The Redang Telegraph

2024年04月12日

はけの森美術館と、はけのこみち

「はけ」というのは、「崖」の東京方言です。ですから、知らない人も多いと思うし、いや、東京の人だって知らない人は多いと思います。もしかしたら、「武蔵野方言」「多摩方言」なのかもしれません。国分寺崖線や府中崖線など古多摩川の河岸段丘です。

この「はけ」の名を広めたのが、大岡昇平の「武蔵野夫人」という恋愛小説。恋愛小説というか不倫につぐ不倫で最後はヒロインの自殺というドロドロした(私は苦手)もの。何回もドラマや映画になって、映画では田中絹代さんが、テレビでは扇千景さんや司葉子さんがヒロインを務めた、戦後日本の大ベストセラー小説です。

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この小説の舞台になったのが、ここ小金井の崖線で、もっと具体的に言うと今は「はけの森美術館」があるところあたり。このへんに大岡さんが住んでたらしいです。崖からの清水がきれいなところ。

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画家だったひとの家の敷地が、いまの美術館になりました。

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とっても水がきれいで、湧き水がでている、、、
あ、オタマジャクシが、、、いっぱい。
東京にもこういう所があるんですね。ちなみに、美術館の喫茶店は、美術館以上に人気があるらしいです。

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ちなみに「武蔵野夫人」は大岡昇平で、「武蔵野」は国木田独歩です。不倫小説は、、いまひとつですが、国木田独歩の「武蔵野」は素晴しいです!ぜひおすすめ!

桜の時期で、すぐ近くが武蔵野公園。とっても、きれいですよね。

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