The Redang Telegraph

2019年06月07日

生涯現役は、生涯懲役とは考える人はいないの?

「生涯現役時代」というのは、よく考えられた言葉だと思う。まさに、日本人好みな言葉だし、現役であることの素晴らしさを言う人は多くても、この言葉に真っ向から異を唱える人って?、、きっと、非国民扱いされるだろうな。

現役とは、、「現在兵役」の略。この現役という言葉は、徴兵制と深く結びついています。
昭和2年に公布された兵役法により、国民男子は兵役につく義務があった。兵役の種類として、

1 常備兵役(現役と予備役)
2 後備兵役
3 補充兵役
4 国民兵役

の4つの区分です。このうち、在営(駐屯地にいなきゃいけない)義務があるのは、常備兵役のうちの「現役(現在兵役中)」のみ。あとは、自宅にいて普通に仕事をしててもかまいません。が、、、現役は、いっさい切り離されて兵務に専念。でも、常備の予備役と後備役のひとは、いったん呼ばれ(召集令状)たら入営(駐屯地に入って)して兵務につかないといけない、こうして呼ばれた兵隊さんは現役兵と違って、応召兵と呼ばれます。

徴兵検査があって、合格したものは2年の現役の兵隊さんになります。兵役義務がおわり、除隊すると、予備役(5年ぐらい)、そして後備役(10年ぐらい)とつづきます。ざっくりいうと、17年ぐらいは兵隊勤め(入営してなくても)ということか。赤紙とか召集令状とか呼ばれるのが来て、「行ってまいります」として入営する人は、応召兵。現役が終わってるから年齢も高く、奥さんや子供もいて、、という悲痛な状況です。

ところで、

役とは、政府が人民に課す労務で、兵役のほかには、有名どころでは懲役だね。政府が物品に課するのが「税」、で、人に課すのが「役」。時代によって、言葉の意味は違ってくるけど、まあ、だいたいこんな感じ。


まとめると、「現役」とは、家や故郷、キャリアや専門、家族や友人、こういった普通の人が幸せに感じる多くのものを切り捨てて、営舎と呼ばれる隔離された場所で、自我厳禁、絶対服従の上官や古参兵から、陰湿ないじめや体罰をうける。給与はあるがほとんどないのと同じぐらいの額。しかしそれに文句を言ってはいけない、お国のために名誉なことだと教えらられる兵隊さんのこと。いちばん下っ端で、使い捨て。バイト並みで社員ですらありません。非正規です。


これが昭和20年11月まで続いた兵役法による「生涯現役」的解釈。多くの徴兵忌避者がでるのも納得でしょ?
これが、いまや亡霊のように復活して、死ぬまで現役でいろ!と、いうこと。

もう、現役の意味を調べただけでも、生涯現役って!、、うんざりするような気分にしかなりません。生涯にわたって政府が国民に義務付けている労役、、、、、、ほとんど終身刑か?とか思ってしまう。もちろん、いまどきの人は私と違って現役に兵役を重ね合わせません。でも、もともとはこういう意味なんだよ。ま、私のように考える人のほうが圧倒的少数。


ちなみに、軍人は正式には将兵ともに含みますが、一般的な概念として職業軍人ともいわれる通り、尉官以上の士官。兵隊とは曹以下という感じで、士官(正社員と管理職)は現役を経ません。軍組織の入り口が違うのです。だから、管理職の現役というのは、言葉の綾。本当に現役っていうのは非正規の下っ端だけ。

でもね、政府が現役という兵役法の用語を使ってくるのは、本当に意味があるのだよ。なんせ、役を指示できるのは政府の専権事項だから。現役指示。太平洋戦争時代では、現役除隊で即日応召と、つまり戦地から返さないのが普通になりました。応召兵でも再応召ですしね。延々と死ぬまで現役です。戦線のいたるところに散らばる先人の遺骨が「生涯現役」を物語っています。

べつに今の時代、職業選択の自由というのがあって、政府が役務を課してくることができなくなりました。でも、世間と言う名の同調圧力では「無職」への根強い偏見があります。とくに若い人の無職はもはや犯罪扱い、、、バカな、、

こういう、労働信仰が強いところでは、生涯現役という言葉はすんなり受け入れられるのでしょうが、別に、それは、政府によって「定年後の年金制度は破綻したので、各自が働いて食いつなぎなさい」というだけのこと。各自が働きやすいように会社に働きかけしてあげるから!という優しいお言葉。これに、「仕事人間万歳。遊ぶ人間は敵、趣味は敵、仕事以外に何をしていいのかわからない人がえらい人」として存在できるという環境が整って、この令和の時代が「生涯現役時代」として動いていくわけですね。

わたしだって、仕事しているよ。しかも、子供のころからなりたかったことで、仕事は楽しい。
60歳になっても老後のお金が無ければ働くという一択しかないし、そういう状況が続けば死ぬまで働くしかない、、でもね、それでも、政府に偉そうな顔して「生涯現役」なんて言われたくない。政府が年金破綻をこういうことばで繕っているのをなんで唯々諾々と受け入れないといけないのか?わからん、反骨も気概もある国民だったら大暴動間違いないんだけど。

わたしは、「税」も「役」も、懐疑的ですからね、生涯現役とかいわれると、「おい!またんかい!」とか思ってしまう。もちろん、年金をもらう代わりに生涯現役で得たお金から、各種税金も払うことになる。政府の二重取り的、ぼったくり的、な、すばらしい、生涯現役。

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2019年03月24日

世界の幸福度が発表になって、日本は58位(サウジは28位だ)。特に「不寛容」が92位らしい。それはそうだろう。毎年下がるのも、さもありなん。現実を直視するのを何よりも恐れる国だし。

最近発表された日本の世界での幸福度は58位で、毎年順位を落としているらしいです。
一人当たりのGDPはだいたい25位前後だから、何が日本の幸福度を落としているかというと、、、

幸福度の指標は、、
(1)人口あたりGDP
(2)社会的支援(ソーシャルサポート, 困ったときに頼ることができる親戚や友人がいるか)
(3)健康寿命
(4)人生の選択の自由度(人生で何をするかの選択の自由に満足しているか)
(5)寛容さ(過去1か月の間にチャリティ等に寄付をしたことがあるか)
(6)腐敗の認識(不満・悲しみ・怒りの少なさ、社会・政府に腐敗が蔓延していないか)

日本の順位は、
(1) 26位
(2) 24位
(3) 3位
(4) 45位
(5) 92位(下から21位!)下から数えた方が楽とは、、
(6) 32位

誰もが知っているが、誰も大騒ぎをしない、、

寛容度が世界で92位


だからです。まあ、そんなもんだと思う。

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平成28年度自殺対策白書によると、日本の自殺率は世界でワースト6位だそうな。いや、こういう言い方はよくない。世界に150か国あるとすれば、日本は144位ということなのだ。、、、まあ、自殺率がこれでは、日本の幸福度が高いとは言えないでしょう。むしろ世界で、まだ58位でいられるのが奇跡なぐらい。

このニュースを見て、一定の割合の人が、こう感じたらしい、、

「世界の幸福度?そんなの人の好き好きで、幸福の定義なんて無いし、こんな物差しに載らないような小さな幸せを感じている人もいるんだ。こんな世界統計なんて、いんちき!意味がわからないうえに、恣意的すぎる」

えーっと、自殺率が世界最悪レベルなのに、小さな幸せどころではないでしょ?だいたいほかの国は財力(一人当たりのGDP)と対応するような順位。つまり、国民が貧しい、、というのは政争で不安定であったり戦乱であったり、ともかく社会全体が幸福度を下げるような結果であることが多く、はからずも、「貧しい=幸福でない」図式となっています。が、これは個人の幸福云々より社会の制度や慣習によっているからだと思います。

小さな幸せをどう感じるか、、というのは日本にしろ、一位のフィンランドにもある。べつに幸せと考える範囲が千差万別なのは世界中にあることで、べつに日本独自のものじゃないから、ここを比較しても差はゼロで意味がないです。

えーっと、日本は一人当たりGDPが世界で25位ぐらい。周囲にフランスとかイギリスとかいる。だから、自由度にしろ、寛容さについても、国力相当といえば、イギリスとかフランスとかと比べなきゃならないのに、自由とか寛容さをこういった国と比べると、「ヨーロッパのほうが良いに決まってる。そんなに自由とか寛容が好きならそういう国に住めば?」とかいう、まるで不寛容の見本のようなことを言い出す人もいます。あたりまえ、みんな自由や寛容が好きなのだ、、そういうものは幸福につながるのだ、、まるで、「日本は不自由と不寛容の国です。それが嫌な人は日本から出ていけ」といわんばかり。

そういうひとが好きな外国は、北朝鮮。まるで恋しているかのように北朝鮮と比べて、、「どうだ、日本は北朝鮮に自由も寛容度も勝っているぞ」という例がある。よりによって、中国(74位)とか、北朝鮮(集計不能ほぼ世界最下位グループ)と比べてどうする、、イギリスとかフランスとかと比べろよ。。。

寛容とは、「心が広く、人の言動をおおらかに受け入れる気質や性質」です。それがないというのは、心が狭く、人の言動を受け入れられないということですね、、どうやって、そうなるかというと、、もう、その個人が「いっぱいいっぱい」でまるで溺れそうなぐらいに余裕がないからです。社会の不寛容性とは、社会の「余裕のなさ」に起因している。。。もちろん、日本の社会に余裕なんてないし、ライフスタイルの自由度も狭い、、、、ということ。

寛容になろうよ、ほら、サウジアラビア。国民の幸福度は28位だよ、日本は58位。日本の人は「サウジアラビアは窮屈で幸福度が少ない」とか感じているかもしてないけど、けっこう住めば都。ほら、幸福度は日本よりはるかに上だもん。こういうと「だってサウジはお金持ちの国でしょ?」とか勝手な想像でいう人がいるけど、一人当たりのGDPは39位。日本は25位だから、日本人よりサウジ人のほうが貧しいのだ。でもって、幸福度は上。

日本の人って、勝手な想像で、「日本は世界有数の経済大国(嘘、25位だもん)」、「サウジアラビアには自由がない(じゃあ、なんで幸福度が日本より上なんだよ)」、「日本人はすばらしい(自殺大国がそんなに素晴らしい国か?」、「日本は年長者を敬うし、道徳が立派(嘘だろう、電車のシルバーシートの前に少しいるとわかる)」。もっと、現実をみて、幸せになろう。



現実から目をそらしたら、幸せになれません。


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2019年03月16日

「生き残るのは最も強い者でもなく、最も賢い者でもない。最も変化に適応できる者だ」で、日本の労働環境をみると絶滅種への道をひた走るかのよう?みんなは、結局、不満は言うが、変化したくないのだ、、結局。

"It is not the strongest of the species that survives, nor the most intelligent that survives. It is the one that is most adaptable to change.” (Supposedly from Origin of Species , this one is all over the web (and even in a stone floor) but is from a management studies text.)

生き残るのは最も強い者でもなく、最も賢い者でもない。最も変化に適応できる者だ」、、といったのは、ダーウィンの「種の起源」ではなく、別の本です。だけど、言いえて妙だと思う。

日本の労働環境は、、私が新人だったころから、今にいたるまでちっとも変化がないと言い切りましょう。もちろん、若干の進歩はあるし、変化はある。たとえば、週休2日制なんて昔はなかったし、タバコなんてみんな自席で吸ってた。やたら会社行事も多かったし、今だったら間違いなく人権問題に引っかかるようなこととか、体罰みたいなのまであった。しかし、そんなものは、小さいこと。

人によっては小さい変化が積み重なって大きな変化になると思うかもしれないけど、公務員がボールペン代に公費を使わず税金を節約しても、1機101億円のF35戦闘機を141機買って1兆3千億円の税金出費で、そのF35の維持費が60年で120兆円になる、、とかの前にはポールペンの節約など、、、、、、、まったく無力なのと一緒。ちいさい積み重ねは、根本解決とは無関係なことが多いし、日本の労働環境もいっしょ。小さな変化は、とても抜本的な変化につながらない。

何が、むかしから変わらないかというと「変化を嫌う」ということ。つまり、最初に挙げたダーウィンの言葉とされる「生き残るのは最も強い者でもなく、最も賢い者でもない。最も変化に適応できる者だ」からいうと、生き残らない道をひた走りに走ってる。なぜ、そんなバカなことをしているかというと、自分はとっくに死んで、絶滅の時に立ち会うのは自分じゃないから、自分さえよければ後の人のことなどどうでもいい。。。という発想に基づいているからです。変化するのはメンドクサイしそんな時間はない。

これをある人はガラパゴス化って言っているけど違う。ガラパゴスは環境に最適になるように変化していった結果であって、変化してないわけじゃない。でも、日本の今の状況はひたすら変化しないことにこだわっている。

新卒の一括雇用、、で、就活という言葉がとっても大学生には重要視されているけど、昔はここまでの聖域扱いじゃなかった。でも、これは環境に合わせて、変化したんだよ?わるいけど、違う。これは、結局、後退でしょう。そもそも、新卒の一括採用というのが「よそのやり方をしらない白紙みたいな状況で来てもらって、うちの会社色に染めたい」=会社のやりかたに変化をもたらせたくない。だから。

それに「体育会系」というのも、実際に運動をやってたというより、先輩後輩の序列を守り、監督やコーチの言うことは絶対命令で、新人は自分の意見をいったりするのは論外で、まわりの空気を読んで個性を控えろ。。。ってことだもん。運動とは全然関係ないところ。で、やっぱり、これも、、会社のやりかたに変化をつけるな!会社のやりかたに従え!ということ。

もう一度言おう、、「生き残るのは最も強い者でもなく、最も賢い者でもない。最も変化に適応できる者だ」。

私たちは総員玉砕、日本終了。。という任務を持っているわけじゃなくて、いまあるものをより良くして後の世代に引き継ぐのが役割でしょ?だったら、恐竜が鳥になるぐらいのダイナミックな変化が必要なんだけど。。。恐竜のまま死に絶えた方がまし、、という人、、多すぎ。
特に驚くべきことに、変化の主役たる若い人(たぶん)が、社会の色に染められて変化したくない傾向だし。自分が今の若い社会人を見ると、自分が新人だったころの先輩とおんなじにみえる、、のがすごいところ。まったく変化なし。

まったく、こんな、すごい世の中をみることになるとはおもわなかった。こういう話をすると必ずでてくる、こんな世の中にしたのは、あんたたちだろう?という人には、こう言いたい。

「変化を嫌う大人社会の同調圧力なんて、大昔からあった。今に始まった話じゃない。けど、いつの時代でも、そんなのクソくらえという人達が時代を変化させてきたのだけど。今はクソくらえというより、ゲームしながら精神的引きこもりになったほうがいい世の中。変化を嫌う世の中への消極的同調なんだよ」


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2019年02月21日

Staircase on station platform 魔の「駅の階段」。駆け込んではいけない!エスカレーターは歩くな!という駅の階段のルールは何一つ守られてない。規則が好きな日本人の本能を破壊する、すべてがネガティブ、、駅の階段。しかも、階段を撮影しようとすると、、恐るべき罠が。

Everybody love the staircase on station platform

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日本人の本能を打ち砕く恐るべき場所。それは駅の階段。
人々は、駅の階段に擦り寄りたいという耐えがたい欲求のため、圧死もかくや?というスシ詰め「ホームの階段」直前の車両。どうして、ああまでして、人々は駅の階段に近い車両に乗りたいのか?

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今日、やっとわかった。駅の階段は「魔界」で人々が吸い寄せられてしまうということ。
電車から降りた途端に、駅の階段に殺到するのもしかたない、そこは磁石さながら人々を集めてしまう魔境。

しかも、それだけではない。この記事を書くために駅の階段の写真を撮ろうとカメラを取り出したとたん、周囲の「ありえん」という目。そう、駅の階段では、非常に忌むべき破廉恥な行いをするやからが居て、私もその同類と危うく思われたということだ。そういう、破廉恥な行為をする輩を集めるのも、また魔界のなす術。

うるさいホームのアナウンス、「かけこみ乗車はおやめください」。でも、階段を駆け下りる人はやむ気配がない。もう、何十年も、同じことが言われ続けているのに、まだわからんバカがいるのも、また魔界ならではのこと。

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さらに、ほぼ全員が規則を守らないのが、、これ。エスカレーター。
うっとうしいほど、規則を守りたがる日本人が、よってたかって規則を無視する駅のエスカレーター。ここでは、

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「エスカレーターでは歩くな」



、、、ってアナウンスが流れるし、掲示もいっぱいあるのに。人々は、東京は右、大阪は左を、ずんずん歩く。歩く場所を空けている人も共犯者。しょうもないことでひとのことを注意する人もいるのに、歩く人を止めようとする人は誰もいない。

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そもそも、2列に並んで立って動くな、歩くな!って、これでもか!ってほど掲示がある。

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にもかかわらず、人々は片側に立って、わざわざ歩く人のスペースを空けてやっている。これも、魔界ならではの所業。
おそるべし、規則にうるさい人達の脳みそを破壊する、「駅の階段」。ほぼすべての規則が守られない、「駅の階段」
そのくせ、みんな擦り寄って階段に近い車両に乗ろうとするし、駆け下りるし、破廉恥行為もするし、、ありえんなあ。

★階段を駆け下りても、誰も褒めてくれない。あなたが痛い思いするだけならともかく、怪我したりすると、間違いなく出発は遅れる。みんなの迷惑、駅員さんにも迷惑、自分自身は痛い目に泣く、、そこまでして、駆け込みたいのか?

★エスカレーターは2列で並んで動くな、歩くな、と書いてる。だったら2列で並んで動くな!歩いて足を踏み外したりすると、将棋倒し以外の何物でもない。みんなが迷惑するうえに、本人も痛い目に遭うし、駅員は無意味に非難される。

★高齢化の時代と声高に叫ばれている、、、にもかかわらず、自分の体力を過信した老人が多すぎ。もう、勘弁。

★車両に乗るときに「降りた時の階段の近さ」とか考えるな。階段がなんぼのもんじゃい。せこいこと考えると、人間がせこくなるよ。

駅の階段は魔界。だから、擦り寄るな。毅然としろ。



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2019年02月20日

Sardine in a can 日本の満員電車がすごすぎる。見て「すごい」という分には構わないけど、あれに乗るというのは「え?まじですか」

I am not sardine in a can.

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用があって毎日、、南武線に登戸から川崎まで乗ることになった。海外生活のおかげで、これまで満員電車には無縁でしたけど、、。
すごい、、見てるだけで、、、

「すごい」
「え?あれに乗るの、、まじですか?」
「げげげ、、」
「ああ、もうだめ、、ダメダメ。あれは、イカンです」

、、といいつつも、乗る、、というか押されて乗らされる。
すごいよね、あれを何十年と毎日続けている人がいるというだけで、ありえんです。
もう人間離れしてる。仙人かなんかじゃないか?

特に驚いたのが、ある車両だけ特に混むこと。
私が死にそうになるぐらい満員の車両にいたけど、ある駅についたら車両にいた人たちの3分の1ぐらいがごっそり降りた。
なんと、そこはホームの階段近くにあたるところで、どうやらみんな降りたらすぐに階段を上りたいらしい。

、、え?たったそれだけの理由であの満員に耐えられるのか?早く階段を登りたいというだけで、圧死しそうな状況を耐えられるのか?
ありえんだろう?そんなに無理して階段にすぐに登りたいのか?どこで降りても1分ぐらいしか違わないと思うけど、、、

ホームの階段近くの車両が混む、、という奇怪な話。
そこまでして、早く会社に行きたいのか?中には車両からでたら走る人もいる。もちろん、電車に駆け込み乗車する人もいる。
わからん、そこまでして、早く会社に行きたいのか?そんなに会社が好きなのか?圧死よりも会社なのか?

わからん。わからん。わからんx100。
そもそも、あの満員電車に耐えられるというだけでも信じられないのに、
さらに、圧死上等=会社優先。それも、、、、ホームの階段に近いというだけの理由で、、、ありえんなあ。

まあ、ああいう混雑ぶりは首都圏に限った話なんだろうけど、、
日本、、おそるべし、、というか、大丈夫なのか?ほんとうに大丈夫なのか?
あれが社会問題にならないだけでも、日本に住んでいる人(首都圏の人)は普通じゃないです。
ゆめ、自分たちは普通と思わないこと。

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2019年02月12日

New Year, New Life (4) 個人を生きるということ。私の世代に私が居るわけじゃないし、私の階層(?)に私が居るわけじゃない。私は私。私はただの独立した個人なのだ、、なんだけど。

I am an individual and independent person.

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とても興味深いコメントをいただきました。
私の理解したまま、ざっくり言うと、「前の世代の無能なせいで、次の世代が迷惑する」というようなものです。
そのとおり。まったくもってそのとおりです。

でもね、もし私がそう言った人のいう「前の世代」に属していたとなると、さて、大雑把に「あんたのせいで、自分が迷惑している」ということになります。そんな?私はあなたに迷惑をかけたつもりはない、というかほとんど日本に住んでなかったのに???どうやって迷惑をかけるというのだ??なのですが、この話のミソは、<前の世代=あなたたち><次の世代=私たち>と、あいまいな「世代」とか「層」とかいうのにひっかけて、あなた個人とは誰も言ってない、あなた方と言ってるんだ、、ということにあります。

正直言うと、昔っから「前の世代」は無能ばかり。私の前の世代もそうだったし、その前の世代も、100年前の世代も、千年前の世代も、「前の世代はいつも醜悪な無能野郎」です。おかげさまで。もっというと、私の世代を無能呼ばわりする次の世代も、その次の世代からは低能呼ばわりされるのです。なんで、お前らがこんな世の中にしてくれたのか、、ってね。延々と歴史がある限り続くし、ある意味健全なんだと思います。そうでなきゃ進歩はないです。危ないのは、昔は良かった、、、という懐古主義の方です。



まあいいや、、

私は「世代論」に与しません。ああいう世代とか、ああいう時代、、というのは私には無縁です。バブルの頃に有名な会社に入社しましたが、なぜ私がその会社にやすやす入社できたかというと、会社が赤字をだして倒産寸前、会社は早期退職希望者を募ったところ、会社の将来に見切りをつけた人が大量に退職して、急激な人手不足で会社自体がもうまわらない状態におちいったからです。私が入社したのはこうして「猫の手もかりたい」状態なときにまんまとひっかかったということです。ですから、赤字は継続し、給料は信じがたいほど安い。これがバブルの時で、今の若い世代が「バブル世代はこの世を謳歌して」とか考え無しに思ってたりしますが、バブル時代でも倒産はあったし、経営不振で給料がでないようなところもあったし、経営者が生活苦から自死するということだって普通にあったのですが、そういうことを、、そもそも知らないようです。私のバブル時代といえば、、、結局私は生活できないので退職しました、いわゆるバブリーな生活なんてカケラもないし、周囲を見てもゴージャスな人なんているいなかった。会社の他にバイトを3つもかけもしていた同僚を知ってるし、同僚がコンビニで夜間バイトしているのにもばったり会ったし。それなのに、バブル世代で、ひとからげです。あんたたちの世代はバブルで良い目をみた、、といわれるわけです。先入観とステレオタイプというか一部を全体化した虚構の盲信。うへー、勘弁。

まあ、世代論なんてこんなもん。底は浅いし、個々なんて最初っから見てない。けれど、その世代論を個々にぶつけると、まあ、気持ちはわからなくもないけど、あちゃーー、痛いです。別に今の若い人だって「ゆとり世代」とか「なんとか世代」とかでまとまって、みんな同じ生活しているわけじゃないでしょ?正確にいうと、「前の世代」というのも世代論は個々を無視した妄想の産物です。私は与しません。

そいでもって、そもそも日本に住んでなかった人に「あんたらが日本を悪くした」とか、、言ってもしかたないのじゃない?


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2019年02月11日

New Year, New Life (3) ひとはいつまで生きるかわからない。仕事をして一生を終えるひとがいるのは勝手だけど、わたしは無理。ところが、いまや死ぬまで働くのを良しとする風潮があるのが驚かされる。

How long do you live ?

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いまや定年が60歳で、延長を希望すると65歳まで在職できる世の中。年金は65歳から受給、、だけど私が貰うときには70歳受給になっている可能性があります。そうすると、、年金受給までは働かないといけないと思うのが多くの人の考えなので70歳まで定年再雇用が延びる可能性が高い!なんてこった。70歳まで働くなんて、私が小さい時は考えもしなかった。

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私の父は福岡県で生まれ育ちましたが、商売をしている叔父に里子にだされ学齢前後から小学校ぐらいまでは満州にいたそうです。
日中戦争が本格化したころに早々と日本に戻ってきたので、終戦まで満州に居て引き揚げになった、、ということはなく、終戦時には鉄都八幡で焼夷弾降り注ぐ中、消防士や救急車運転手として働いていました。でもって、定年は55歳。その後、職場のあっせんで下請けのようなところで5年ほど働き、60歳には完全年金生活となっています。趣味の多い人で、運動も得意(まあ、消防士だし)だったので、元気に暮らしてましたが77歳でガンで亡くなりました。

父の亡くなった時は、完全年金生活から17年後。つまり、その期間は遊んで暮らせたということ。それが、今のように再雇用で65歳まで働いて年金生活に入ると、12年間。ましてや、70歳まで働くと死ぬまでたった7年!うーん、それは無理。もちろん、私が幾つで死ぬのか神のみぞ知るですが、とりあえず父の亡くなった齢を標準にするしかないです。終活じゃないけど、もう55歳すぎたら、終活の方針をきめたって早くはない。体がちゃんと動く年齢は何歳までかわからないけど、無茶ができるのは70歳ぐらいまでじゃないかなあ。それまでが勝負。え?ちょっと待って、70歳まで働くということは、死ぬまで働くというのと同義語じゃないか。

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今はやりのアーリー・リタイヤメントとなったわけですね。
ともあれ、まだまだ元気だし、正直なところ、今、完全年金生活に入るのは無理。だって、60歳までは「支払い義務」がある側で、もらう側ではないからです。だから、徒食の生活はもうちょっと先。貯金だってそんなにあるわけじゃない。どうやって生きて行こう?

ここまでを、まとめると、、えーっと、
1)さっさと仕事やめないと死ぬまで働かされることになる。それは、かんべん。。。ということで会社をやめました。
2)とはいえ、年金は支払う義務がある側で、もらう側は、とうぶん先。まだ約10年ぐらいある。ふーー、先が長い話だなあ。

結局ここから導かれるのは、、、

仕事のようで、仕事でないような、遊んでるような、遊んでないようなことをして、お金を稼ぎつつ、遊ぶということ。あれまあ、これまでの生きてきたのと、たいして違いはないような?気がする。でも、ともかく、会社員はやめよう(というか、やめた)。あれは仕事のようで、仕事でないような、、というのじゃなくて、「仕事」だもん。
(ちなみに、ハロワの写真を挟んでいるけど、これはなんとなくです。特に意味がないです)

まあ、どうにかなるでしょう。

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New Year, New Life (2) 寮からの退出で、自宅に戻るけど、、自宅からも出なきゃ。なんてこった。家のローンを終えた日にこんな日が来るとはおもわなかったけど。

Return home from Company's apartment in Makuhari-Hongo

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会社の最終日。残った僅かな私品をもって寮にもどります。これからガスと電気の検針が来ることになってるし。
さようなら、花見川(たぶん)。

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さようなら、総武線(いや、明日も乗るし)。

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寮の荷造り、、なんだってカヤック用のライフベストもあるんだろう。まあいいや、これからも使うだろうし。

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自転車は処分が難しいけど、まあ、なんとかなるでしょう。布団とかは引っ越し業者に追加のお金をだして処分を依頼しました。

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こうして引っ越し、、

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向かった先は、自宅、、じゃなくて、トランクルーム。寮からの荷物はとりあえず全部トランクルームに入れ、、です。

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トランクルームには、バイク駐車場を移動したときにでたパーツやウエアがすでにぎっしり。プラス自宅からも持ってきてるし、さらに寮からの荷物をいれると、1m x 2mの部屋いっぱい。でも、これが私のすべてってことか。

家も処分するし、さらに、むこう2年のうちに、このトランクルームも引き払う予定。断捨離というけれど、もっと早くやってればよかった。
モノが多すぎた、、、でも、不測の事態でも起こってたら、こんな荷物の整理をしてくれる人もなくて、残された人が遺品業者とかに頼むことになってたかと思うと、それはそれでゾッとします。だから、自分でやるというのは正解なんだけど、思い出が詰まっていて大変だよね。

結局、人間というのは思い出だけで生きてる、、でもね、、、それも、記憶が薄れてきたら、どうなるんだろう。
うーん、わからん。

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New Year, New Life (1) まあ、これまでの人生とはどっかでキリをつけなければならない定年は、だけど会社の決めた定年じゃないよ。自分の人生だもん、自分で時期は決める。

New Year, New Life,, I came into retirement life.

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このブログでは仕事の話なんで全くしなかったから、私がそもそも働いているとは知らなかった人も多かったのですが、この10年ほどは勤め人をしていました。そのわりには、随分遊んでたのじゃないか?というと、勤務時間外と休日を全力で遊んでたのです。外国だから仕事は日本ほどなかったですし。

外国から日本に引き揚げてきたのが2018年の7月。それから、5か月後に会社に「早期定年退職」制度を使って辞表を提出。会社や職場環境はとっても良かったのですが、あんまり日本に馴染めなかったのが、原因の一つです。もはや、日本は外国同然。20歳で海外生活をはじめて、純粋な在外期間だけでも30年を越えてますし、、まあ、そんなもんでしょう。

父の世代では定年は55歳が一般的でした。今の私はそれより年上ですから、父の世代からみると十分定年の齢。ちなみにマレーシアでも定年が55歳のことろが多いですから、やっぱりこんなもんでしょう。ともあれ、私の定年の時期はわざわざ会社に決めてもらう必要もありません、私の人生ですから私が決めます。幸い、早期定年制度を使うと、60歳の定年退職とあんまりかわらない条件で退職できました。さすがに希望退職者を募っている昔と違って、いまや人手不足の時代ですから、早期定年しても退職金は減ることはあれ、金銭的にはメリットはないです。

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日本に帰ってから毎日通ったファミマともお別れ。
会社の社食ともお別れ、、安くておいしかった、、

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いつも眺めていた社食からの景色ともおわかれ、、まあ、半年ですから、そんなに、、という気もする。

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そして、海浜幕張駅からひときわ高い、会社の本社ビル(しかも自社ビル)。私はこのビルがとっても気に入ってました。TV「ショムニ」のロケや、その他TVのロケ多数というビルです。

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まあいいでしょう。どっちみち、あと数年すれば「あなたは定年です。65歳まで延長しますか?打ち切りにしますか?」と聞かれるわけだから、こっちから「お先に!」。

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2019年01月02日

広河隆一さんのこと、、文春で何やら記事になったらしい

Photographer Mr. Ryuichi Hirokawa's scandal

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郵便物をみてると、パレスチナの里親運動事務局から手紙が来てた、、ふむ?なんだろう?特定PKOに払った分を確定申告すると税金が控除ってやつか?

、、、、と封をあけると、、「、、週刊文春に載った広河隆一氏の件で、、」?
はて?彼は有名な報道写真家だから、その手の週刊誌に写真が載るなんて日常的すぎて、ことさらいう間でもないことなんだけど?
でも、

手紙は何か様子が変。事務局が広河氏を解雇した、、みたいなことが書いてある。へ?そもそも、その運動自体が広河さんが創設者でしょ?よくわからんが、、ともかく、週刊文春に何かが書いてあるらしい、、ので、コンピューターを開いて検索すると、、

わあ、、
セクハラ問題がいろいろあったらしい。うむ、、これは弁解の余地はなさそう。私はべつに広河さんの肩を持つ気は全然ない、本人のバカな行いにかける言葉もない。目をひくのは、彼の「昭和的言い訳」!という強烈なもの。これって、「昭和な業界人」に広く見られた錯覚で、別にカメラマンだけじゃなくて、ライターとか、雑誌編集者とかテレビ業界人とか、そういう種類の人の間ではわりと普遍的にあった。推理小説の「浅見光彦シリーズ」で毎回ルポライターという職種を警察が胡散臭い目でみるのは、その手の人達は胡散臭い非常識人、、というステレオタイプだけど、根拠の無い話じゃない像があったことに起因してます。

私は、広河さんとは、グループでイラクに一緒に行きました。だから知らぬ人というわけじゃないし、なんか複雑。

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米軍が特殊爆弾を誤爆して、民間人が大勢亡くなったバクダッドの現場で「私が撮った」写真。私の横で広河さんは同じ写真を「上手に撮って」、週刊誌に掲載されてました。私と肩を並べる位置だったのに、ある人は上手に、あるひとは下手に、、撮るものだと感心したものです。

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昭和的うさん臭さは、もう絶滅しました。

昭和のうちに有名になったり、偉くなった人って、ほんとうに時代は変わって平成も終わるのに、まだ昭和を引きずっているというか、昭和な言い訳が通ると思っているのが不思議です。周囲はなんとも言ってやらないのか?それとも周囲も昭和勢で固めているのか?わからんが情けない。

そういえば、昭和な「ITセキュリティ担当」みたいな名前の大臣が、実はコンピューターを触ったことないという笑い話と一緒。
ひたすら、時代は変わっているのだということを拒否して、新しい考えに馴染んでやるものかという強固な意志を持つ。それが、頑固な昭和人の目指すべき姿なのだ、、といわんばかり。絶滅した昭和的うさん臭さが、まだ、この時代でも通用するのだという錯覚。

広河氏の週刊文春でのいいわけほど、醜悪なものはないし、、そういうのを平成の次の世まで持ち込まれたくない。
うーむ、これは、高齢化社会の老害のひとつだし、だけど、老害をどう駆逐するのか対応策はないし、むしろ「老害と共生する新時代」ぐらいなことは平気でいいそうな世の中だしね、、わからん。

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2018年12月31日

Wires on the air 電柱と電線は日本の風景、、は、ともかく災害時には危険だと思うが、、、

Wires around the air in Japan

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日本の原風景ともいえる、電柱と空高く舞う電線。

日本に帰ってきたなあ、、とつくづく思わせる、日本の風景。
でもね、なんで道路上にこんな危ないもんがあっていいの?実際に地震で電柱が傾いて電線がたわんだり逆に引っ張られて切れたりすることは枚挙にいとまがないし、台風で飛んできたものが電線に引っかかって切れたりするのも、良く聞く話。さらに垂れ下がった電線による感電。路上に横転した電柱による道路寸断。災害場所で一刻も早く駆け付けなくてはならないのに、電柱が初期出動を妨げるなんてなんの嫌がらせかと思う。

これに対して「電線が地中にあるとどこが切れたかわからないので復旧に時間がかかる」という人もいるけれど、地中にある電線はそう簡単に切れない。上に書いたような「飛来物で電線が切れる」とかもないし、「横転した電柱で道路が寸断」なんてこともない。もし、地下埋設物がそうやすやすとダメージうけるなら、電線よりもっと柔軟性に欠ける水道とかガス管なんて災害の度に大被害をあたえてそうだけど、実際はたいがいのばあい、水道やガスは電気より復旧が早い。天災の多い発展途上国なんてそれじゃあ電線地中化なんてしなさそうだけど、逆に猛烈に地中化を推進している。

日本の原発輸出の目論見を粉みじんにした、福島の原発人災。あれは直接的には、原発に電力を提供していた送電線が地震の影響で倒壊したことによります。鉄塔倒壊です。「津波」が襲って電力喪失したという前に「地震」で鉄塔が倒壊したというのは万人が知るところ。災害の多い日本では、細心の注意が必要なのに、、

そもそも、ヨーロッパの都会から、アジアの発展途上国まで。香港やシンガポールのように人口密集して古いものも新しいものもごっちゃになっているところも、ほとんど電線地中化が住んでます。なんで日本だけ?こんなに遅れているのか。

東京有数の高級住宅地(笑)と呼ばれながら、、、電線が空高く舞う、、成城学園。はあ、、、イメージ落ちるよ、、

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日本の行政が電柱式を推進してきたから?とんでもない、戦前を含めて日本で電柱化を推進したことなんてないです。ずっと地中埋設化一本やり。そりゃそうでしょう、空襲とか考えたらむき出しの電線がそこらじゅうにあったら危険じゃないですか?上の写真のようなのが、ポッキリ折れて道路に落ちたら(特に歩いてる自分の上に落ちてきたら?)、そらあ、いろんな意味で迷惑だし、素人が勝手に触って片付けるには危険すぎる。落ちどころが悪ければ火災だって発生する。

経済拡大時に「仮に」ということで電柱を建てて凌いできたことが、追認されて、さも最初からそのように計画されているかのようですが、、、もう一度言おう、、なぜこんなに電線政策が遅れているのか。

答えは、、、「なにも電線政策だけが遅れてるのじゃなくて、どれもこれも遅れているが電線ほど目立たない」です。

つまりは、そもそも合理的に解決しようという気がないし、なんでも「お金がないからできません」と言えば済むというところですね。バカみたいに地権者や行政の壁とかいう人もいるけど、水道管やガス管の地中埋設ができて、電線だけできない理由なんてないんだよ。もっと技術を知らない人は「電線の耐食性」とかいうけど、、、え?、、太平洋、、つまりアメリカと日本の間のおおきな海、、海底ケーブルがごっそり通ってるしらないのだろうか?繊細な光ファイバーだって大平洋横断してるし、もちろん、東シナ海も、南シナ海も、世界中の海はケーブルだらけ。

ともかく、遅れまくっている行政。それを隠している行政。遅れているのを何故か擁護する反知性の人達。言い訳を吟味せずにそのまま信じて納得している人達。空高く舞う電線は、そうした、日本的なことの象徴で、それがまた見た目にも日本らしい風景となっているのが、これまたとっても日本的。つまり、この電線は、二重三重に日本的なものなのでしょう。

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2018年12月21日

Make Japan great again ???? 日本を取り戻す?いや、時と一緒で失われたものは二度と戻らない。後ろ向きオンリーで、新たに作るというという前のめり感が喪失した日本のほうが、よっぽど深刻。

Nobody make something again. We call it making something NEW. Never AGAIN.

アメリカの大統領が言う「偉大なアメリカを取り戻す」??いや、訳がへんだろ?もういちどアメリカを偉大にしよう、、という訳がふさわしいし、そういう訳も多くでてる。むしろ、取り戻すなんて言っている人のほうが少数派。

でも、なんで取り戻すという訳を使う人がいるかというと、、日本でそういうスローガンがあるから、なんでもアメリカ様の言うことが重みがあると考える人はそういう訳に無理やりする。
むしろ、スローガン偽造?ぐらいのものなのに、、ただ、日本でそういう風に言っている人がいるから、こういうふうになる。


日本は「取り戻す」と大声で言ってる。
ありえんなあ、時間を取り戻すことができないことと一緒で、失われた過去はもう戻りません。「覆水盆に返らず」という格言だってあるんだけど、、知らないんだろうな。そもそも論だけど、ところで昔は良かったのか?というのがあって、つまらんことなんか取り戻したら迷惑。


だけど、昔は良かった、、が主義主張の復古主義者にとっては、取り戻すことは重大な意味をもつ、、けどね、無理。いままでに、それに成功した人なんて人類史上いないのだよ、、まだ、アメリカの大統領の言う、ふたたびアメリカを偉大にしよう、、的なほうが、まだしも、前のめり感があるし、将来に対する明るさも多少はある。


取り戻す、、なんて、わけわからん。
覆水が盆に返えったようなもんで、ありえんのになあ。



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2018年10月26日

Fake News in 1867 (3) 八戸事件、、この事件って今の時代にドラマ化するといいのだけど。西郷とかの征韓論ももとはといえば八戸事件が遠因となってるし。

Fake news in 1867.

清国や朝鮮は幕府から「八戸の寄稿など、全くのフェイクでありえません」という回答をもらっても、全然信用してません。
そもそも、清国は倭寇、朝鮮は秀吉の朝鮮侵略、、という実害をうけた歴史があって、日本ならやりかねんという潜在的な疑惑をもっていました。

当時の清国最高のインテリジェンスの一人、李鴻章は日本の西洋化をじっと見ていて、八戸事件の3年前に既に、「日本の動きをみると、今はてんでバラバラで、西洋化も途上だけど、ひとたび完成すれば、日本は欧米と並んで清国に押し寄せて戦いを吹っ掛けるに違いない。」ということを言ってます。清国の中では日本脅威論が頭をもたげているところに、この八戸寄稿があって、「やっぱりな」「こうなると思ってた」と疑惑を後押しするようなことになってしまいました。
ちなみに李鴻章が日本に疑惑をもったのが1864年のこと。その20年後に日清戦争の講和条約に引っ張り出された李鴻章としては、「20年前に日本はこういうことをする国だと言っておいたのに、なんの対策も打たないから清国はこうなるんだ」とさぞ無念だったでしょう。

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Fake news in 1867 (2) 八戸事件は、文書偽造ではなく、ただの新聞寄稿記事。これがフェイクニュースだというのなら、昨今の寄稿なんてこの類が頻繁にあるし、太平洋戦争期の新聞発表なんて偽造とかねつ造とかとおりこして、妄想、虚構としかいいようがない。

Yabe Article in 1867 made trouble and continues

詳しいことはWikiに任せると言ったけど、Wiki以外にはウエブ上にはあんまり情報もないし、あっても、だいたいWikiのコピペに過ぎないのがほとんど。この八戸事件についてはいろいろな研究があるけれど、ウエブに載ってないものは、存在しないも同然という状況。これも、また、ひとつの情報の誤ったありかたなんでしょう。

ともあれ、そもそも八戸という人物がいたかどうか?というのは、日本側に当該人物に出会ったという人の伝聞があって(これもまた、直接会ったという情報じゃなくて、会ったという「伝聞」というのが怪しさを増加させている)、全然誰もいなかったというわけではなさそうです。つまり失われた一次資料については、ほぼほぼ存在していたという確からしさもあるし、八戸自身の存在についても(偽名の可能性はあっても)虚構の人でもなさそうです。この事件が起こった時期は、幕末、、つまり江戸時代。鎖国がおわり渡航が自由になるのが1866年なので、それ以前に香港に住んでいた日本人というのがすでに幕府のコントロール外。でも、もう、この頃は幕府の威光なんてないも同然なので、漂流民や意図的渡航者も中国や東南アジアにいろいろいたりするけれど、幕府に中国や朝鮮から「八戸」なる人物は誰だ?と聞かれても困ったと思う。

まあ、八戸については置いといて、その内容はざっくり「日本は鎖国をやめて西洋化にまい進している。西洋化された軍隊を持ったうえで、諸侯をあつめて朝鮮侵略を合議している」というもの、ただ、当時はまだ徳川家が日本を治めている時代で、とてもじゃないけど朝鮮侵略なんてできないどころか、日本の一部である長州征伐だって失敗したぐらい。だから、Wikiを編集した人も、八戸の妄言と言い切ってるけど、、、ね、でも、振り返って歴史をみれば、むしろ、「八戸の予言」という慧眼なぐらい。

朝鮮から「八戸のこの記事の真偽はいかに?」と聞かれた幕府は「そんなもの全部嘘です、フェイクです」と回答。ついでに、この際、回答するだけじゃなくて、幕閣に回答書を持たせて朝鮮に外交ミッションとして送り込んで、朝鮮の様子も調べないか?という積極的な動きがあり、日米和親条約から後手後手に回っていた幕府が朝鮮を突破口にして、近隣外交、欧米列強にたいする外交アピールを画策します。なーんだ、何にもないとはいいながら、将来の布石を打とうとしてたじゃないか。

よく江戸時代は鎖国をしていたので外交は無いも同然と思っている人に出会いますが、とんでもない、鎖国なんてけっこう無茶な外交を継続するには、そうとうな外交能力が必要で、幕末の外交レベルはかなりのハイレベルです。こうして、外国奉行平山敬忠を長とする外交ミッションの朝鮮行きが発動するのですが、江戸から大阪まできたところでいわゆる幕末の動乱で、外交ミッションの一行がそれぞれの用で勝手に抜けてしまい、なんと自然消滅。そもそも大政奉還後の幕府に外交権があったのかあやしいけど、実態としての幕府もなくなってしまい、、、幕末のやる気まんまんの幕閣による外交がいきなり終焉です。

江戸時代はおわってしまいました。が、清国は政権が変わっただけでは容赦しません。


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2018年10月17日

Traditional Family Stracture いわゆる家制度。なんでこんな近世の遺物が、また、ことあるたびに口の端に上るのか。近世の「家」は今でいう「会社」のことだったんだけど、わかってない人は今の家庭に持ち込みたがる。

Traditional Family Stracture in Feudal age is still alive in Japan although Constitution denays it.

ほんとうに不思議なことに旧憲法の家制度を礼賛する声がいくつもあります。ほんとうに不思議なのは、この家制度は江戸時代の制度で、明治時代になってやめようとしたけど、人々の心に食い込んでたのでたやすくやめられず、結局緩和して旧憲法に残したけど、大正時代に「江戸時代生まれが少なくなった今こそ、家制度のやめ時」ということで改正されて、その後も改正をしつつ結果的に廃止するつもりだったもの。

戦争に負けて、現行憲法ができたときに旧来の家制度の名残はほとんど無くなった(全部じゃない)けれど、それはもともと旧憲法でも無くすつもりだったものの延長に過ぎない。。。。。だいたい、江戸時代の家制度に冷や飯を食わされて不満だった人たちが明治政府を作ったわけだから、家制度なんて親の仇みたいなもんだったはず。福沢諭吉なんて「門閥は親の仇」とか言ってるし。

、、ということで、旧憲法の家制度は旧制度のエスタブリッシュメント層への懐柔(なんといっても彼らは華族になって議員にもなってるし)もあって、作られたもので、本来全然やる気がなかったものなのです。

でもって、江戸時代の「家制度」とは何かというと、今で言うところの「会社制度」です。は?家と会社は違うだろう?と思うのは今の人の考えで、昔は「家」に産業がついたり、俸給や役職がついたりたりして、個人がお金をもらうのは庶民ばかり。そのため、家をつぶすのは会社をつぶすのと一緒で、家族や傭員が路頭に迷うことになってしまいます。家長は社長ですから、お金の算段をしなければいけないし、家族も傭員も養わなければなりません。家制度では家長(戸主)が家族を養う義務がある、、というのは、社長は従業員の生計を立てさせる義務があるのと一緒のこと。社長は従業員のために社会保険に入ったり、いろんな補償をしなくてはならないけれど、それに見合うことを江戸時代は家長がやってました。だから、いまでも、社長で家長的にふるまいたがる人は多いのはその名残。社員は家族だ!という人も同じこと。

赤穂浪士は浅野家の「お家取り潰し」からでたもの。取り潰されたのは「お家」。家制度の「お家」。そのおかげで、浪人という名の失業者がでて、、ということから、「お家」お取り潰しというのは会社倒産とおんなじなのがわかるけど、、これが家制度。

だから、時代劇でも、家を継がせるために養子をもらったり、出したりと大変なのは、血縁とは関係なく社長を(特に優秀な社長を)融通しあわなければ、企業として将来がないだろう!ということ。なんせ、家に家業や俸禄がついてまわるのだから、社員(家族と傭員)は一大事なのです。跡継ぎをめぐる争いとかも珍しくないけど、それは社長の後釜を狙うレースというわけです。つまり家制度における家長とは(できれば)優秀さを求められるけど、血縁はなくても無問題。実子がいても、養子をもらって家を継がせるというのだって、珍しくなかった。

、、で、家に家業や俸禄が付かない明治以降、、家制度とは単なる華族懐柔のための方便だったのだけど、、平成ももう終わるのに「夫婦別姓は日本の家制度が壊れる」というのは、そもそも家制度というのが何なのかわかってなくて、なんとなく家長制度だと誤解しているのに起因している。ちなみに、明治になって家に代わって会社というものができて、自営業は別として、「家で働くのではなく、会社で働く」というふうに制度が変わった時点で、家制度というのは崩壊しています。なにも、昭和の戦後になって、新しくなったコンセプトじゃないんだし。

明治以降の家制度というのは、今言ったように江戸時代の残滓で、当の政府自体がやめたがってたものだし、単なる「家父長が威張りたい」というだけの制度。これを、、家制度というのは、ちょっと違うよね。さらに、いまどきの「家制度が云々(でんでん)」というのは、何か勘違いしているとしか思えない。

不思議なこと、、

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2018年09月30日

Net addiction ? No they are Smombie マレーシアに居る時は自分のことをネット中毒だと思ってた。けど、日本にきてビックリ、自分なんてネットと無縁といってもいっていいほどの部類じゃないか。日本の歩きスマホに驚いた。

I thought myself as net addiction while I was in MY. Once I started life in Japan,, I was much surprised for "Smart phone zombie" everywhere. OMG. I am not zonbie level very mcuh.

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マレーシアに居る時、自分はなんてネットに冒されているんだろう、、まずいよなあ、こんなんじゃあ日本に帰ったらまともな生活が送れない、、とか、思ってました。Dungun沖合の島にダイビングに行って数日ネット環境から切り離されると、暴れるんじゃないかと思ってた(暴れやしないけど)。

これまでも、日本に6か月に1度行くことはあったけど、みんながどんなにネットというかゲームにやられてるのか気が付かなかった。忙しかったから目に入らなかったというべきか、日本に住んでないし、どうでもいいと思ってるから目に入らなかっただけかもしれない。

ところが、日本に住み始めると、Smart phone Zombieにびっくり。歩きスマホ?日本語のネーミングが穏やか過ぎるのは、みんなが既にゾンビーのレベルだから、「もうお互いにキツイことい言いっこなし」と傷口をなめあった結果だと思う。ゾンビーで十分だと思う。いつから日本人はあんなにスマホにくぎ付けになってしまったんだろう?わからない。
ちなみに、英語はsmartphone zombie, ドイツ語とスペイン語とフランス語、、だから、欧州では短縮してSmombieというらしい。どちらにしろ、人間扱いじゃないよね。うーむ。

私が最初に外国に行く前は、電車の中とか「新聞」を読むおじさんたちが、ぎゅうぎゅうの電車で新聞を折りたたんで、必死で読んでた。満員電車の中の新聞はとっても迷惑だった。なんといっても、携帯電話どころか、コンピューターどころか、ポケベルどころか、ワープロ発生以前の話。世の中にファックスが普及しはじめたころだもん。テレックスだって現役。

いつのまにか、大人が少年まんが誌を電車の中で読みははじめて、「へえ、大人が電車の中で読むのかい?大人がこっそり読むのだったらわかるけど、小学生が読むのを堂々と読んで恥ずかしくない?」と思った頃に、私の記憶は「原日本人」として保存され、いきなり戻ったら、、、スマホ・ゾンビーのひしめく異世界にたどり着いたかんじ。なにごと?これはなに?私は浦島太郎か?それどころか、電車の中でサバイバルゲームとかでなんか連打していて、シートが揺れてるんだけど。きっとゾンビー系のゲームだよ

そうなると、マレーシアで自分のことネット中毒と思い込んでたのが、逆にありえない。ぜんぜんネット中毒じゃない。歩きスマホも、電車の中のスマホもしないし、1日中、ネットに接続しない日だってある。それなのにネット中毒だって思い込んでたのだから、これだって今どきの感覚からいけば、不思議なくらい。

私は歩きスマホしたことない?とんでもない、ある。グーグルマップみながら場所探すことも再三ではない、、だから、あんまり人のことも言えないんだけど、ともかく、歩きゲームはやめてほしい。昨日、交差点のところでポケモン探している人がいたけど、「この人?死にたいの?」とか思う場所でやってた。

歩きスマホというのをやめて、スマホ・ゾンビーと呼ぼう!ゾンビーだから、もう、一回死んでるレベル。でも、死んだことに気が付いてない。ふーー、まあ、日本は魂を奪われたことに気が付いてなくて、まだ大丈夫、頑張れる、取り戻せる、回復できる、、とかいうの、多すぎ。えーっと、もう死んでるんですけど。

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Shelter for typhoon refugee 避難所の光景は50年以上、ちっともかわってない。もしかすると、100年ぐらい違わないのかもしれない。なぜ、避難といえば、体育館のような場所で、床に直接布団をひいて?天災大国日本なら、避難所も進歩を遂げるべきなのに。なんという怠慢。


Typhoon came again and again. But facility for typhoon refugee were same in this 50 years. No improvement.

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大雨や地震、それに立て続けの台風。ほんとうに日本は天災が多い。
そして目にするのは、昔ながらの避難場所。公民館や小学校、広い場所に、床に布団をひいて被害の小ささを願っています。
ほんとうに、こういう風景は、昔ながらとしかいいようがない。昔から?進歩がなくていいのか?

日本に天災が多いのは昔から。こんごも地球温暖化の影響で豪雨や豪雪が多くなるだろうと言われることがあっても、「将来にわたって天災は減ります」なんて聞いたことがない。だから、ますます増える天災や、少子高齢化で避難が難しくなることも考えると、避難所の整備は喫緊の課題なはずで、政府のいうとおり「国民を守る」とかなら、まっさきに手をつけるべきところじゃないかと思う。

どこで災害がおこるなんてわからないのだし、全国を網羅する避難所群の構築は誰もが避難民になる恐れがあるから、予算の配分に反対する人はほとんどいないと思う。それに、そういうのを整備するというのは選挙民にとってもウケがいいから、政治家にとってもうまみのある事業だと思う。

、、、が、実際は簡易ベッドが避難所にならんでるとか見たことない。ぜんぜん、どこにもない、という訳でもないだろうけど、割合的にはほとんど無いも同然。せいぜい、段ボールで家族を囲うしきりを作るとか、そんな程度。ずいぶん昔には災害にそなえて地域の井戸を掘ろうとかいう機運があったのだけど、最近では聞いたことない。電源も地域に小さな発電設備(下水道流利用とか)のネットワークを作るとかいう話もあるけれど、巨大発電所業界からの反発があって、全く進んでない。なんか、斜陽とはいえ経済大国なんだから、無理してでも避難所整備や緊急時インフラ設備に対する投資があってもよさそうなものだんだけど、、、

土建業者に見入りの多い巨大防潮堤、巨大施設、、には、お金をがばがば出すけど、ネットワーク的小型分散施設、、しかも、ダメージコントロール的な災害後を想定した設備投資には消極的。朝鮮半島の和平が進み軍事衝突はもうしない、と言ってから、飛んでこないミサイルの迎撃システムを配備するなんて、どんだけ頭が悪いのか?それだけのお金があるなら災害から国民を守る避難所網や避難所施設の拡充がどれだけできることか。飛んでこないミサイルの危機を煽るより、現実に起こっている地震、豪雨、豪雪、台風、こういった被害に対応するほうが先。
「日本の国防があ、、」とかいう人だって、自分が天災の被災者になれば一発で意見がかわるはず。

こういうのは、「昔から災害といえば、体育館に集まり、床に布団をひいてきた。それで支障はないのだから替える必要はない」という「なにも考えない脳」「老害」の影響も大きいのじゃないかなあ。支障が無い訳じゃない、おまえが聞いてないだけだ!というか、そもそも聞く気が無いだろう。

天災はこれからだって続くだろうし、はーーー、もう、だれかまともに考える脳みそのある政治家とかいないものだろうか。

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2018年06月30日

Reading News Paper つまり麻生某の言うことと完全に逆をすれば人生成功するということだ。なんとわかり易い、ありがとう。あんたに感謝する日が来るとは思わなかったよ。どう見ても役に立たないように見える人も、役立つこともあるんだね。奥が深い。

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例の頭の悪い麻生某が、ざっくり「新聞を読まない人が自民党支持者。新聞は読んじゃ駄目」みたいなことを言った件。
いやあ、知ってたよ。新聞を読まない人が自民党というか現内閣支持者ってあたりまえじゃないか。普通に政治経済に知識があれば、当然、現内閣支持なんてするわけないもん。新聞記事を真に受けるか、批判的に読むかというのが教養のなせる業なんだけど、わるいけど現内閣支持者がそんな芸当できないのでしょ?ま、自民党支持者イコール現内閣支持者でもないのだけど、そこら辺がわかる麻生某ではない。

まあいいや、新聞読みたくない人は読まなきゃいいし、勝手に自民党でも現内閣を支持していればいい。人は自滅する自由も権利がある。ただなあ、道連れだけはやめてほしい。前にバカが政権を取った時に310万人の日本人が道連れに死んでしまったし。この世にバカが尽きない以上、死にたい人だけが勝手に自滅してほしいというのが切なる願いです。



昔から教養を深めるためには新聞は良い題材と言われ続けた。いやあ、あの産経新聞だってきちんと批判的に読むという勉強になるから、役に立つ。新聞を読むなという麻生某が自分は新聞なんて読んだことないんだろうなあ、4コマ漫画とテレビ欄だけか。現内閣をよいしょしている産経、日経、読売ぐらい宣伝してあげなきゃかわいそうじゃないか。あれぐらい提灯持ってるのに、「新聞読むな、新聞買うな」とはかわいそうに。

まあいい、麻生某のいうことと真逆のことをすれば、教養も深まるし、人格も陶冶されるし、良いことだらけじゃないか。新聞をよく読んで、古典に親しみ、口を慎むこと。しかし、うーむ、これぐらいわかりやすい反知性主義の人も珍しい。普通は、もうちょっと、隠蔽して悪辣にやるものだけど、あけっぴろげの頭の悪さというのは貴重だね。すばらしい。

こういうのは、絶滅危惧種のはずなんだけど、なんと驚くことに再生産を繰り返して勢力を拡大して豊漁となっているのだ。人は易きに流れ易いものだし、昔「ノストラダムスが地球滅亡といったから勉強しない」という人達がいたけど、閣僚が新聞読むなといってるから読まない、、という言い訳をする人もいるのだろう。易きに流れる人は言い訳の口実をいつも探していることだし。


ありがたい指標があって、たすかるよ。人間、それぞれ意味があって生きているといわれるけど、あれでも一つぐらいはちゃんと意味がある生き方をしているということですね。ふーむ、この世は奥が深い。


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2018年06月28日

Rule follow the people 規則というのは人を従わせるためにあるものじゃない。人が潤滑に生活するための交通信号のようなもので、人に寄り添ってはじめてできるもの。。。というのを今の日本は忘れてるのだろうか?たとえば夫婦別姓問題。

Origin of the rule

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規則は守らなければならない、、というのは正しい。。。の?
ウエブで見る限り、なんだか今の日本では規則や法律が正義で、逆にいえば規則や法律の範囲内であれば何をやってもOKみたいな風潮があります。うーん、これも歴史に弱いからなのか?

国の成り立ちについて弥生時代にどうやって発生したのかメカニズムを追って、人が国に望むものを考えれば「国とはなんだろう?」というのが考えやすくなる、、というのは前にこのブログでも書いたことがあるけれど、、、規則や法律ね。
これも、どうやってできたか起源を考えればいいのじゃない?

そもそも、人がまばらにしか住んでない石器時代とかには法律も規則もないです。信仰が代替わりしてたかもしれないけれど、基本自由。なにやってもOKだけど、自然のルールから逸脱すると死んだりとんでもないことになるというだけです。こうして、知識の伝承として、ルールが生まれました。簡単な例だと、雪の日に濡れないでいると病気になりにくい、、だから、子供たちには雪の日には濡れないでいるところにいるように指示する、、といったものです。

だから、何?それと今日の社会の規則や義務や法律とどういう関係があるかって?もちろん、おおあり。今の社会を覆う規則というものの本質は、こういった石器時代と構造的には同じもの。ただし、それを破るとどうなるのか?学校の生徒手帳のように「ソックスは黒だけ。茶は違反」を破ったら死んでしまうの?ってことはないでしょう。「それを破ると、合理的にxxxxのような不具合が発生する」が明確でないものは規則ではありません。「名ばかり規則」。

夫婦別姓問題、、、これって選択性だから別に別姓にしなければならない理由が無い人は今までどおり夫婦で同じ姓を名乗ればいいだけの話。別姓でいたい人は、そうすればいい、、という話じゃない?それに反対する理由が見つからないのだけど、、わからん。

歴史的に言うと日本は夫婦別姓だった。、、というか、そもそも大多数の人は名乗るような姓すらなかった。姓なんて特権階級(とその没落した庶民)の占有物でご庶民には縁のないもの。。でもって

1)まずは平民も姓を名乗れ
2)そして夫婦は同じ姓にしろ

というのは明治になってどうやら欧米がそうしているので、見習え!というだけ。

脱亜入欧

明治以前の日本は伝統的にこういったルールは中国文化から取り入れていたし、中国は夫婦別姓だから、脱亜入欧で伝統的アジアスタイルはやめよう、、ということ。まあ、この時期に人名のローマ字表記を「名が先、姓が後」というこれまた実際と伝統と無視した脱亜入欧でやったから、いまだもって名前のローマ字読みと日本語読みでちぐはぐが続いている。夫婦同姓とはローマ字で氏名が逆転するのと同じレベルで出来た規則。うーむ。明治維新で失われた日本の文化伝統は数限りない。

でもって、理由は現在的なものだけど、見た目は夫婦別姓という日本古来の伝統を選択性というフィルターにかけて再興するという試みに、「日本の伝統が失われる」という理由で反対している人が多数いる。

こんなルール、、破ると死ぬんかい?

夫婦同姓が伝統?笑わせるなあ、、そもそも姓がないのが伝統なんだよ。日本伝統の総本山的な天皇家の姓を知らんのか?ないもんね。伝統から行くと姓不要論があっても不思議じゃない(笑)。天皇家に続け!姓を返上します!というのがあってもおかしくない(いや、おかしいけど)。

さらに、人名のローマ字表記を姓が先、名が後、という伝統的(でもって今でも普通)のやり方に回帰するという動きがないのが不思議。あんなの、明治維新の欧米従属から生まれたものなのに。まあ対米従属というのが伝統的か、、(泣)

伝統とかいう言葉を振りかざす人に限って、伝統に無知が多いのは、科学を知らない人に限って、科学万能論を振り回すのに似てるわけさ。反知性主義万歳ですね。

ルールの本質を知らない人に限って、ルール万能を唱えやすいということ。


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2018年06月03日

Returned to Malaysia マレーシアに戻って。おや、選挙中に満杯だった政党の旗がちゃんと片付けられている。掃除できたんだ、、ちょっとびっくり。

Returned to Malaysia

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3週間の日本滞在を終えて、マレーシアに帰ってきました。

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ひさしぶりに成田出発。。。成田空港、、羽田空港に比べて大きく遅れてる。出発ゲートが狭くてとっても長い列ができてるし、プライオリティゲートもない。羽田空港にはプライオリティゲートもあるし、プライオリティラウンジもあるけど、成田はラウンジもない、、なんなんだ?信じられない。それに、ともかく狭くて小さくて、古臭い。成田空港ができた時代はウォークマンとかの流れで軽薄短小の時代と呼ばれてたけど、成田空港は本当に狭くてサテライトの通路がギリギリじゃないか、、というか立ち止まっている人がいると歩けない。ああ、羽田空港利用にすればよかった。

羽田からマレーシアというと、ANAでスターアライアンスか、、。これまでワンワールド一辺倒だったけど、これからはちょっと宗旨変えの必要があるかもしれない。

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ともあれ、マレーシアに到着。

最初に気になってたのが、「総選挙のときに撒き散らかした政党の旗はどうなっているのか?」
マレーシアを出発したのが総選挙の前日で、あれから3週間。みんな政党の旗をどうしているのか、マレーシア人はちゃんと片付けができるのか?などと思っていたのですが、思いのほか綺麗に片付けがされていて、、よかった。まあ、あれで政党の旗が散らかったままだと「ほら、青天秤党はやっぱり片付けができないんだよ、どうしようもないね」とか「緑丸党は、やる気が無い」とかぼろくそに言われかねません。やっぱり政党のイメージを維持するためには片付けが必要なんですね。それぐらいはわかっているのか、、なるほど。
ともあれ、負けた青天秤党の旗はまだちらほら見かけます。あれは、、、やっぱり負けると片付けにも力が入らないのか?まあいいでしょう。

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ラマダーン月も半分が過ぎ、到着してすぐ、、友人のイフタールの会に呼ばれました。さすがお金持ち、、別荘の果樹園にはいっぱいの招待の人たち。

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友達と連れ立っていったのですが、来るのが遅れて!普段遅れるような人じゃないので(遅れるような人とは友達にならないし)なんか用があったんでしょう。でも、イフタールの会というのは日没になってみんなで一斉に食べ始める、、というのが醍醐味なので時間が、、!結局は日没後に到着、、、まあ、急な用事とかひとそれぞれ事情はあるので、そういうこともあるでしょう。ああ、おなかすいた、、、

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こうして、ラマダーン月後半はマレーシアで、、ということになります。

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2018年05月21日

GE14 第14回マレーシア総選挙を今更ながら語ろう。といっても、世間の多くはもう忘れたかもしれないけど、まだ2週間前だよ。まったく、羨ましい。

Let's talk GE14 now although it was 2 weeks ago.

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マレーシアの総選挙も見た日本人の多くは、だいたいみんな同じような感想だと思う。つまり、「若い人達の熱気と挑戦」。
与野党伯仲だと評判は高かった、、、、でも、日本の報道ではほとんど与党の勝利だろうと思われてた。

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つまり、伯仲とか逆転とかいいながらも、結局は与党の勝利、、って構図は日本ではお馴染みだから。マレーシアでは、そもそも、与党は与野党逆転が起こらないようにゲリマンダー選挙区にしたり、あの手この手で、野党封じ込めに力をそそぎ、建国以来ずっと与党を貫きとおしたわけです。多くの人が現政権に不満はあっても「野党が勝つなんて無理だよ」とか思ってました。

それが、14回目の総選挙にして、与野党逆転。建国以来のはじめての与野党逆転勝利、すごい。あれだけ、ろこつに邪魔されても、草の根的に影響力を増やしてきたし、野党統一首相候補が、国父のマハティール(以下Dr. M)というのもあったとおもう。Dr. Mが93歳になっても元気で与野党逆転に果たした役割を考えると、「長生きも芸のうち」どころか、なんか、なんでもいいから、ともかくできるだけ人は長生きするもんだ、、最後に何があるかわからない。


与党の「青に天秤」の旗の立て方が頭が悪くて、空港の標識を隠してしまい、道間違えたじゃないか、、、というぐらい、旗が多かったのに、与野党逆転ね。

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選挙戦の最後のほうでは「2つのくそったれがあったら、1度やって失敗したのほうじゃなくて、まだやってないくそったれの方を選ぶべきだ」というのが野党側の合言葉になってた、、

日本だったら、そうはならない。「2つのくそったれがあったら、1度やって失敗したほうを、こんどは失敗せずにやりなおそう。まだやってないほうなんてリスクが高すぎる」とかいって、チャレンジ精神ゼロで無難にやろうというのが国民意識のほとんどだとおもう。

でもね、まだやってないほうのくそったれだって、やったほうの失敗から学ぶものです。だから、私はマレーシア式のやってないほうのくそったれを選ぶのに大賛成。やって失敗したほうを、もう一度選ぶ方がリスク高すぎ。だって、失敗する直前で回避するなんて無理。それができるぐらいなら、最初っから失敗してないって。あれでいいと思ってやって、結果、失敗したんだもん、何回やっても失敗する方程式ができてるのだけど、「今度は大丈夫脳」あるかぎり、世の中暗い。これって、むしろ老害だと思う。
日本に閉塞感が漂うのは老害のせい。新しいことを忌嫌い、古い失敗を、今度は失敗しない!と持ち出すのが老害の特徴。


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まあいいや、日本が「与野党逆転で変化を求めたマレーシア」の足元にも、「悪いことした権力者はなんどでも監獄に送る韓国」の足元にも、及ばないのは明白だし、それは「古い失敗大好き症候群」のなせる業。もはや、なんといっていいことやら、、

新しい選択で失敗する可能性があるのは、もちろん。なにをやっても失敗する可能性があるのは世の道理。失敗?それがどうした。失敗上等じゃないか。古い失敗を繰り返すぐらいなら、よっぱど新しい失敗のほうが気が利いてる。


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2018年04月11日

Fake Photos フェイクニュースにフェイク写真。もう、いったい、何を信じていいのか、そうとうな読み解く力が必要な時代になったもんだ。でも、、世間は逆方向。

There is a lot of not-proper photos nowadays.

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この数年、、偽写真や偽ニュースといった偽の情報が世間に飛び回って、もはやうっかり信じようものなら偉い目にあいます。大手の配信するニュースからSNSでよく知った友達の情報まで、混沌としてる、、なんだか、すっかり滅入りそう。

私は(現)米大統領はちっとも好きじゃないので、(前)大統領の就任式に集まった人数と比べてはるかに人数が少なくても「ああ、そうでしょう、人望無いし。」と全然気にしなかった。でもって、比較した写真が出回って、わざわざ180万人と25万人の差があるとバカにされていました。そんなに大差あるなら、そもそも選挙に勝てないだろう?という気もしましたが、(現)は嫌いなのでどうでもいいや、、とか思ってた。


この比較写真をみた(現)が猛然と反論して、25万人じゃなくて150万人はいるようだった、マスコミは嘘をついている!といつもの持論を振り回していたので、「やっぱり(現)はバカだよなあ、人数は一目瞭然なのになんで見え透いた嘘をつくんだろう」的なコメントがまたまたSNSを駆け回ってました。

でも、後で動画を調べると、、25万じゃなくて本当に100万人越えはしているぐらいの数はいる。どうやら、25万人とキャプションのついた画像は(現)の反対者が会場をブロックして中に人が入れなかったときの写真だったらしい。それを比べるか?それも撮影した時間も違ったらしい。

もちろん偽造された写真ではないのだけど、切り取った写真を発表して「これは事実だ」というのはどうだろう。偽でなければ真なんだろうか?まあ、この話題は周回遅れの私にふさわしい古いものだけど、、

、、、この手の偽でないけど真とも言えない写真、、写偽、、写不明、、なものは、SNS上で日を追って多くなるばかり。私もうっかり騙されたものもある。もう、なにがなんやら、どれを信じていいのか本当にわからない時代になったので、逆にほとんどどれも信じないようになってしまった。

あとは自分の写したものだけ。Seeing is believingというけど、自分の目で見たものだって、うかうかと本当に信じていいものかどうかはよくわからないです。こういうフェイク文化がこれからもますます盛んになるのは間違いないだろうし、後世の人が「21世紀の最初の数十年は偽造と疑心暗鬼の時代だった」というのでしょうね。

これに対して、たとえばマスコミは全く嘘、でたらめという人もでてきて、いや、でてきてるだけじゃなくてかなりの勢力になっているのだけど、それもまた極端すぎる。全部が偽じゃない。もちろん、正しいことのほうが割合としては多いのだけど、羹に懲りて膾を吹くような人がこれまた極端を切り取ってしまうのも、またフェイク。

もはや国民にはこの事態を対処するため「読解力、論理学」が必須なのですが、、現日本政府の高等教育方針は「技術系重視、文系軽視」ということらしいです。こうやって、ますますフェイクがはびこるんだろうな。

こまった、こまった。

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2018年03月04日

日本がどこかに先制攻撃でミサイル攻撃をするとどうなるか。相手が一発も反撃しなくても日本は降参して莫大な賠償金を払うことになる。

なにやらツイッターでどこかの団体が中国と韓国を攻撃しろとか?日本の首相が先制攻撃が効果的とか、いったい日本はどうなっているのか?さっぱりわかりません。

、、が、どこかにミサイルを撃ち込むとどうなるかはよくわかる。なんといっても中東に随分住んでたし、戦争にも巻き込まれたし、、、

まず、日本がどっかに先制攻撃でミサイルを撃ち込む、、、ここで日本は「先に手を出したほうが悪い」という小学生でも知ってることで日本の敗戦決定。だから、この後はもはや蛇足。


もちろん、相手は一切反撃しない。喧嘩両成敗とか日本人なら言い出しかねないし。
それに米軍も応援しない。日米安保条約は日本の領海領空領土が侵されたときにしか役に立たないし、もちろん先制で相手にケンカ売れば当然日本がかってに戦争を始めたということで米軍は何にもしなくて済む。

でもって、戦争状態になった国には航空機は乗り入れしない。案外知られてないけど、航空機は出発の度に保険を掛けてる。もちろん戦争当事国に行ったり出たりするフライトは保険会社が受け付けない。これは個人の海外傷害保険でも一緒で、約款にはちゃんと戦争当事国での損害に保険は適用されないことになってる。誰でも考えればわかるけど保険に入ってない飛行機は飛んじゃあいけないというルールがある。国内は無視できても国際線は相手があることだし無視できない。目が飛び出るほどの保険金を出せばロイドなんかは受け付けてくれるけど、乗客がそんなお金を払えないし、結局は不採算でフライトは飛ばない。貨物機であればなおさら。これは、私自身が湾岸戦争のときに実際やられた体験談。
もちろん船舶も一緒。そもそも船主が大切な船を戦争当事国に向けたりするわけがない。

ということで戦争が始まったら、物資が外から入ってこない。もちろん食料も、、日本の食料自給率(カロリーベース)は39%。主食の穀物は20%台。あっさりと日本は飢餓に苦しむことになる。

飢餓に苦しみたくなければ、早目に戦争を終わらせるしかないけれど、最初に攻撃したのが日本で、相手が被害をうけて、なおかつ相手から全く反撃しなければ、世界中誰が見ても悪いのは日本。で、どの国も日本の応援なんてしない。だから、戦争を終わらせたければ日本が降参するしかない。

日本「相手が悪い奴なのでミサイルを撃ち込みました。が、その後国民生活が送れません助けてください」
世界「ばかみたい。そうなるのは分かってたこと。あんたの好きな<自己責任>でしょ」
日本「戦争が続けられません、、相手は悪い奴なんです」
世界「最初に手を出したやつが悪い奴。なんで戦争を続けるために援助しなきゃならんの?」
日本「ともかく飢えて死にそうです」
世界「戦争止めたら助けてやるよ。ただし利子はいつもの100倍だけど」
日本「それはひどい、、相手は悪い奴なんです」
世界「自分で戦争始めたくせ、何言ってるんだ?わけわからん奴、助けてもらわなくていいの」

もちろん、食料だけじゃなくて石油とかも入ってこないし、そうなれば電気もまともに作れない。原発をガンガン100%稼働させる?戦時中に?原発を動かして、そこに反撃くらわされたらどうするの?
外国のものをカネにあかせて手に入れる?うーん、無理だと思う。いまや世の中は信用決済だけど、戦争当事国は信用がゼロになる。クレジットカードも使えない(当然、ビザとかマスターとか日本の会社じゃないし)、、これも私が湾岸戦争の時に実際やられたこと。海外送金もできないし、打つ手はほとんどないと思う。まあ、モノが送られてこなければお金を払ってもしかたないけれどね。

、、、ということで、戦争当事国、戦争該当地域になっただけで、もう今の生活は一切あきらめましょう。石油の備蓄は197日分だそうです。約半年でカラ。でも、いまどきだから、そんなに何か月も持たないでしょう。ちなみに農水省のHPには日本の食料自給をわかりやすくした図があって、「うどん2日に一杯」「味噌汁2日に一杯」「卵7日に1個」とか涙がでそうなことが書いてある。どこかにミサイルを撃ち込んだ日から、こういう食生活になるんだけど、本当に我慢できるの?

結果として、つまんないことしたおかげで、、ものすごく苦しんだ末にアメリカに調停をお願いして、相手に多額の賠償金を払い、国民は極貧状態になり、ついでに調停代としてアメリカの奴隷となるのでした。外国からの援助も事の成り行きを考えれば無償なんてありえない。そんなことやりたがっているのが、今の首相。でも、正直、戦争やりたいのではなくて米製の武器を買う名目で国民を煽ってるだけなんだけど。

首相はともかく、首相周りはこうなることわかっているからフリで国民を煽ってるだけなんだけど、一番驚くことは素直に煽られている人達。あまりにもナイーブ過ぎて頭がクラクラする。なるほど振り込め詐欺が無くならないわけだ、、、、、振り込む前に注意した銀行員に激怒して「自分のお金を使うのに何が悪い」と強引に振り込んだらサギだった、、、という事例は全然珍しくない(というか、いっぱいある)。

2008年のデータだけど、ATMをつかった振り込め詐欺被害者の3割は銀行員に注意されたけど振り込んだそうです。この詐欺被害がでて世の中あげて警告してもダメ、この詐欺を知らぬものが無いほど周知徹底されているのに、、、10年経ってもなくならないどころか件数は増える傾向。信じやすくて騙される人の多さというのはそういうもの。もはやカルト信仰だね。2017年の被害総額390億円。ふー、、

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被害者が制止を振り切る際に行員が負傷するケースも多いという。警察庁は「被害者が冷静になるまで根気よく説得を」と指導。、、、らしいですが、、、

「今の首相おかしいから騙されているのと違う?」といったら非国民扱いして激怒するのも騙されやすい人の特徴。そして、全部終わったあとに「我々は騙された」とか言うんだろうなあ、、前にも言ってるし。ちなみに、戦争で使われるお金が首相のお金じゃなくて国民の税金です。

今の国民が「もっとたくさん苦しみたい」という抑えがたい欲求にさいなまされているということ。やるなあ、普通だったら考えもしないことなんだけど、、、やるなあ。社畜ぐらいじゃ物足りないようです。すごい、、すごすぎる。

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2018年02月07日

「日本人ムスリムにありがちなこと」というブログ記事があるらしい。

日本人ムスリムにありがちなこと、、というかなり昔のブログ記事があります(もちろん私のブログではない)。日本人ムスリムというと?うーん、私のことではないか?みんな、こんな感じがありがちなのか?

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最近、ツイッターで記事紹介をみたので、このブログを見に行ったら2年ぐらい前の記事。だから、この記事を書いた人は今でも記事どおりの考えなのかどうかはわからないです、、というか、2年ぐらいあれば変わっているのが普通。

記事についてだけいうと、、やれやれ、いるよね、こういう人。好きなように言いたい放題なんだけど、まあ、いいでしょう。誰が何を思おうが勝手です。でも、本当に何が「日本人ムスリムにありがちなこと」なのか全然わかってない。全然当てはまらない人も多いけれど、すくなくとも「日本人ムスリムにありがちなこと」とかを気にするような人に、、ありがちなのは、

「人からどう思われているか気にする。同じぐらい、他人がどうか気にする」

です。だいたい、日本人と外国のムスリムの違いなどない人類はみな兄弟姉妹である、、というのがイスラームの主義主張なんだけど?あの人この人、生まれつきムスリム、改宗したムスリム、変な髭を生やしてる、普通じゃない服装してる?区分ばっかり作って、見た目であれこれ、勝手に「普通とはこう」というのを作って、平等精神はどこにいった?

あんな格好して会社で上手くやっていけるのか?ふん、大きなお世話。なんだって、こう、また、ひとのことばっかり気にするのか?わからん。ムスリムは形から入っていく?その人のいったい何を知ってるというんだろう適当に邪推しているだけ。一から十まで、自分には関係なにのに、よけいなお世話。

私は滅多に「日本人だからとか、xx人だから」、、とかつまんないので言わないのですが、この「他人の目を気にする」のはほとんど日本の隅々まで蔓延している宿痾。せっかく「世間の目が基準」という閉塞感あふれた社会から、イスラームの「神様のいうことが基準」になったんだから、「私は私。あんたがなんて言おうが関係ない」、、とまい進すればいいのに。それだったら、おお、そうか、いけいけ、突っ張れよ、、となるのに。

アブー・フライラ―アッラーよ彼を嘉したまえ―の権威による。彼は伝えている。アッラーの御使い―アッラーよ彼に祝福と平安を与えたまえ―はこう言われた。

関わりのない問題を放っておくことは、良きムスリムたることの一部である

アッティルミズィーその他が伝えている優れた伝承である。(ナワウィー師の40のハディース)

たかだか、自分の周りの類は友を呼んだような連中をみて、「日本人ムスリムは」なんて少数を一般化するようなことしないで、自分は自分、自分の信仰を持っていればいいだけのはなし。じゃあ、なんで私がこの記事をスルーしなかったかというと、、「日本人ムスリム」というカテゴリーで係わり合いを持たされたから。

人はひとりづつユニークで貴重な存在。ひとつの独立した比類ないもの。誰かにカテゴリー分けなどされてたまるか(特に見た目とか国籍とか)。

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2018年02月01日

"PLH02 Tsugaru" Coast Guard Ship in exercise (2) 巡視船「つがる」の幅は本当に狭い。よくヘリコプターが入るよね

Helicopter garage is just its wedth size. no extra room.

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搭載ヘリコプターがある格納庫、、狭い、、

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本当に狭い、、、というか、こんなにヘリの幅ギリギリでヘリが本当に入るのか?

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洋上はうねりも波あるし、雨や風、大変でヘリを飛行甲板につけるのでも、そうとうに大変そうな幅の広さだけど、、

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格納庫の狭さは驚くばかり。洋上では超絶名人芸が必要。ちょっとあり得ないぐらい狭い。なんかもう、無理やり押し込むというか、あとは名人がどうにかしろ!と投げだされたというか、、

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「かしま」は余裕の広さでヘリが2台ぐらい楽勝で入るぐらいの格納庫だったけど、これではヘリ操縦士とヘリ班が可哀相すぎる、、

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がんばれ、ヘリ班、、

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最後にまた、集合場所に戻った時にはキッチンを見せてもらい、、

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雨の中、小さなワゴンでの送迎なので、順番待ち。その間は海保のプロモーションビデオを見て、、

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海上保安大学の入学案内!プロモーションビデオも見て、

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今、、若い人で保安官になろうという人が減ってる、、映画海猿はあれで終わりなのか?もっと続編ができれば、海保も員数確保できるのに、、という話をしたり、、しながら見学終了。

海上保安官の皆さんはすごく丁寧で優しかったですね、、好印象です。
がんばってください。

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"PLH02 Tsugaru" Coast Guard Ship in exercise (1) 巡視船「つがる」見学。保安官から国民の税金で作ったものですから、もっとよく見てくださいといわれた。

Visited Japanese Coast Gurad Ship at Kuantan Port. On the way back from India for joint exercises.

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雨の中、クアンタン港に来た日本の巡視船「つがる」の見学に行きました。雨でそれどころではなかったので、全体の写真がないのが残念。とっても大きな船だったので、全体を写すには後ろまで随分下がらなくてはならないので、大変だったことでしょう。

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私はこれまでに、海上自衛隊の練習艦隊見学に3回行きました。アブダビで2回、ジェッダで1回。いずれも練習艦「かしま」を中心に、護衛艦が1隻か2隻ついてきて、そういうイメージがあったのですが、「つがる」は単独航海。ほー、そういうものなのか。もっとも航海の内容も、海自の航海練習と海保の総合演習という大きな違いがあったのでそうかもしれません。

「つがる」の長さは海自の護衛艦(「しまゆき」と「しらゆき」とか、「ゆうぎり」と「あさぎり」とか、なんか外国人にとって紛らわしい名前ばかりだった)より長くて大きい、、「かしま」ぐらいかも?でも、幅は狭い、、「かしま」の半分ぐらいの幅な気がする。こんなの、海自のサイトと海保のサイトでスペックを調べればすぐわかるけど、ま、いっか。感じだもん。(でも「つがる」を3回ぐらい、つるがといい間違えた)

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船内は護衛艦の極小に比べれば広々としたイメージだけど、相変わらず天井は低い。背の高い人は大変だと思う。艦橋で船長のイスに座って、記念撮影、、

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船長専用、、

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保安官からいろいろと丁寧な説明を受けました、、

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この船は皆さんの税金で作られています。しっかり見て行ってください。。といわれた、、。とても重要なことで、保安官の意識の高さがうかがえます。でも、「みなさん」の方がそこまで意識が高いかどうかは疑問ですね、、税金は払ったら払いっぱなしで、その後どんなことに使われているのか無頓着だし。保安官のいうとおり、きちんと自分の金で買ったものはどんなのか見る必要があるんだよ、普段の買い物でもそう。

やっぱり目立つのは武装。機関砲です。

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艦橋からみた裏側、、

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韓国でワールドカップがあったときの、南北国境の海上衝突を題材にした映画を観たことがあるけど、ほんとうにこんな感じだった。機関砲まわりの防壁がしっかりしててよかった。

一番目をひいたのは、、こちら、、

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マレーシアでは見かけない分別ごみ、、なんか、「あ!日本だ!」と思った瞬間です。

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それと、こちら、、日本の自販機。日本円しか使えません、、「必要でしたら両替しますよ」と親切に言っていただきました。

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遠洋航海、、いろいろあると思います、、

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2018年01月23日

Living in Malaysia マレーシア移住 というサイトを見かけるんだけど、、、違うんじゃない?

Visited Imigration to Malaysia web pages in Japanese, just only curious.

いまどきの婚活についてよく知ってるわけじゃないけど、年収や健康状態や親との同居とか学齢とかいろいろめんどくさい条件が重要だそうです。うーむ、別に全否定するつもりはないし、まあそうゆうことを知りたい気持ちもわかるけど、、、、会社員でも倒産とか、いきなり病気になるとか、同居予定の親が介護施設に入ることになったとか、人生予想もつかないことは、ふつーにあります。その時点での条件だけでは長い一生ちょっと無理だと思う。

だから、考えが似てるとか、人柄とか、尊敬できるとか、、この人とずっと一緒にいたいと思えるような人と一緒になるのが、ベタだけど普通と思う。やっぱり、恋とか愛とかが結婚の中心で、少なくとも年齢とか年収とかよりかは健全じゃない?だって長い人生なんだもん。

最近マレーシアのことで調べ物してたら、マレーシア移住って項目がいっぱいあるのに気がつきました。すごい、、何がすごいって、移住っていう言葉を簡単に使ってること。まあまあ、そんなに肩肘張って気合い入れなくてもいいのに、マレーシアで暮らす、、、ぐらいでいいよね?移住ビジネスというのがあってそういうのに影響されすぎ。結婚相談所並みですよ。婚活ビジネスと移住ビジネス、、って似すぎ、、というか同じところがやってるの?

マレーシア移住と言っても、治安、物価、いくらで生活ができるか、どんなものを食べるか、医療水準、、、まあまあ、それが知りたいとこはわかるけど、、そればっかりじゃないか。

外国に住むって仕事の関係じゃなかったらどこに住んでも自由なんだから、何回か来て、あーーここ良いよね、こういうとこにずっと住みたい、、、と自然に思えうところに住むのが一番。じゃあないと続かないと思う。婚活と一緒で、やれ教育がとか、条件云々が優先されるのはなんか間違ってる気がする。一度もマレーシアに来たことなくていきなりマレーシアに移住しましたとかあって仰天。それって、親の決めた結婚(辞令による転勤)じゃなくて、自由結婚なのに「俺様は結婚まで一度も本人に会わなかった」って、言うのと同じで自慢にならないどころか、、もはやアレな感じ。君子危うきに近寄らず感満載。

ずっとサウジアラビアに住んでた目からいうと、マレーシアと日本なんて違わない、ほとんど一緒だよ。東京に住むか千葉に住むかの違いぐらい。そんなに力を入れて、千葉に移住します!とか言わないよね?

だから、「千葉に行ったら気に入ったので今後は千葉で暮らすことにしました」ぐらいでいいんじゃない?マレーシアで暮らすのもそんな感じだよ。あんまりウエブの情報に頼らず、自分の目で見て確かめるのが一番。長くつきあうには、まず寄り添ってみよう。

ラベル:マレーシア 移住
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2017年09月25日

政治家のレベル

たまたま、「流れる星は生きている」を読み終わった2日後、例の麻生某大臣がいつものとおりバカなことを言ったというニュースが流れました。なにやら、、なんだかんだで難民は射殺しろ、、みたいなことらしい。細かいことを言ってもしかたない、麻生某がバカなのは今に始まった話ではないし、暴言もいつものこと。

今更、あいつって頭悪すぎだし、議員の資格がない、、などと言うほうが間違っている。むかしっから、麻生某は、頭が悪すぎで、品性卑しく、教養もなく、議員の資格どころか人間としての資質も疑問な奴でした。

だから、どうしてそんなバカが何度も選挙に当選するのか?どうして閣僚の要職を占め続けているのか?という風に考えないと、、、

もちろん解は簡単、選挙区民が麻生某の脳と同レベルというもの。閣僚になるのも、誰も閣僚に脳みそがあることなど期待していないということの現れ。つまり、国民の多くは、残念ながら麻生某と似たり寄ったりということ、、、なのだけど、あからさまに「おまえらバカ」と言うと、、非難轟々、お前はいったい何様になったつもりか?バカという奴がバカ!上から目線だ、生意気だ、その他、発言者のほうに非難が寄せられ、「ブーメランになった!」とか言って喜ぶ人もでてくる構造になっています。
王様が裸なのを知っているのに、王様は裸だ!と言ったが最後、「あの立派な洋服が見えないお前がバカなのだ」と罵倒される、、というわけですね。わかり易い。

議員なんて選挙で当選できなければ何の意味もない。高邁なことを言っても選挙区民に理解されなければしかたないし、結局、選挙で当選しやすいのは選挙区民が理解しやすい奴にしかなりません。議員の暴言だって、そういつつまらんことを言うと支持者が大喜びだって知っているから言うわけです。議員なんて支持者の御機嫌取り。どうやって支持者を喜ばせるか?もちろんお金のかかることは難しいことも多いから、笑わせていい気持ちにさせる芸人になりきるのが一番楽で効果も大きい。

あああ、、つまんない、、議員のほうじゃなくて、有権者のほう。そういうと、お前はいったい何様のつもりだ!というやつの方です。

何様ってなんだよ?
わけのわからない(もちろん誰にもわからない)何様でなければ言いたいことが言えないなんざ、まっぴらごめん。何様でなくても勝手に言いたいことは言います。私はそういう奴です。

しかも、非常に残念なことに私の生まれ故郷が麻生某の選挙区で、あいつの初当選から知ってます。ネットで「麻生はバカだから選挙区民はあいつを落選させてください」みたいなことを書いている人も多いですが、無理。だって、麻生某は選挙区民のうけを狙って暴言三昧なんだもん、

「あげなん聞いて喜ぶ地元の有権者やけん、どげなレベルかわかろうもん。言うだけ無駄っちゃ」

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2017年06月15日

MATTA Fair トラベルプロモーションフェア!

I visited MATTA Fair

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我が町のトラベルフェア。トラベルフェア?って思う人には、わかりやすく「トラベルエージェントの出店祭」と言いましょう。私もわからなかったです。

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一番多いのが、海外旅行のプロモーション。行先は欧米が多いですね。ホテル付で、いくら!とか張り紙が一杯。今時はネットでいろんな旅行を選んで、ネット上で予約や決済ができるのが主流となりつつありますが、同じぐらい、架空の旅行プロモーションを行って入金があったのを持ってドロン、、と消えるサギもまた多いです。新聞でも、最近ニュースでそういう話があったのを読みました。だから、店舗型のほうが安心できるという層もまた一定の割合でいるわけです。旅行にかかるお金ってけっこう大きかったりするから、心配がないほうがいいよね。

そして、これもまた定番なのが、ハッジとウムラのツアー。これだけムスリムがいるのですから、市場は非常に大きいし、メッカの宿は取るのが難しいというか、ほとんどエージェントと契約のあるサービスアパートメントで、そもそもホテルではないというのがミソ。ビザしかり、現地での交通しかり。だから、どうしてもエージェントを通じての予約となります。

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ついでに、旅行取扱エージェントの資格!政府関係のブースには、「無資格旅行代理店を使わないように!」という案内がこれでもか!というほど貼ってあります。

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正しいエージェントの証。

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そういえば、隣のトレンガヌでは、いま旅行プロモーションをやってるよね、町中に「Visit Beautiful Terengganu」というポスターが貼ってあるし、町も旅行プロモーション一色。すごいよね、、という話を我がパハン州の観光局でしたら、、、

「うちも、今年やってるんだけど、Visit Pahangってポスター見たことない?」

え!そーだったの?すみません、気が付かないです。。。とは言わずに、、
「見たことない、、やってるの知らない」とあっさり答えました。

「毎年、マレーシアの州のうち、3つの州を重点的に観光キャンペーンするんだよ。今年は、ペラとパハンとトレンガヌの3つの州。トレンガヌもやってるけど、うちもやってるの」

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わるいけど、トレンガヌの熱の入れようにくらべたら2割ぐらいにしか思えない。じゃあ、マレーシア最大の国立公園はパハン州にあるけど、このタマンネガラでの観光コースを紹介してもらえますか?とパハン州観光局のおじさんに言うと、、ちょっと待って、、、と言って、、でかけて、、

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、、、帰ってこなかった。さすが。どうせ、そんなところだと思ってたよ。観光プロモーションしている人は、単にそこの椅子に座ってるだけで、何にもしてないもん。しかも、訊いても知らないし、かえって私の方が知ってるぐらい。。。。まあ、いいか。こういう体質は、べつに観光業界だけじゃないし、、言ってもしかたない。

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それから、数日。町で大きな看板があるのを見つけました、、前からあったのだろうけど、全然気が付かなかった。こんなに大きいのに、、、インパクトはない。がんばれ、パハン。

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2017年06月02日

Railway to East Coast 東海岸鉄道計画

Malaysia has an East Coast Railway Link Plan.

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この間、ショッピングモールで何やらおおごとのように大きなブースが突然できました。
見ると、東海岸高速道路計画?

まだ開通してないのは、トレンガヌの州都からケランタン州全域にかけて。いったいいつになったらできることやら、まあ、今の高速道路だってまだできて1年ちょっと。一旦これで計画は休憩で、これから以北はまた一息ついた後という説明もあったし、息の長い話だよね、、、と東海岸北部を見てました。

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でも、なにか違和感を感じます。そう、高速道路ならLPTの文字とロゴマークがあるはずなんだけど、見慣れないロゴ?見慣れない略称?高速道路じゃない!

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鉄道だ!そう、East Coast Rail Link 東海岸鉄道網の計画だ!あーーー、これが!これが!これが!と三回叫び、これが、かの、超有名な一帯一路かあ!もちろん、東海岸より発達している西海岸鉄道のほうがすべてにおいて早いと思うけど、東海岸も時流から取り残されているわけではないのだね。

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こんな田舎でも、時流というものをひしひしと感じるブースでした。

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