Grab(日本でのUbarと同じもの)の発展で、インドネシア各地で「家庭料理をお届けします」というサービスが非常に発達しています。もはや、大規模レストランやファーストフードの「自社出前システム」は瀕死のありさま。
それに、グラブに申し込むレストランは日本のように営業許可や保健所の云々カンヌンとか、調理師免許とかも待ったく関係ないので、本当にそこらへんの家庭の主婦が自慢の腕を奮って料理を売る時代。こういう時代が来るとは思わなかった、、、
それやこれやで、家庭料理を普通に売ることが流行。知り合いも初めたのでまずは家庭料理をトライです。
はて、インドネシア料理といえば?有名なものはありません。言い切ってしまいましょう。インドネシア料理で特筆すべきものはないです。でも、もちろん地元のひとに愛されているバクソといったものはあります。お客に出す、、例えば日本でいうところの、寿司や天ぷら、しゃぶしゃぶといったものはなくても、アジフライ定食とかサンマの塩焼きとかいう庶民の味には事欠きません。
インドネシアの庶民の味は、、基本「煮物」。スープ系です。これは、限られた食材を全部使ってしまうには最も適した料理で、貧しい地方ではスープ系の一択といってもいいでしょう。中世ヨーロッパでも、今に見るコンソメスープ(野菜主体で出汁が逃げないようにスープにする。もちろん、肉なんて贅沢品だからベーコンのかけらみたいのが入っている)はそうですよね。
こちらは、海産物の新鮮なジュパラならではの、小アジの丸煮。
そして、こちらは今日食べた、イカの丸煮。そう、基本はそのまんま全部まるっと煮てしまうというものです。
イカスミで真っ黒だけど、アジは抜群。どんな料理でも、丸煮は出汁がとれるから当たり外れはないのです。
、、、、ただし、魚は骨が多い、、肉も骨が大変、、、
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