The Redang Telegraph

2019年11月14日

Bandung Trip 1050km (2) どうしてバイクで行くの?という素朴な疑問

Just setting off my home. Why I am riding ?

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朝早く、5時頃家を出発。ジュパラのシンボル、3聖女像に挨拶をして、、

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一路、今日の宿のあるパメラン Pemalangに向かいます。今回の旅行ではこの区間が一番長くて、しかも迷路のようなスマランの町を抜けるのが大変。都市を通過するばあい、進入する道は一本、出る道も一本。しかし、都市部では碁盤の目のように道路が走っているので、どれを通ってもだいたい、行けるのだけど、私のGPSはその中でもひたすら忍耐を要する道を好んで表示するという習性があります。

だから、画面を広域にしてGPSが、また「変な道」を推奨してきたら、きっぱり無視する必要がある。GPS全盛の時代になっても、地図を読む、、とくに、地形や市街図から、この道は狭そうとか、路駐が多そうとか、混雑してそう、、とか見極めないといけない。

そもそも、どうして、そんな目に会いながらもバイクで走るのか?
逆に飛行機、船、列車、車とバス、自転車と徒歩、、を考えると、、、

スピードが早いものは、どれも、通過してしまうところは存在がないも同然だからです。実はこういう気にもとめない通過地点に味わい深い何かが(?)隠されていることも多いのですが、、、

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飛行機は、出発する空港と到着する空港の間は、、寝たり映画見たりするしかないです。旅情というよりは、同じことは家の居間でもできます。この間がどんなに離れていても、どんなに面白そうなところの上空を飛んでいても、旅にはなりません。「移動」です。
船は飛行機よりは外界との接触が多いものの、基本は飛行機とそう変わりません。港でもないところに「ここで止めて!」ということはありえません。ただ、眺めがよかったり、イルカが並走してくれたり、天気の移り変わりを肌で感じたり、、と船旅ならではの良いところはありますが、基本、連れて行ってもらうだけで自分で航路を決定できません。運行には関われないのです。

列車は飛行機に比べて、窓から外を見たり、思わぬところで臨時停車したり、途中の駅に止まったり、、と飛行機よりは旅情を味わえるのですが、それでも大まかに「移動手段」です。いくら窓からの風景が良くても、止まって写真をとったり、そこで夜を過ごすわけにはいかない。列車の運転手しか、運行を決められません。まあ、途中で駅から降りる、、ということは可能だけど。

車を運転する場合と、バスなど乗客になっている場合で違いますが、列車とくらべて更にローカルを味わう、、例えば匂いとか、路面の悪さとか、登り下りとか、、ことができます。でも、ほとんどの場合止まるのは駐車場があるところ。適当なところで勝手に止まれないし、自由度が高くても自由にできないところも多いです。ただ、車中泊ができるとか、メリットも多い。だから、多くのトラベラーに愛されているのが車かな、、

自転車や徒歩は、スピードが遅いものの、旅情を楽しむには最適でしょう。ただし、体力と相談しないといけないし、大変なことも多い。排気ガスを吸い込むし、、、

バイクは、、ひどいです。雨には濡れる、大変だからといって自転車や徒歩のように別の乗り物に乗り込むことはちょっとむずかしい。荷物も多くは積めないし、車中泊も無理。暑いと露骨に暑いし、寒いとひどく寒いし、「メリットは皆無」。

は?バイクは「メリットは皆無」だけ?そう、事故になれば人身が傷つくし、ほーんと、バカの乗り物。
ああ、そういえば、徒歩や自転車に比べて体力は不要です。アクセルを回すと適当に走ってくれます。それぐらいかなあ。

そんだけ?うーむ、そんだけ。じゃあ、なんでバイクで旅をするの?それは、、、「好きだから」です。あとから思いついたような合理的な理由はいくつか付けられるけど、そんなの後付け、、基本好きじゃないと乗って旅行なんてしないし、できない。

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そうして、疲れたと行っては適当な町の適当な場所に止まり、、

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聞いたこともないような町が、なんとなく離れ難かったり、、単に距離からホテルの場所を決めてるので、なんにもない、ところの、なんにもない、ホテルに泊まったりします。まったく写真映えしないところ、、

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でも、ふと、田植えに出会ったり、ふと、名前は聞いてたけど見るのは初めてなものに出会ったり、

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こういう旅情はバイクならではなのかもしれない。どこでも止まられるし、どこでもUターンできるし、自転車ほど体力は使わないし、風を感じて、雨の予兆を感じて、びしょ濡れを感じて、暑さも感じて、、肌で旅行を感じるられる旅です(たぶん)。

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