The Redang Telegraph

2019年11月19日

Bandung trip 1050km (8) Makam Sunan Gn. Jati グヌンジャティ師の墓詣ではこの旅の目的のひとつ

Visiting Makam Sunan Gunung Jati

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前にもちょっと書き始めて挫折した、、、またいずれ書くチャンスもあるだろう、ワリソンゴ。9人のジャワにイスラームを広めたとされる聖人。この9人のお墓参りはズィヤーラを呼ばれ、ジャワでは有名な観光ツアーコースでもある。まあ、いってみれば四国八十八ヶ所めぐりを、「ジャワ島九ヶ所巡礼」と言い換えたようなものです。

ちなみに、ズィヤーラはアラビア語では単に「訪問」。首相の外遊なんかもズィヤーラですが、インドネシア語だと「イスラーム聖人の墓所参り」。サウジのマディーナにある預言者ムハンマドの墓に参るのも、ズィヤーラといいます。看板では、よく「ハッジ&ズィヤーラ(メッカとマディーナ詣で)」とか書いてあります。

ちなみにワリソンゴのワリはアラビア語です。いろんな意味がありますが、守護なのかな?皇太子のことをアラビア語でワリーユルアハドといいますが、同じワリです。ソンゴはジャワ語で9のことらしいですし、サンガとも発音されるそうです。ジャワ語は、、皆目見当がつきません。

で、チーム「ワリソンゴ」。9人の聖人。ただし、顔はひとつの記号みたいなもので本人の肖像?とはいえません。

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スナン(聖人)カリジャガだけが、ジャワ風の帽子をかぶっているのですぐわかる。カリジャガ師だけが生粋のジャワ人で、残りの8人はペルシャ人とも中国人とも、いろいろ説はあるけれど、ともかく生粋のジャワ人ではないことはたしか。しかも、顔が似てるのは9人のうち6人は血縁関係があるからです。違いは、「ひげ」「ターバンの色」「若さ具合」ぐらいなもの?で、9人チームで、ターバンを取り替えたり、ひげをたまたま生やしてたりすると、もはや誰が誰かわからない。だから、9人の顔は記号、これに手を加えたら、大混乱。

しかも、たまたま9に数をあわせただけで、9人の内訳が現在のようになったのはわりと新しいことで、それまでいろんな人が9人(まあ一軍?)に入ったり、でたり(二軍落ち?)してます。どっちにころんでも、何百年も前の伝説の人たちのこと。

9人のほとんどが生きてるうちは、ラーデン(王族、貴族の称号)と呼ばれた人たちばかりで、ご庶民じゃないのですが、このチルボーンにお墓のある、グヌンジャティ師は9人の中で唯一の継承権のある「王」です。チルボーン王国の初代国王(バンテン王国も?)。生まれは諸説ありすぎて全然わからん。マムルーク朝エジプト生まれのペルシャ人で預言者ムハンマドの子孫というのが、わりと知られている話ですが、それでは収まらない逸話とかあって、、、まあどうでもいいです。

グヌジャティを見抜くのは、黄色いターバン、短く刈り込んだ口ひげと顎髭。顔はどうでもいい、、というか、そもそも適当。生年は1448年、没は1568年。何故かここだけは、疑問の余地はないらしい。

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さっそく墓所に。ここは、出発前から「チルボーンの聖者廟は乞食が多いからね、小銭をいっぱい持っていくこと」を宿舎のおばちゃんに釘をさされていたところ。そして!本当に乞食が多かった。これまでに3人の聖者廟を詣でて、ここで4人目なんだけど、過去最多の乞食数。しかも、アグレッシブに求めてきて、けっこうびっくり。まあいい、バイクを置いて、適当に小銭をくばって、早速中へ。

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参道、、大型バスでくるグループが多い、、

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廟の入り口から、飾りの皿が目に付きます。

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クドゥス師のところには明代の皿があったりするけど、ここでは割れたりすると、速攻であたらしい皿が寄進されるので、いまでは中国製や日本製が多いとのことです、、こんなところに、、

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そして墓所、、

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この壁の中にお墓がある。覗く?覗けるのかどうかわからないけれど、まあ、そこまでして覗かなくてもいいです。ほかのメンバーはわりとむき出しのお墓で見やすかったのだけど、、

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