たときは夕闇迫る日没時だったジェパラ城。今回は早朝の散歩のときに寄ってみました。何が見えるかな?
まずは、入り口。ここはジュパラ湾が見渡せる高台にあって、平山城。昔はこの山全体が城で、そうとうに大きかったのですが、いまは山の頂上だけが、整備されて、「ジュパラ城公園」「森林公園」「ジュパラ県立英雄墓地」「クリスチャン墓地」「ムスリム墓地」となっています。山の斜面や、かって山の麓の城の一部だったところはもう住宅街。かっての跡は見いだせません。
オランダ時代の本物の城壁の跡は、、周囲をコンクリで固めて保存中。ということは、今、ふつうに見えてる石垣は修復後のものなのか?
新しくできた展望台。だけど、そんなに展望が良くないのが玉に瑕。もっと海の見える方向とか、展望台の前の木は切るとか、しないと登っても目の前の木で前が見えない、、とか、恥ずかしいすぎる。
西洋式城壁の隅にある東屋は、まさに砲台の跡地。
城から下を眺めると川にそった市場がみえます。むかしの船着き場の跡。
とはいえ、ジュパラは天然の良港とはいいがたく、大型船は湾内に係留され、平底船が商船と市場を往復していたはず。
ただし、海はほぼ城の真下だったんだろうけど、今は埋め立ての影響で1キロくらい離れてる。
そして、森林公園。植えられている木の種類と本数が掲示板にまとめまれている。ちょっと驚いた。
まあ、森林公園といってもピクニック場。家族がお弁当をもってきて広げて食べるところ。木の役割は、「ごはん食べるところに陰をつくるところ」と言い切ってもいいでしょう。ジャワ人はお弁当もってピクニックするのが大好き。
今回は前回触れなかった墓地。ジェパラ城跡地は、ほどんどが墓地として利用されています。まずは、県営英雄墓地、、
クリスチャン墓地その1。わりとご庶民的なお墓。
かなり質素なお墓も多いです。
うってかわって、クリスチャン墓地その2。うんとこさお金がかかっている。
昔のVOCジェパラの商館主(カピタン)のお墓もあるはずなんだけど、わかりませんでした。
そして、「ムスリム墓地」。もっとも広大なパートで、平山城の斜面がすべてお墓といっても差し支えないぐらい。
どこも手入れが行き届いて、とってもきれいです。
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