Going down to crater
山頂について、すぐにそのまま火口に降りる。山頂で休憩などなかった。というか、真っ暗でどこが山頂かわからなかった。登ったり降りたりしてたし、これからまた下りになるのかなあ、、と思ったぐらい。でも、これからの話を真剣に聞けとガイドさんに呼び止められた。
「ひとつ、喘息の既往症がないか」
「ふたつ、硫黄運びの人夫の邪魔は絶対してはならない」
「みっつ、ジャンプしてはいけない」
「よっつ、ガスマスクは必ずしていろ」
はい。私も、身がしまった思い。汗だくでTシャツ一枚でも暑い、、
火口への下り口は一本だけ。その頂上付近には硫黄運びの人夫がいます。硫黄は重たいので観光客を避けたりできません。
降り始めると、硫黄運びの人がひっきりなしにやってくる。
硫黄運びの人を写真で撮るのはいいみたい、、
ここからWikiの引用「労働者は、採掘場所から火口の縁まで300メートルの45から60度の急勾配と、ふもとまでの3キロメートルの道のりを75から90キログラムの天秤棒の荷を担いで運ぶ。大部分の労働者は日に2往復運び、近くの精練所において重さによって賃金が支払われる。2010年9月の時点で、典型的な一日の収益はおよそ米国ドル換算で13ドルであった。労働者は十分な安全上の保護を受けられず、また多くが呼吸器の不調を訴えている。採掘にはおよそ200人が従事し、1日あたり14トンが抽出されている。採掘量は火口内における毎日の噴出量のおよそ20%程度である」引用おわり。
なるほど、やっぱり斜面は45度から60度なんだ。その他の距離数とかは私の記録係エプソン君とほぼ同じ。大変な労働みたいで、人夫の中にガイドの親戚の人もいてなんか話ししてた。
角度が急なので、次の足がかりを求めてジャンプする人がいる。ああ、あれがガイドが絶対やってはいけないってことね。だって、足がかりは狭くて、ジグザグなので足がかりを踏み外すとルートから逸れる。
もう泣きたいけど、「あとどれぐらい」とガイドに聞きつつ、ともあれ降りていくと、、
青い炎、、、あれが、、
ついに来た、火口の底。青く流れる溶岩。世界でここだけしか見れない。。
○
2020年01月18日
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