今回訪れた、パンダルンガン Pandalunganの地。ここは、「ゴッタ混ぜ」を意味して、民俗的にも興味深いところ。下の地図をWikiで見つけてきました。

まず、西端のスンダ人Sundaneseの土地。おもしろいことに、ここは地勢的にスマトラの延長です。気候風土だけじゃなくて、文化的にもスマトラの影響が強いところで、ジャワ島だけどスマトラ文化圏。まあ、スマトラと西ジャワの間はフェリーでちょっと行く感じだし、そうかもしれない。
中部以東がジャワ人 Javaneseが住む、ジャワ島のジャワ族。インドネシア最大人口の部族で、あらゆる文化で圧倒的な地位を占めてます。もともと今のインドネシアは、ジャワの故地で反オランダ抵抗運動をしつこく頑張ったスカルノたちの「インドネシア共和国」が拡大、蘭領諸国を併合してできたところ。まあ、そういう歴史的背景があるからかもしれません。
でも、地図の一番右。東は緑色のマドゥラ島に住むマドゥラ人と彼らが移住してきたその対岸一帯(緑の斜線)はジャワ??そう、ここが今回の旅の目的地、パンダルンガン、、、ゴッタ混ぜ、、です。しかも、パンダルンガンの東端であるバニュワニはバリ族系がいて、バリ族の赤い斜線が入ってる!ゴッタ混ぜに拍車をかけてます。私のイメージですと、斜線はかなり控えめな気がします。マドゥラ民俗の浸透はパンダルンガン全域な気がするし、赤の斜線もパニュワニ全域だと思います。
バニュワニの東端、右下の突き出た赤い斜線が、国立公園のアラスプルウォ。そして、この国立公園の中に、現役のヒンズー寺院がいくつもある。最初ちょっとびっくり。こんなところにバリ文化があるとは思わなかったから。
そして、バニュワニ市内にもヒンズー寺院がちらほらある。
たしかに、バリ島のヒンズー寺院の多さにはかないませんが、それでもそんなに探さなくても見つけられる程度にはあります。
○