
もう、コテコテの阿片の原料です。観賞用のオニゲシとの違いは、花色が真紅である。花弁の基部に黒斑が生じる。花弁のその下に俗にハカマと呼ばれる苞葉が生じる、、らしいです。が、これは観賞用とは大違い。本物のアヘンの原料のほうです。

ちゃんと、名札もあります。ここは、東京都薬草植物園。小平市と東大和市のどっちにあるのか判別が難しいところにあります。こういった、やばい奴を合法的に育てている日本でも1カ所か2カ所しかないところです。
そして、盛名はかねがね伺っています、、「けし」です。取締法がさっきのとは違うのね。

背景が無骨すぎて、残念ですが、とーっても厳重に中に入れないようにしています。開花期だけ2重の柵のひとつめの手前まで入れます。

阿片のけしといえば、残りは「あつみげし」


いったらなんだけど、こんな花、そこらへんのポピーと区別がつきません。まあ、いいや。この植物園には資料館があって、そこには、けし坊主から、あへんの原料になる樹液をとるために傷つけるナイフ、それを阿片に精製する各種機材、阿片を吸う道具、、が、展示してあって「あへん愛?」に溢れたコーナーになっています。というか、なんでそんなのがあるの?誰が、いつ、入手したのか?すごく不思議です。ともあれ、阿片に愛がある?ようにしか見えませんが、もちろん阿片禁止というのはそこら中に書いてあります。
でも、それでいいのか東京都?まあ、いいのでしょう。

私はこの植物園は大好きです。入場無料だし。
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