The Redang Telegraph

2021年06月12日

Teaching インター校で国語を教えるということ

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いま、学校で国語を外国につながりのある児童に教えています。が、国語以外はほとんど英語による授業です。
インターナショナルスクールとか、バイリンガル教育といって検索(日本語でね)すると、ほっとんどか「英語+日本語」。

しかーし、もういちど考えてみて。
日本で外国につながりがあるって、どんな人?2020年6月の入管庁の統計がありますが、日本にすむ外国人の、、

84%はアジア出身者です。


つまり、日本人の子供の教育を英語でしょうかな、、、とか考えてる人達じゃなくて、、、子供たちは、インター校!!と一生懸命考えている外国の人たちのほとんどが英語ネイティブではないということ。

国籍別にいうと、

1位 中国    27%
2位 韓国    15%
3位 ベトナム  14%
4位 フィリピン 10%
5位 ブラジル   7%

アメリカの、、とか、カナダの、、とかは、もはや、小数点以下の%の割合。
なので、東京に最近増えてきたインターナショナルスクールでも、外国につながりのある生徒のほとんどは英語ネイティブではないと思います。もちろん、私が国語を教えている学校でも、英語ネイティブは少ないです。

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、、、ということは?
子供たちは、、家庭内の母語(日本語のときもあるし、英語のときもある)、授業で使う英語、国語教師の教える日本語。なーんと、最低でも2か国、平均的には3か国語が普通ということ。たぶん、4か国語とか5か国語とかの児童もいると思います。

つまり、なにが言いたいかというと、、
漢字の書き取りのテストの点が悪い、、6年生なのに5年生の漢字で書けないのがある(でも読める)、とか、あんまり、細かいこといっちゃあ、児童が可哀想というもの、、もう、何か国語もできるのだから赦してあげてもいいような気がする。

しかーし、気はするが、、、


「あなたたち、中学はどうするの?高校はどうするの?うちの学校じゃ『漢字がかけませーん!』とかふざけてられるけど、受験だってあるんだよ、世の中ね、国語ができなかったら、数学も、社会も、理科も、なーんもわからないんだからね!」とか、小言を繰り返すことになる。

そのときには 日本にもういませーーん!答えるなまいきな児童多数、、しかし、「きみたちの両親は仕事もあるのに、子供が漢字かけない、、というだけで、仕事をやめて国に帰ると思うか?」と聞くと、しゅんとなる。

ハッパをかけるべきか、、どうするか、、と考えながら、
今日も出勤です。

ともかく、後々、大人になって、子供たちが、学校生活は「「楽しかった!」」!という記憶だけあってほしい。漢字は覚えなくていいから、、いや、覚えてください。

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