
それで、総決算として、これから大学で「学芸員資格」の課程を取る前に知っておくことを書いてみます。
もはや、学芸員は雑芸員とか、学芸員の資格とっても9割は学芸員の仕事に就けないとか、そんな当たり前のことは書きません。
はっきり言って、単に学芸員資格とっても、就職にも生活にも、何の役にも立たないと言い切っておきましょう。それでも、私は取りました。取るだけのことはあると思ったからです。
まあいい、、ここでは「学芸員資格」ではなくて、「課程」の話です。そんな役に立ちそうにない学芸員資格ですが、「課程」をしっかり押さえてないと、余計な時間とお金がかかります。
はっきり言って、博物館関連の教科はいろいろあるけど、難易度は低いです。授業をしっかり取っておけば、大丈夫ですが、一般教養などで取り残した教科があると致命的。学芸員は「博物館関連教科」の他に、学部の課程でとるべき教科を残しておくと「実習」に参加できないです。実習というのは、学芸員資格の鬼門で、何度でもあるし、申込が事前なんだけど、「事前」というレベルじゃない、はるか手前で申込してないといけないレベル。つまり、今年の正月に来年の正月の準備をするようなもので、まだ時間があると思ったらアウト。
実習は3回ありました。どれも申込がはるか手前です。まだ学部の教科が取れてなかった、、、ので、最初のは申込すらできなかった。ということで、ここで力説したいのは、「学芸員資格」の課程を取りたいと思ったら、瞬時に資格をとるスケジュールを綿密に立てないといけないということ。それに、大学の教務課だって学芸員なんてマイナーなことはほとんど知りません。だいたい教務課職員にひとり担当がいるけど、他の人は全然知らない、、レベル。私は、ともかくわかりにくかったので教務課に質問をしにいったら「うそ」を教えられました。

おかげで、おわるまで1年余計に時間がかかってしまった。それだけじゃない、、わからないの極みともいえる学芸員課程の説明が、去年改定されて、わかりやすくなったのだ。だから、去年から学芸員課程に入った人は楽だけど(たぶん)、そのまえの「わからん説明+うその説明」で塗り固められたときに始めた私は、、、、辛かった。
実習3回は、それぞれに事前指導、事後指導、レポート、それに博物館実習の心得みたいな科目もあるし、ともかく1つの実習につき、いくつもクラスがついてくる。これは、知らなかった、、、、というか、簡単に考えてた。まあ、難易度は低いけど、めんどうこのうえないです。
それで、総決算として言いたいことは、ともかく真っ先にカリキュラムを総点検して、スケジュールをたてて、ふつうの教務課員はよく知らない+うそを教える可能性があると考えて、担当の人に根掘り葉掘り聞いて(わたしはここで、うそを教えられたのだが)みることです。
3回目の博物館実習は、前の年度に直接実習館に申し込みだから2年がかりです。ともかく、学芸員資格は、学科が難しくないわりに、複雑な構成になっているということ!
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