The Redang Telegraph

2021年08月08日

発達障害と第二言語獲得、、で勉強中

IMG_3185_1_1_1.JPG

現在、絶賛、特別支援学校勉強中。
大学にレポートを書いて送ったけど、、、あとで考えたら課題とレポートの主旨がずれていた、、ので不可の可能性があるけど、気にしない。
「不可」って大きく書かれて戻ってきたら、また、書けばいいのだ。なんどでも。まあいい、きょうの主題と関係ないし。

きょうは、筑波大学のエクステンションでの授業。
授業内容は、「JSL対話型アセスメントDLA」

えーっと、最初のJSLは、「第二言語としての日本語」Japanese as 2nd language
それでもって、DLAは「対話型アセスメント」Dialogic Language Assessment
、、え、タイトルに書いてるとおりじゃないか、2重に書いてるのね。だったら(DLA)とカッコに入れてほしい、意味を探したじゃないか。でもね、これで能力が測れるのは、定型発達者かな。。

あ、でも私の興味の対象は、発達障害のひとのJSLです。
おー、発達障害というだけでも言語獲得はハードルが高いです。発達障害にはADHD, ASD, LDなどがあるけど、どれも「コミュニケーション」でつまづくことの多い障害。

しかも、それでもって母語のほかに、他の外国語まで勉強しないといけないというのは、ハードル高すぎ。
でもね、親に従って日本に来た、親が再婚して日本に来た、、、とか、もう日本で頑張るしかない、、状況に追い込まれている人たちだってそこそこいます。

たぶん最初のグループは、1980-1990年代に中国残留孤児という親に従って日本にきた「本人と子供とか、その次の世代」。この時代は満足な日本語教育もないし、日本で受け入れる体制もないし、周囲の好意差によっては、そうとうに辛い目にあってきたようです。この状況で、発達障害だったりすると、そうとうに苦しかったに違いない。そもそも、1980年代には、発達障害という言葉だってない。この言葉は2000年ぐらいからようやく使われ始めてきたものです。

IMG_3184_1_1_1.JPG

1999年、「知的障害者福祉法」という名称に法律がかわる。
2005年、「発達障害者支援法」が施行される

、、ということで、まだまだ歴史の浅い言葉。
いま、外国人労働者を呼び込むため、盛んに政府が人集めしているけど(まあ、コロナで中断)、留学(勉強意欲のある人達)で来た人たちがそのまま残留してくれたらいいな、、というのが主なところ。でも、その人達の連れてきた家族とか子供とか(本人のときもある)、家庭内母語が外国語だったりするとJSLだし、さらに発達障害だったりすると、いまのところ、ほとんどお手上げ状態。
十分な調査もなく定型発達でも、「日本語ができません」というだけで特別支援学校に入れられるケースもままある。というか、学習指導要領ではそういう子も特別支援学校にいれても良いようになっている。

発達障害だって珍しくないのだし、母語が外国語だって珍しくないのだし、、、この二つがうまい具合に研究されるといいな。
、、って、お前がやれよ、、はい、私がやります。←いま、ここ

定型発達の日本人だって英語で苦労している人は多いのに、発達障害で複数言語やれ!というのは、なんとか方法を考えないと。
がんばろう。

| クアラルンプール ☀ | Comment(0) | 教職課程と日本語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。