The Redang Telegraph

2022年12月26日

「日本すごい」系動画は、イライラするだけ。

うーん、年末になって突然「日本すごい」系動画を見る羽目になってしまった。
わかってたら見ないのに、なんか突如あり得ない方向から見ることに、、というか、そもそもそれって動画、、ってわからないようなタイトルだったし。
見終わって、すごい脱力感。相変わらず情報不足なうえ、バブル頃の情報がてんこ盛りだし、それって2022年にやる?っていうものです。
もう、人生の半分以上が海外生活の目からみると、とんでもない嘘っぱちなんだけど、、まあ、いい。

今日、見たのは全然本編の関係なく「日本の電車はスケジュールどおりに動くし、ドアの位置もゆらぎがない、日本すごい」というこの系統としてはかなり古い源泉をもつ伝説が挟み込まれていた、、、うーん。

まず、スケジュールどおり?私は京王線沿線に住んでいるけど、この路線はやたら人身事故がおおい。2022年の今日現在で27件の人身事故だそうです。つまり、1か月に2回以上という割合。私も何度も遭遇したことがあります。東京都でいうと2022年(まだ終わってないけど)179件だそうです。うーむ、2日に1度はどっかで人身事故なんですね、、、、。で、人身事故があると1時間ぐらい簡単に不通になります。2時間ぐらいかかるときもある。これのどこがスケジュールどおりなんだよ。私は1日に2度人身事故で止められたことがある。もう、泣きそう。電車なんか乗りたくないと心底思ったものです。それだけじゃなくて、信号故障とか送電系とか踏切内侵入とか、いろんなことで電車はとまる。なんだかよくわからない、停車信号なのでとまる、、というのもある、、それも10分ぐらい止まるときもある。もう一度言うけど、日本の電車はスケジュール通り走る、、なんて嘘っぱち。昔も今も、スケジュールどおりとはいかないんだよ。こんな、「日本の電車はスケジュール通り走る」なんて正気で言っている人は、事故で待たされた経験はないのか?わからん、忘れっぽいやつかもしれん。人生経験ゼロなのかもしれない。

それから、止まるドアの位置も正確?それって、世界中、止まるドアの位置はだいたい正確だと思う。よっぽど汽車かなんかでオフグリッドというならともかく、いまやコンピューター制御されていて、止まるところにはだいたいピタッととまる。そうでなければ、ホームドアとか危なくてつけられないが、2016年時点でシンガポールとバンコクの両都市は100%達成。北京もソウルもたぶんいまは100%達成していると思う。ホームドアは、ドア位置で電車がとまらないとつけられないでしょ。ちなみに東京は100%に全然届かない。地下鉄だけだって、まだまだ。日本は他の国に遅れているのである。しかーも、他の国がコンピューターでドア位置ストップを制御しているのに、日本はけっこう人力で止めようとしている。匠の技、、なんかいらない、コンピューターでいいよ。ユリカモメみたいな無人電車は外国で普通に走っている。人が乗ってなくても、ドア位置はふつうに正しく止まるのだ、、、。人力なんていらない。第二次世界大戦は世界が機械化する中、名人芸に頼った日本が負けてしまったでしょ。うーむ、またしても敗戦か、、、こんな当たり前のこともわからん奴がいるんだね。

そういうことで、2022年の年末になっても「日本はすごい、電車は定時、ドア位置は正確!」というくだらん情報が入った、くだらん動画を見せられてしまったのだ。。。
まあ、そういう怒りがブログを書く原動力になっているといえば、いえるけど。












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