引率してくれた先生がずかずか音楽室の中まで入っていく!
いいのか?授業を邪魔したくないんだけど、、、

そうしたら、中で合唱指導していた音楽の先生が、、この教育実習生はみなさんの先輩にあたる卒業生です。みなさん校歌を歌って歓迎しましょう3番の最後まで一気に歌うよ、、、と、ちょうど合唱がおわったところで、、急に生徒に呼びかけ。へえ、校歌か、まだ自分も覚えてるかなあ、、一緒に歌えるかな、、
ピアノがはじまって、一緒に歌い始め、お、まだ覚えてるよ、、、
が、そこまで。
在校生による卒業生への校歌がこれほど、泣かせるものとは思わなかった。1番どころか2小節目でもう、声がつまって歌えない。
もう、そこから涙がボロボロおちてきてマスクをぬらす。もはや不審者と思われても仕方ないほど、音をださすに、そのまま気をつけに姿勢に自然になって、ボロボロと涙がこぼれて、こぼれて、こぼれて、マスクがなければ床に水たまりができてたかもしれない。
なんだろう、この押し寄せるもの。なんの思いだろう?
なぜ自分が泣くのかすらよくわからない、でも、泣かずにはいられなかった。
煉獄の自分が賛美歌で救済された。ここに捕らわれていた自分の心が念仏で成仏できた。うーむ、強いて言えばそういうものか?
きっと、そういうものだと思う。
よかった、母校に戻ってきて。
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