The Redang Telegraph

2010年08月21日

サイレントマジョリティ?

声無き民衆。社会の表舞台にでることが無い人たちの思い。
この人たちの声をくみとり、生かすことが、本当の民主主義。

と思っていました。

が、いまやインターネットの時代。
決してこれまで表にだされることの無かった人たちの(一部でしょうが)声が伝わってきました。

…しっかし…、、、あまりにも、大したことなさすぎ。
これだったら、黙ってもらっていたままのほうが良かったかもしれない、、と思うような声が多い。

あからさまな人種差別であったり、ただの僻みであったり、つまんない足の引っ張り合いだったり、、。つまり、ただ単に社会に声をだす要素が全く無かったから、だけ…か?サイレントマジョリティ…奥が深い。

2010年08月15日

長時間労働における戦死

敗戦記念日であれば、どうしても考えたいのが現在の労働問題。
サービス残業に加担することは、セルフマインドコントロールのかかったストックホルム症候群という病気です。

会社の為に長時間労働を重ね、過労死、自殺、うつ、といった戦死、戦傷を強いる、、、人間の尊厳の問題ですが、これほど報道で長時間労働で騒いでも、過労死がどれほど取り上げられても、依然としてそれを受け入れるのマインドコントロールは強固です。

不当な長時間労働を強いる会社は、けっきょくそうせざるを得ないところに病巣があり、もろいものです。

勝つために、平然と駒をすてるのが将棋の醍醐味で、駒を捨てるのが上手でなければ、名人にはなれません。死に物狂いの兵士を平然と切り捨て、味方を殺すことをよしとする社会では、敗戦の日が近いことを知るべきです。


今日は敗戦記念日

NHKのドキュメンタリー「玉砕」を見ました。

とても良い番組でした。こういうのを見るたびに思うのは、見方に殺される、見殺しにされる人のなんたる多さ。「国のため」と言いながら、国は国民のことなんて、何とも思ってないです。

このあたりは今も一緒ですが、ネトウヨと呼ばれる人たちは、日本、日本とうるさいです。でも、日本(つまり政府)のほうではこういう人たちを必要と思ってないのは自明の理です。

日本というのは別に形があるものじゃないです。単なるイメージの産物で、その形が無いものを、抽象化したものが政府。日本国=日本国政府です。

結局、日本のためには政府に良くなってもらう、地道で、人目に触れない、たゆみない努力が必要ですが、日の丸振り回している連中には全然できないことです。

平和を考える日に、現在も中東でつづいている米軍の殺戮を思い出すと、血液が沸騰しそうです。そして、米軍兵士もまた米政府から見殺しにされているかわいそうな存在です。

2010年08月11日

twitterとYouTubeはどこで儲け?

非常に素人くさいことながら、twitter とYouTubeは無料でみんなを引き寄せているけど、どこで儲けているのか全然わかりませんでした。

検索すると、
「YouTubeはまだ大きな収益を上げるに至っていない」--グーグルCEOが発言http://japan.cnet.com/marketing/story/0,3800080523,20372501,00.htm
経済学101国内外のメディアを通じて経済学的考え方を学ぶ
Twitterの収益源
http://rionaoki.net/2010/04/3891

ふーん、ごめん、知らなかったよ。いちおう、両方とも儲けを目指してるんだ。まだ大きな利益を上げるに至ってない…発言はもっともだと思う。だって、あれが営利活動だとすら思ってない人だって多いと思います。

ダイレクトな言い方が押し付けがましいと感じることはある。でもねー、両サービスとも控えめすぎる!もっと、ストレートに「うちらはこれで儲けさせてください!」と言ったほうがいいのとちがうかなあ。


2010年08月06日

サービス残業とはストックホルム症候群のことだ

わあ、長いタイトルになってしまいました。
どうしても、サービス残業という経営者の犯罪に、嬉々として(あるいは嬉々としたふり、あるいは「サービス残業なんだよなあ」と人に言いたい気持ち)、サービス残業をするのか?どうして犯罪被害者が加害者側に立ちたがるのか?

前の記事を書いたときから、ずーっと思っていたパトリシア・ハーストの誘拐事件のこと。被害者が加害者の側に立ち、良い感情をもつストックホルム症候群のこと。

Wikipediaからの引用です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%83%A0%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4

(引用開始)犯人と人質が閉鎖空間で長時間非日常的体験を共有したことにより高いレベルで共感し、犯人達の心情や事件を起こさざるを得ない理由を聞くとそれに同情するなどし、人質が犯人に信頼や愛情を持つようになる。また「警察が突入すれば人質は全員殺害する」となれば、人質は警察が突入すると身の危険が生じるので突入を望まない。ゆえに人質を保護する側にある警察を敵対視する心理に陥る。このような恐怖で支配された状況においては、犯人に対して反抗や嫌悪で対応するより、協力・信頼・好意で対応するほうが生存確率が高くなるため起こる心理的反応が原因と説明される。

上述のように、ストックホルム症候群は恐怖と生存本能に基づく自己欺瞞的心理操作(セルフ・マインドコントロール)であるため、通常は人質解放後、犯人への好意は憎悪へと変化する。(引用おわり)

つまり、サービス残業という犯罪被害者を務めた会社をやめた後、その会社への好意は憎悪「あれほどサービス残業した自分はなんだったんだ」と変化するのか。

今のところ、サービス残業はストックホルム症候群に基づいた…て言ってる人いないよね、独創性満点!これで学説を作ってやる!…と思ったんだけど、検索するとそこそこいた!あーーー。ともあれ、まだまだ言っている人は少ないです。少なくとも学説レベルじゃ見当たらないような気がする。日本型ヒューマンリソースをいまの授業でやっているけど、これをぶち上げようかなあ。

こんな経営者にちょろいことやってるのは、世界ひろしといえども日本ぐらいなんじゃないかなあ。自己確立が未成熟なのかなあ。「セルフ」マインドコントロールというのが、泣かせるよね。


2010年08月05日

赤字公営ギャンブルの存在意義

この間、ふと「公営ギャンブルって最近赤字だったよなあ」と思い出しました。公営ギャンブル・赤字で検索するとしたの記事がでてきました。

四国新聞の「公営ギャンブル冬の時代」という記事です。

http://www.shikoku-np.co.jp/feature/tuiseki/301/index.htm
(引用初め)「不況に強い」「自治体のドル箱」。公営ギャンブルがそう評されたのは昔の話。今や完全に冬の時代に突入した。県内では二〇〇四年度、高松競輪と観音寺競輪、丸亀競艇の一般会計への繰り入れがいずれもゼロ。最大の存在意義とされる自治体財政への貢献を果たせないばかりか、観音寺競輪と丸亀競艇は単年度赤字に転落した。景気低迷が背景にあるのは間違いないが、パチンコなど別のギャンブルやレジャーとの競合、ファンの高齢化などと将来的な見通しはかなり厳しい。全国的に存廃論議が散見される中、県内の現状や廃止事例などを検証し、公営ギャンブルの今後の展望を探った。(引用おわり)

まあ、ようするに日本各地にある競馬、競輪、競艇、オートレースなんかはもう先細りで、多くが赤字体質だということです。

公営ギャンブルって何?
それは「地方自治体が収入増目的で、庶民からお金を巻き上げて潤う」システムなのですが、公営ギャンブルが赤字ってことは、税金の投入があるということじゃない?もともとあんまり褒められたものじゃないギャンブルがなんとか存在していたのは、「儲けがある」の1点賭けだったのに、儲けがでなかったら、まずいよね。

赤字補填のための予算が下りない、、、なんて嘆きもあるようですが、儲けがあるから存在が許されてきた!、赤字補填なんて本末転倒です。でも、このままだと調教師さんが可哀相とか、いう意見もあったりして、おいおいおい、ビジネスだけの世界でそんな情緒的なことがありなんかい?どうせ、かわいそうなら、競馬ですっかりすっからかんになって多重債務者になったような人のことを指したほうがまだいいような気がする。

情緒もへったくれもない、たんなる儲けを生み出す装置として存在していたのだから、赤字の公営ギャンブルに存在意義はない。


どうしても理解できないサービス残業

日本には有名なサービス残業があります。
サービス残業をしないと、一人前とはみなされないようです。

わからん。わからん。

これって経営者の犯罪でしょ?犯罪に加担する被害者って、どういうの?サラリーマンて労働時間を売って対価を得ているのに、その労働時間をタダ売りして??????それって商売モノでしょ?おろそかにしちゃいけないんじゃないの?大切な商品をタダで売ってどうすんの?それ以外の商品はないのに。

私は一人親方で請負ばっかりだったから、そこは当然、全労働時間=お金、です。こっちだって商売なんだから、当然でしょう。サラリーマンがサービス残業に甘くて、しかたないと思ってるんだったら、残念だけどその会社は別の会社に対して損をだしても仕方ない…という風になるんじゃない?

自分の損に甘い人が、会社の損に厳しいのってあり?それとも、自分は損して、会社の得になるように頑張るってわけだろうか?それじゃあ、恐ろしき身を捨てた愛社精神は、21世紀になってもますます健在ですね。

なんだか、理解できません。
むしろ、理解できなくて良かった。
ちょっとホッとするぐらい。

サウジでサービス残業の話はしません。しても、まず意味が理解できないですから、私と一緒です。

商品価値を高めるため、おまけをつけることはあるけど、サービス残業は商品価値を高めるための何か?なのかなあ。経済学では商品の価値を高めて高く売るための、いろいろなことを学ぶけどタダで売るとはねえ、どうしろっていうんだろう。

わからん。


2010年08月01日

わけわからん報道

田口さん「平壌にいます」=金元工作員が明言―来日中の面会で家族に・北朝鮮拉致 (時事通信)

http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_carryaway_kita__20100731_10/story/100731jijiX137/

わけがわからんのは、北朝鮮政府が「田口さんは死亡しています」というと、うそつきだ!とか、信じられない!とか、めちゃくちゃ悪口がでるけど、この金元死刑囚が「田口さんは生きています」というと好意的に、信じるような報道になるんだろう。

どちらも根拠がないのは一緒だし、仮にも一カ国の政府と罪の無い多くの人々を爆殺した犯人と、どちらが信じられるって?レベルの問題だけど、常識的には政府のほうじゃないの?ちなみに私はどちらも信じてません。生きているほうがうれしいのは、もちろんですが。

それにしても、報道で見る限り、殺人犯を優遇しているような政府の対応ですが、突然意味も無く有為な一生を終わらせられてしまった人々の遺族の気持ちを考えると理解できないです。


2010年07月28日

本当に若者?年寄りくさいぞ?

坂東眞理子さんに聞く「若者の品格」

…という記事。
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_education2__20100726_3/story/20100726jcast2010271070/

もちろん、人によって様々です!ここに書かれているのが全部ではないですし、これが正しい理解というわけでもありません。ただの1人の考えたことです。えー?自分は違うと思う!という人がいて当然です。

(引用始まり前略)まず思い浮かぶのは、本を読まないことですね。情報源はインターネットや携帯電話が中心で、活字よりも映像に関心があるので、先生たちは授業でグラフや映像を活用しています。それにしても、今の若者は基礎知識や情報量が少なく、驚かされることが多い。身の回りの人間関係に気をつかうが、関心の範囲が狭い。
(中略)
具体的には、海外に行きたいという若者が確実に減っていることです。心地よい環境から足を踏み出したくないという気持ちの現れなのでしょうね。外国に行けば病気になったり、最悪の場合テロに遭ったりするなど、何が起こるかわからない。私が若い頃は、いつか海外に行きたいなあと思っていましたが、今の若者は居心地の悪い海外で頑張ることに魅力を感じないようです。外国に行くと、言葉が通じなかったり、バカにされたり、くやしく情けない経験を経て、一回り大きくなるのですが。(後略、引用終わり)


坂東さんは、昭和女子大学学長です。
ふーん、なるほど…というか、この記事は私が書きたかったことのすべてがかかれてます。全文引用したいぐらいです。私は彼女の記事と同じことを思いながら、こんなこと考えているのは私だけかもなあ…と思っていたのですが、私だけではなかったのですね。

最初に赤字で書きましたが、この記事は、単にそう思っている人がいるというだけのものです。正しい理解とは限りません。
でもねえ、この記事を読む限り、年寄りくさい、、、なあ、と思いました。



2010年07月27日

こんなこと考えてるから時代遅れ

もう、笑える!

「上海リニアはおもちゃ、JRはiPad」 JR東海社長 (J-CAST)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/n_jr_tokai__20100727_3/story/20100727jcast2010271977/

(短いから全文引用になっちゃった)JR東海の山田佳臣社長は2010年7月26日に名古屋市内で行われたリニア中央新幹線の建設促進を求める集会で、中国・上海の浦東国際空港と市街地を結ぶリニアモーターカーについて「あちらが小学生のおもちゃとするならば、私どものリニアはiPad(アイパッド)みたいなもの」と述べた。上海リニアはドイツ製で、軌道から1センチしか浮かない「常伝導」なのに対し、JR東海のリニアは「超伝導」で10センチ浮くことから、災害にも強いとされる。(引用おわり)

ふーん、日本はこんなのばーっかり!しかも経営者!しかも、だれも不思議に思わない!どころか、同調するのまでいる!

あのねー、中国のリニア線は「とっくに実用化、商業化、庶民の足になっている」の。使い始めてそこそこ経つし、日本じゃあ絶対持っていない「商用開始からの使用データ」を持っている!

で、日本のは、はい!見ていこう!玩具だと貶すだけ、けなして(世界で有名な日本の得意技、「足の引っ張り」「他人をけなす」)、日本のリニアの実用化は?商業化は?ぜーんぜんじゃないか。超伝導で10センチ浮く?そう、浮かしてから言おうね。有言無実行の見本ありがとうございます。

下は、拙ブログの記事 「こうやって日本は衰退しているのかな」
http://inlinedive.seesaa.net/article/149222818.html
<昨日見た記事で日本のリニア中央新幹線は開業がさらに2年遅れるそうです。2年遅れて2027年。あと17年先か…(遠い目)>

技術力が衰退しているだけじゃなくて、人間の品性がとことん衰退していく流れを肌で感じる、JR東海 山田社長の発言でした。


2010年07月10日

不寛容な社会

このニュースの見出しをみてびっくり。語るまでも無い、弱小ニュースなのが若干の救いですが、こんなこと考える、つまんない層がいることも、また事実なんでしょうね。

ずさんな上に隠蔽体質も発覚!? AKB48運営が4度目となる新公演の遅延を発表 (日刊サイゾー)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/entertainment/n_akb48_2__20100710_7/story/cyzo_10Jul2010_15887/

アイドルグループの公演発表がおくれたごときで、「ずさん」「隠蔽」という言葉をつかう…この人たちは、ただのアイドルグループとプロデュース事務所なのに、まるで税金隠蔽や政策ずさんを想起させるような言葉をつかって、うーん、不寛容の極み。最近、低下する日本のレベルが話題になっていますが、こういうニュースを平気で流すあたりがレベルの低さを物語っています。

じゃあ、こういうニュースに平気なひとはしっかりして生真面目かというと、全くそんなことはないはずです。多くの人は自分が言われている非難の言葉でしか、人を非難しません。

こうやって人に不寛容なくせに、「閉塞感のある社会」と同じ口からでてくるのが、そのレベルを如実に物語るわけです。

自戒をこめて、「言葉をていねいにつかう」という記事でした。

2010年06月30日

秋葉原越えた?

マツダの工場で、全く無辜の人々を殺傷した犯人が、<「秋葉原超えた」と誇示 マツダ工場殺傷事件 (共同通信)>だそうです。

http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/backnumber/n_casualties__20100629_6/story/29kyodo2010062801001000/

人として全く信じられません。亡くなった方、怪我をされた方を思うとはらわたが煮える思いです。秋葉原越えた?まったく人の道を大きく間違ったという意味では、確かに越えたと思います。

事件に行き会った人の中に自分の家族や親しい人達がいたら、と、思うとぞっとします。こんな馬鹿のために有為の人生が終わるなど悔しくてたまりません。

戦争も同じレベルです。戦争とはこのような理不尽な事件の連続なのです。

2010年06月28日

忙しすぎて勉強できない!

休暇から帰ってみると、本当に机の上に書類の山。
もう、泣きたい。

なんで?泣きたいのか。
それは、経済学のテストまであと数日なのに勉強ができないから。
勉強したくて泣きたいなんて、生まれてからあったっけ?

長く生きていると、こういうこともある。
学生のとき、好きなだけ勉強できたなんて(してないけど)、夢のようなお話です。



参院選 在外投票しました

今日は総領事館で在外投票を行いました。
なんとか、くらし良い社会になって欲しいものです。

被選挙人名簿にドクター中松の名前をみつけてびっくり!あの人、まだこんなことやってたんだ。うそっぽいことが多いので、とっくに世の中から忘れ去られたのだと思っていた。そういえば、全然政治に関心があるなんて聞いたこと無い過去のB級有名人がB層狙いで何人か立候補してますね。ふーっ。こんなんじゃ、くらし良い社会への道は遠い。

しょせんは、この程度なんだろうか?

2010年06月19日

「閉塞感」の作り方

一昔前、「KY:空気読めない」という言葉が流行りました。

この言葉が流行るような世間では、意見の多様性などありません。多様性の無いところに、社会の活力も生まれてこないです。「閉塞感」というキーワードが今の日本に漂っていますが、自分達でKYと言って閉塞感をわざわざ作り出しているのに、なーにを言っているんだろう。

世の中の「閉塞感」なんて、勝手に湧いて出るものじゃありません。個人個人が日々、丁寧に「閉塞感」を作り出しているのです。もちろん、閉塞感のクオリティをキープするためのメンテナンスにも余念がありません。そして、仕上げは「世の中は閉塞感で満ちている、生きにくい世の中だ」と嘆いてみせることです。

他人を差別している人の多くは、まったく差別を意識していません。いや、むしろ「この世には人を差別する人が多すぎる」と真剣に思っていたりします。

人は語る言葉を多く持っていません。気にかかっていることは、実は自分の行為の中に種がある「矛盾」から生まれていることかもしれません。何かが不満であれば、実は不満の源が自分であることを疑うのもいいかもしれませんね。

多様性の無い社会に未来はありません。KYなど精神的な死です。空気を読むということで、全体の中に個を殺して周囲に迎合する…のは全体主義の第一歩です。一人ひとりが無二の存在であること(ユニークさ)は、その人の存在意味そのものなのですが、日本語のユニークには、かけらもそんな意味がないですね。

閉塞感の作り方、、とっても簡単です。

圧力をかけて「COVE」の上映中止が相次いでいるようです。他人の意見に耳を貸さないという生き方を本人がするのは自由ですが、それを他人に押し付けてどうするんだろう。

大人であれば、理解は自分でするものです。映画を見たから、流されるのもつまんないし、映画を人に見させないようにするのはさらにつまらないことです。まあ、人間というものは「自分でじっくり考える」という、あるべき姿に理解の無い人は、「プロパガンダとは、あれば否応なく?簡単に?乗るもの」と思ってるんでしょうね。

「COVE」の上演を反対する人たちも、人にあれこれ「するな!」といって、閉塞感を作り出すのが好きな人で、ついでに「ああ、世の中は外国からの圧力と閉塞感で満ちている」とため息をつくのでしょうね。自分だって他者に圧力をかけているのに。自業自得です。

「大人」という生き物

私はそれほど多く他の方の言うことには「まさしく、それは正しい!」みたいな捕らえ方をしません、私の理解力が発言している方の意図を正しく押さえているかどうかわからないからです。
それで、このブログのリンクも無いに等しいです。もっちろん、それは逆も同じで、このブログをリンクに張っていただいているところは、捕鯨反対関係の1箇所だけです。

そんな私ですので、昨日初めてリツイートを行いました。他の方の発言を、再度自分の名を添えてツイートすることです…

7:08 PM Jun 17th webから
あなたとvivi_happietaがリツイート
返信 リツイート済み (元に戻す) .

やっぱり 恐ろしいのは 慣習=正しい。 集団ですること =正しい。 って一人一人の頭の中で根っこ生やしてること。 しかも 教育の現場でさえ 話し合う事 考えるということを 取り上げる始末。 

心の奥で ?って疑問に思う事が沢山あるはずなのに。それを大人とか世間が当たり前のことと思わせたり 綺麗なイメージだけを作り上げたり。 お金儲けの為の戦略なのに いい気持ちになってお金を使い助長促しちゃってたりする。 


まったく、そう思います。
「大人とか世間とか…」とありますが、そこだけ?です。精神的な意味では世の中に大人なんていません。年齢が高い「人間」と若い「人間」という別はあります。しかも、最近の大人と呼ばれている人間は、年齢ばっか多いわりには、精神的には3歳ぐらいな人もいます。逆にまだ若いのにしっかりした「大人の考え」を持つ人もいます。

別に大人になるのに試験も資格もありませんから、てきとーに1年たてば1歳増えるし、20年たてば成人といわれるし、だらだら50年たてば、大人だと疑われないし…そんなものです。「大人」だから偉いというのは、そう考えさせることで比較上位に立とうというタダのテクニックです。
「世間」もそのとおりです。多数決や同じ意見が多ければ正しい…という、ただの意思決定上のテクニックで、内容が正しいということはありません。

今、沖縄にきています。
首をひねることも、多々あります。ほんとうに思った以上に多いです。それが、私の理解力不足なのか、本当におかしいのか、わかりません。だから、まだ不思議に思えることはなんにも記事にしていません。

なんだか、サウジに戻りたい気がします。

2010年06月06日

職業選択の自由 2

なんでこんなこと書きたくなったのか、というと、今の日本では以前に比べて、ずーーーーっと、職業選択の自由が無くなったと実感しているからです。

というか、もはや職業すら無くなったものも多いです。エレベーターガール、バス車掌(今やワンマンカーという言葉すら消滅)、電話交換手、キーパンチャー、タイピスト、旅客機のナビゲーター(航空士だっけ?)、それにもっと消滅した職業もいろいろあると思います。それに比べて、新しく増えた職業はそんなにありません。時代の先端のような職業だって、昔からあることにはあったです。

それが、「職業選択の自由1」
http://inlinedive.seesaa.net/article/151110223.html

私がこれからの社会に提案したいのは「労働集約的産業の発展」!つまり、もはや省力化の時代を完全に終わらせよう!ということです。
えー?えええ?日本はロボットや電子産業に力を入れて、ますます省力化を図っていこうとしているじゃないか、上海万博だって呼び物はロボットだよ!

うんにゃ。もう省力はいい。時代は変わったのだ。

省力化というカルトに憑かれて、人が余った。よくよく考えると、自らの首を絞めるものだったと、きっとリストラされた人は思っているはず。そして今、日本そのものが世界からリストラされようとしている。

リストラといわれて何十年、就職氷河期といわれて何十年(たまに景気の良い年もあったが例外)、人員整理、人員削減という文字の毎日のニュースに出ない日はなかった。大昔に沖電気で指名解雇闘争というものがあったが、今では指名解雇なんて日常すぎる。

そう、世界ランク20位の日本としては、もう「経済一流」「GDP世界で2位」なんて虚名に未練たらしくすがるのはやめよう、名なんてもうどうでもいい。

省力化によって、就労者の多くには難しいタスクが課せられ、そのレベルを仰ぎ見た一部のティーンエイジャーは「私には無理そう、社会でやっていける自信がない」…と、たとえば引きこもってしまう。誰でもができそうな、間口の広い就職の機会の提供。残念だけど政府、官僚、財界、教育界、どれをとっても老人で、柔軟な進路転換をとれない人たちばかりで、実現は難しそう。

労働集約的な産業の発展。自動車産業のような下請けの多い富士山的構造でない、産業であること。これが、格差社会の切り札。省力化は親の仇と思え…文字通りリストラで自殺した親をもつ子にとっては「仇」です。

産業ロボットを使って、労働者の数を減らす?外国に売って、質の良い外国製品が安く日本の経済を圧迫させる?もはや、産業ロボットがもてはやされた1980−90年代は、とっくに終わったんだよ。

国際競争力?いや、考えはある。

2010年06月02日

寝てる間に首相が変わったらしい

朝起きて、ニュースを見ると「首相が幹事長も辞職を要請」?
…ということは、首相は辞めたんだね?日本との時差6時間の間に、首相が辞めたというニュースが古い情報になって、Web上から既に消えている。

そうか、1年もたなかったっけ?散々に自公政権の首相の短命さが問題になっていたのに、もういいや。前に「福田元首相」って言われてお父さんの方しか思い出せなかったけど、こんども「鳩山元首相」って言われるとお父さんだかお祖父さんの方しか思いつかなくなるんだね…きっと。

もう、世襲議員はこりごりです。

2010年06月01日

こまった人!!

昨日、今日、と月末・月初めに加えて、勉強も押せ押せとプレッシャーがかかり、辛口です。でも、ブログ更新があるのは…もちろん、現実逃避です。
私はタバコは吸いませんが、ちょうど、タバコを吸うタイミングでブログ更新がある…のに、似てるかなあ?

ニュースで何が驚いたって、「こまった人!」。青字は引用です。
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_sonkai2__20100601_2/story/20100601_yol_oyt1t00138/

生活保護打ち切られ…市役所に「人殺し」落書き (読売新聞)

 北海道石狩市役所に5月上旬、「人殺し」などのいたずら書きがされていた事件で、札幌北署は31日、石狩市役所に脅迫文をファクスしたとして、脅迫容疑で逮捕、起訴されている札幌市北区北38西4、無職鈴木教仁被告(42)を建造物損壊などの疑いで再逮捕した。

 発表によると、鈴木被告は5月6日未明、石狩市役所のドアや窓ガラス、敷地内に止められた公用車などに、生活保護担当の男性職員を名指しして「人殺しワーカ」などと落書き。札幌市北区にある別の職員宅の外壁や車にも同様の落書きをした疑い。鈴木被告は「自分は生活保護を打ち切られた。市役所の職員が良い暮らしをしているのが面白くなかった」などと供述しているという。


悲しいなあ、生活保護もらって(税金からお金をもらって)、落書き書いて(税金で修理して)、捕まった(税金で拘置所で生活している)。どこまで市民を泣かせれば済むのか。もちろん、この人は税金なんて払ってないよね。

それで石狩市役所に落書きして、札幌市でも落書きして、交通費はどこから出たんだ?それでもって「市役所の職員がよい暮らし」?いやー、普通の市役所職員はそんなに「良い暮らし」って、落書きするほど良い暮らしじゃないよ、たとえば「麻生前首相」「鳩山現首相」、こういった人の生活や住居をみると「良い暮らし」なんじゃない?

バカな犯人には一切同情の余地はないけど、社会の底辺レベルはどんどん落ちてる…と実感するのに十分なニュースでした。

日本の経済力が世界で20位ぐらいをうろうろしているはずだ、って、昨日書いたけど、今年は訳の分からん円高もあってもうちょっと上がっているかもしれない。でも、実質の一人当たりの実力は、うーん、40位ぐらいなのかもしれない。

今、まさに先進国と呼ばれるグループの当落線上だね。来年ぐらいに中進国って呼ばれても驚かないよ。

2010年05月31日

日本の経済力は世界の23位

むかしっから、「日本は経済大国」「世界第2位の大国」って言ってました。ものさしは、昔はGNP、それがGDPになって、今は名目GDP。

きっと、この「世界2位」という言葉を守るために、そのうち「みかけGDP」とか「想像GDP」とか「思い込みGDP」とかって言葉もでてくることでしょう。どうしても守りたいのは「世界2位」という言葉であって、実際はどうでもいいのです。

GDPで経済を見る?そんなのに意味があるの?わかりやすく言うと、
Aという国は人口10人でGDPは10億円です。Bという国は人口1億でGDPは100億円です。Bという国はAという国の10倍も経済力があるのです。…ということです。今の日本は、ここで「世界2位」と言ってるのです

Aという国は一人当たりのGDPが1億円、Bという国は一人当たり100円ということ。どちらがお金持ちか誰でもわかります。今の日本は人口の多さにモノを言わせてGDP「世界2位」なので、一人当たりに直すと「23位」前後。まあ、実感としてそのぐらいでしょう。


2000年は3位

2002年は6位
http://www.777money.com/torivia/torivia3.htm

2007年は23位(あるいは19位)
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/4540.html

2008年は22位

2010年は?
http://www.jiji.com/jc/v?p=ve_eco_gdp
おそらく今も19位ー23位前後をうろうろしていると思います。いや、思いたいです(いきなり40位とかいわれたら、それはそれでショックかも)

でも、「あくまで言葉上世界2位を固執する派」というのは、どーなんだろうね、懐古派というべきか、どうせまともに働いてないんだよ。働いていたら、とうてい世界2位なんて思わない。

人口でいくと多い中国はGDPをどう思っているのか?もし2010年でGDPが日本を抜いて2位になっても、べつだんどおってことない。1人あたりがまだまだ低いから…。と、至極まともな意見が載ってました。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0216&f=business_0216_177.shtml

「(前略)続けて、中国人は「世界第2位」という言葉に踊らされるべきではなく、中国は多くの困難に直面する発展途上国との認識を持つべきだとしている(後略)」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0219&f=business_0219_197.shtml

うえの記事のタイトルが「中国GDPで日本に肉薄も「国は富めども民は貧しい」…、別に中国の話じゃなくて、日本のことかと思った。

日本て言葉に踊っている…というか、酔ってる。きっと、日本をみて「あんな実のない言葉に酔うようなことだけはすまい」と心に誓ったんだろうな。

2010年05月26日

先を越された

微分が全然わからないので、質問しようと思いつきました。

「私は日光の猿です。微分がわからないので、猿にでもわかるように説明してください。お礼にせんべいあげます」
うん、名文、てか、ほとんど事実。

さっそく「教えてGoo」を開けたら、先客がいた。ち、先客は人間だった。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/4309906.html

微分積分って何?
微分積分は高校2年生で習う単元ですが、これを中学2年生にわかるように説明して頂けませんか?
微分 積分とは一体何なのかが知りたいです。(出来れば問題の解き方も……)

中学2年生にわかるように説明するのが困難でしたら、大雑把な説明でもかまいません。


回答している方は、とっても分かりやすくて、他のもあわせてサウジに来て教えて欲しいぐらいです。

死力 って言われても

微分の勉強。あー、なんだって因果で、こんな微分だなんて。
さーっぱりわからないので、Wikipediaで調べました。でもって、あのねー、説明文が既にわからないのだ。こらー!「微分」がわからないから調べてるのに、説明文がもっと難しくてわからんとは何事だー!

でも面白いことばを見つけました。「死力」。死ぬ力だよ。以下青字は引用です。残念、Σも∫も記事に表示されない!まあいいか。どうせ分からないのだし(でも、わからないと落第決定なんだよ)。


計算法 [編集]
生命表(life table)を元に、(X)歳で死にそうになっている人の可能性を考慮する。


(こむつかしい式削除)

ここで、連続的な確率変数xを死亡年齢とする分布関数をFX(x)とする。 上記式において、Δx を0に近づけることによって、死力μ(x)を得ることができる。

(どうでもいい式削除)

fX(x)=F'X(x) はxの確率密度関数であり、s(x)=1-FX(x)は生存関数であるので、死力は次のように表現することもできる。

(わからん式削除)


つまりだ、人が死ぬのにこんなΣのオンパレードでなければ死ねないということだ。そうら、人が死ぬのは難しい。わかったか!こむつかしい微分を解いてからじゃないと、やすやすと死ねないぞ。

職業選択の自由 1

人は生きてるもんだし、労働たって会社より人が大切だと思います。少なくとも、人=自分 だったら、会社より大事だって思うはずです。

経済が進んで、日本の経済のけん引役が、昔は繊維製品>今は自動車のように変わって、今や繊維製品は国内産より外国産のほうが、ずーーーーーーっと多いです。誰もが知っているとおりです。今後、随分たって、自動車だって国産車より外車のほうが、ずーーーーーーっと多い、という時代だって来るはずです。そのころには、経済のけん引役が何になっているか?なんだろうね?

ある経済学の本に、国際的な住み分けがあって、日本は日本の得意なものに特化して、労働集約的なものは外国から輸入すればいい…という話が載ってました。別に珍しくありません、それどころか、世の中そういう論であふれてます。

たとえばラジオみたいな簡単なものを日本でつくると手間ばかりかかって、その上、価格も高くなって価格競争力が無くなる、で、日本で作らないほうがいい。それで、日本では最先端の技術の結集xxxを作れば、高く売れる。技術力も向上するから常に先端を狙うべきだ。それが市場理論だろう。という類の話です。

そら、そーゆう理論があるのはわかります。でもねー、問題はそこじゃないんだよ。

人、人、人がみんな先端な人じゃない。知力あふれて、難しいものを作る人、も、いるけど、全然そうじゃない人だって多い。ある程度、自分がそういった先端技術に追いつかない人だと気が付いたら、どうすればいいんだろう。

年越し派遣村に集まった人に向かって、「人手が無い農村にいって畑仕事でもすれば」って言う人も少なからず居た。ふざけすぎ、農村の仕事が誰でもできる、頭の使わない仕事だと勘違いしている。農業は、あれは結構頭も使うし、共同体との社会性もないと難しかったりする、大変な仕事です。農業を見下してる人が多いのにがっかりです。
世の中、誰でも、何でもできるわけじゃないです。いくらやる気があったって、消防局のレンジャーには私はなれません。

職業選択の自由…
昔に比べて、職業選択の幅が随分と狭くなってきたと思います。だいたい職業そのものが減ってきたからかなあ。外国との通信だって、昔は誰かが書いたものを、タイピストが打って、それをテレックスパンチャーが打ってって、何人もの手がかかったのに、今は全部自分でやらなければならない。もちろん、キーボードを打つなんて昔は専門職だったものも、自分でやらないといけない。

個人がそれだけ時代に先端化して、しかも省力化されているわけだから、「仕事の能力がある人」だけが少人数必要とされる時代ってところですね。

でも、職業選択の自由を奪ってないかな?選ぶほどの職場がない、選ぶほどの能力がない人。できるかどうかは、自分自身。政府のエリート養成への余念の無さと、それ以外へのほったらかし…。これは大問題だと思います。

2010年05月25日

新規参入つぶし

勉強すると良いこともある…それは「わかる」ようになること。
たいがいの勉強はそういうものだろうけど、「あ、なーるほど、そういうことだったのか」と一個でも思えるのはうれしいです。

その名も舌をかみそうな「コンテスタビリティ理論」。これを読んで、あああああああ、そういうことか。

格安航空会社が安値を武器に市場に殴りこみをかけて、市場独占か!と思いきや、高い値段だった大手が、慌てふためいて安売り攻撃をかけてくる。格安航空会社だって、それぐらいは計算済。でも?大手がそこまで下げるとは思ってなかった!そんなんで儲かるんか?と思っているうちに大手は自滅。新規参入業者も、ずるずる安売り逆襲にはまって不調。…最近どっかで聞くような話です。コンテスタビリティ理論では「ヒットエンドラン戦略」で、新規参入業者は美味しいとこ吸ったら、さっさと市場から抜け出す…って書いてあるけど。

そういえば、以前、家のローンを某大手銀行から東京スター銀行かソニー銀行に変えようとしたら、某大手銀行から「預金防衛です、東京スター銀行さんと同じ利率にしますから逃げないで」といわれました。そんなんができるなら、もっと前から、それに、こっちから言い出す前にやってくれよ!それにしても、新生銀行とか東京スター銀行とかの支店フロアって、全然銀行っぽくないよね。あれは凄い。というか、サウジの銀行ってどこもあんな感じ。日本も国際基準に近づいてきたというべきなのかなあ。

電力小売の自由化になって特定規模電気事業者PPSが市場参入してきたら、体力を生かして古くからの電力会社が最大1割引で対抗してきた。そんなんありか?だったら、もっと早くしてくれればよかったのに。で、安売り合戦になって、PPSも市場シェアがそんなに伸びない。

30年前のサンシャイン計画だって、「脱石油、新エネルギー開発」って言い出したら、石油の安値安定供給になってつぶれてしまった。おいおい、それはルール違反だぞ。民間じゃなくて政府の政策だって、やられてしまう。

コンテスタビリティ理論って、「中入り」に似ている。
「中いり」って戦国時代の戦術の1つで、敵の主力を自分の城の攻城戦にひきつけておいて、しかも「もう駄目…」て顔をしておく。そして、自軍の1部をこっそり迂回させて敵のがら空きになった本拠地の城を一気に襲い奪う。おどろいた敵の城攻め部隊が本拠地にもどろうとしたところを、城から逆襲して全滅させる。非常に華々しくて、当たれば、相当な名誉と宣伝となるものの、滅多に成功しないといういわくの戦術です。攻城戦の天下一名人豊臣秀吉と野戦の天下一名人徳川家康が超絶名人戦天下一武道会<小牧長久手の戦い>の最後の局面で、豊臣方が使って失敗しています。

新規参入と奇襲はヒットエンドランに限る。でないと、四つに組むと体力勝負になって、体力が劣るほうがつらいよ。こうやって、新規参入は難しいんだね。

2010年05月20日

B層って 2

どうして、こんなB層って、出てきたかというと、選挙がらみ。
どーしてだろう、もう忘れられていた芸能人と元芸能人、スポーツ選手に元スポーツ選手、なんかの名前がうじゃうじゃでてきた。

ああ、こんな何十年も前のB級立候補者の名前があがって、こういう候補のことをB級候補=B層というのかと思っていた。けど、この間の記事を書くとき見なおしたら、こういうB級候補に投票する選挙民側のことだったんだね。

うーん、B級グルメ、B級映画、いろんなBがあるけど、B層もB級候補者もこればっかりは勘弁して欲しいなあ。でも、各党とも、選挙民てものはB層だって理解しているんだ。世襲か落ちぶれ芸能人か、この程度の立候補者しか選択肢がないんじゃ、1院制でも議会民営化でも、かまわない。

いっそのこと、地方も国家も公務員制度を無くしてアウトソーシングしたら?案外、内部けん制でうまくいくかもよ。総理大臣?永久欠番でも全然平気。

B層って

最近よく「B層」って聞くけど、何のことだかわかりませんでした。
こういうとき、ネット検索は便利。サウジにいても、日本ひきこもり程度には調べればわかるというわけです。引用はWikipediaによりました。

(引用はじめ)概要 [編集]
2005年、小泉内閣の進める郵政民営化政策に関する宣伝企画の立案を内閣府から受注した広告会社「スリード」[1]が、小泉政権の主な支持基盤として想定した概念である。その後、ポピュリズムに動員される国民層を揶揄する意味合いで使われるようになった。

スリード社の企画書では国民を「構造改革に肯定的か否か」を横軸、「IQ軸(EQ、ITQを含む独自の概念とされる)」を縦軸として分類し、「IQ」が比較的低くかつ構造改革に中立ないし肯定的な層を「B層」とした。主に主婦や教育レベルの低い若年層、高齢者層を指すものとされる。

上記の企画書がネット等を通じて公に流布されたため、資料中に使用された「IQ」の語や露骨なマーケティング戦略が物議を醸すところとなり、国会でも取り上げられた(後述)。(引用おわり)


へえー、やっぱり政府は意思決定を国民に知らせるのに広告代理店をつかって、浸透させているのか。そうだろうね、広報やニュースなんかだけじゃないとは思ってたけど、やっぱり広告代理店をつうじて「大本営発表」やってるんだ。納得。

B層って面白い。即座にどんなこと言っている層か3つぐらい言えます。で、Wikipediaに書いてないことで、もうひとつ言わせてもらえれば、B層の人って「自分がB層」だと認めないはず。さらに「あいつはB層だ…」なんてレッテル付けしている人は、間違いなくB層のど真ん中にいます。だって、メディアで言われていること鵜呑みでしょ。

B層って、今の世の中の主流なんだろうね。当時は小泉政権は相当支持されていたもん(今は手のひらを返すところが、ますますB層っぽさを醸し出してなんとも香ばしい)。

2010年05月19日

昭和?そんなに美しかったっけ?

「楽天 みんなで解決! Q&A」で見つけました。

高校2年の者なのですが、今の時代の流行のものの良さが全く分かりません歌にしても、昭和の歌は歌詞にきちんとした意味を持っているのに対し、今の物は乗りだけで売っている物が多くて・・・歌詞も聴き取れないような物が多くて・・・
ファッションにしても人気な芸能人にしても全く共感できません・・・
昭和の和やかで温かい雰囲気に戻って欲しいです・・・
皆様のご意見お聞かせ下さい^^
 http://qanda.rakuten.ne.jp/qa5868696.html

へー、いまどきの高校生って思いっきり勘違いしているんだ。

昭和の和やかで温かい雰囲気に戻って欲しいです

昭和元年から昭和20年の敗戦の日まで、戦争、戦争、戦争に明け暮れたくらい時代でした。この時を暮らした子供達は、戦争がない時代を全くしりません。人を殺せと教えられた時代です。大正デモクラシーを知っている世代にとっては、時代を逆行したつらい時代だったはずです。

人が殺し、人に殺され、戦争は成り立ちます。そしてそれを賛美していた時代です。家族が殺されても「名誉」とされました。そんなものに納得できない人がほとんどでしたが、気持ちのままを表すと警察につれていかれるので、こらえるしかありません。人を人として扱わない時代です。拷問の最盛期です。

敗戦から高度成長時代までは、生きるのに必死で、生活向上に必死で、大きな公害問題はこの時期に集中し、環境は荒れ果て、川という川はドブになり、農薬が拍手をもって迎え入れられた時代です。今の環境問題の多くは、この時期の負の遺産をどれだけ回復するかという作業です。

投稿者の高校生と同じ年頃の高度成長以降の時代。受験戦争、交通戦争、落ちこぼれ、今で言う家庭内暴力(当時は当然だったのでそういう言葉はなかった)、なんでも「xx戦争」と付くぐらい生きるか死ぬかの大変なストレスを負わされた。しかも、高卒で社会にでるのはあたりまえ。

昭和の最後の時期は、物質欲と3高がもてはやされ、お金がないとどうにもならなかった。いまは昔だけど、日本人がパリでブランド品をあさって顰蹙をかったりした遠い思い出。

どこに、「昭和の和やかで温かい雰囲気に戻って欲しいです」っていうほどのものがあったのか、わかりません。

もちろん、日本史のどの時代でも「和やかで暖かい」家庭や社会は存在しています。しかし、和やかで温かいのは、今のほうがよほど普遍的です。苦しさを教訓に社会は成長しているのです。

現実を忘れるための音楽や、ドラマや、漫画を、ひょっとして現実を間違えているのでしょう。懐古主義者の与太ごとをまともに信じてはいけません。辛いことは全部わすれて、楽しいことを覚えているのは、自我を守るための人の心理的防衛本能なのです。
(それぐらい高校生なら学ぶはずなんだけどなあ)


2010年05月13日

「信用」は自分で守る

広告収入の激減なのか?いままで自粛していたはずの、サラ金の広告を雑誌やネットその他でみかけます。ところで今はサラ金という言葉のイメージが悪くなったので消費者金融と読み替えるそうですが、被害を少なくするためにはイメージが悪いほうが正しいと思います。

レイクは「余裕のゆうちゃん」、アコムはタモリの「惜しいシリーズ」、Yエンショップの武富士、アイフル、プロミス、ディック、他、他。あのねー、余裕のゆうちゃん…なら、サラ金からお金なんて借りるな。

何日間金利がありません。というのは甘い言葉。え?だって、期限内にお金を返せば無利子でしょう?それはそうなんだけど…。
サラ金からお金を借りると、いちばん、大きなものを失うんだよ。

それは「信用」

サラ金から一度でもお金を借りると、たとえ翌日返して、無利子でも、トラブルが無くても、ともかく「信用」は失います。

お金を貸す段階で、窓口でもPCからの申請でも、サラ金業者は自動的に入力されたデータを個人信用情報機関に照会して審査しています。
初めての人であれば、この段階でデータが記録に残ります。
初めてでなければどれだけ自社他社から借りているか、信用情報機関にデータ照合するので本人が嘘ついても即わかります。
おそらく何年かで取引データは正常分もトラブル分も消えるのだと思いますが、信用情報機関というのは、そこまで信用できるのかあやしいです。消滅していたはずの過去分もデータでこっそり持ってたといっても驚きはしません。

「全国信用情報センター連合会」は消費者金融に特化した機関で、銀行からの借り入れは全銀協、信販会社はCICという別の情報機関がありました。でも、Wikipediaではこう載っています。
(引用)全情連(全国信用情報センター連合会)加盟の情報センター、CIC、全国銀行個人情報センターの個人信用情報機関によるブラック(「ネガティブ」又は「ネガ」とも)情報の交流「CRIN(Credit Information Network クリン)」が開始され、与信の厳格化が図られた。(引用おわり)

将来、就職、転職、結婚、家を建てたいのでローンする、学資ローン、その他、節目節目で相手があなたを調べるとき、まず最初することはサラ金からお金を借りた経験があるか…ということです。もう一度いいますが、たとえ翌日全額返したとしても、借り入れ者のデータに名前が載っている限り、「信用」は失われたと思ってください。

下はある調査会社(古い言葉で探偵会社)のHPからの引用です。「雇用前スクリーニング調査」だそうです。
応募者申告事項の裏付けをします。
履歴事項、所在、勤怠、退職理由、評判、健康状態、金銭面の確認など、採用に際しての支障の有無を客観的な判断材料としてご提供しています。

善悪、合法非合法は別にして、会社の雇用担当者としては、やっぱり採用予定者がサラ金からお金を借りているか、借りた経験があるかどうかは知りたいところだと思います。本当は個人情報は保護されなければなりませんが、ニュースを見る限り漏れまくり状態です。

スクリーニングねえ、個人的には好きじゃないです。でも、自分が採用する人が前職をどうやって辞めたのか?辞めさせられたのか?不祥事があったのではないか?会社のお金を使い込んだとか、セクハラ大王だったとか、会社内に不和の種をばら撒いた…それにサラ金に手を出して会社に取り立て人がきて大変なことになったとか、だったら、やっぱり採用に躊躇する人がいても、それほど非難できないです。

サラ金からお金を借りて30日間金利がつかない?90日間金利がつかない?それがどうした?もっと大切な個人の「信用」を取られてしまうのです。調査機関は「信用情報」といいます。形になった「信用」は、ここに捕囚となるのです。

2010年05月08日

こうやって日本は衰退しているのかな

この間まで、上海にリニアモーターカーの実用高速線があるのを知りませんでした。あー、遅れてる。

上海トランスラピッド(上海マグレブ)は中華人民共和国上海市浦東新区の上海浦東国際空港にアクセスする磁気浮上式鉄道。ドイツの技術により造られた。(Wikipediaより)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E6%B5%B7%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%94%E3%83%83%E3%83%89

世界で3番目。2002年開業だと、もう8年前ですね。そっかー。

で、日本のリニアモーターカーは?
東部丘陵線(とうぶきゅうりょうせん)は、愛知県名古屋市名東区の藤が丘駅から愛知県豊田市の八草駅までを結ぶ、愛知高速交通の磁気浮上式鉄道路線である。愛称は「リニモ (Linimo)」。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9B%E7%9F%A5%E9%AB%98%E9%80%9F%E4%BA%A4%E9%80%9A%E6%9D%B1%E9%83%A8%E4%B8%98%E9%99%B5%E7%B7%9A

でも、最高時速100キロで営業キロは約9キロ。中国のは最高速度430キロで営業キロは約30キロ。全然違うなあ。ってか、普通の電車で営業最高速度130キロだすのなら、一般利用客にとって無理にリニアである意味はないよ。

E531系電車(E531けいでんしゃ)は、東日本旅客鉄道(JR東日本)の交直流一般形電車。
http://ja.wikipedia.org/wiki/JR%E6%9D%B1%E6%97%A5%E6%9C%ACE531%E7%B3%BB%E9%9B%BB%E8%BB%8A

昨日見た記事で日本のリニア中央新幹線は開業がさらに2年遅れるそうです。2年遅れて2027年。あと17年先か…(遠い目)。
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/n_jr_tokai__20100507_4/story/20100507jcast2010265965/

私が小さいころから「夢の超特急リニアモーターカー」といいつつ、あれから何十年たっても全然そのまんま。どうせ、いろいろとゴタゴタして、ずーっとこんな調子で、関係者の打算や欲でコロコロ変わって、どうにもならずに終わってしまうんだろう。

全部がこんな調子で、こうやって日本は衰退しているのでしょうね(現在進行形)。大学で勉強した文明の興亡のセオリーどおり。もうちょっと、際立った衰退の方法だってあるのに、、、、凡庸な。

2010年05月05日

ヘイトクライムの勉強

昨日はこっそり経済学から抜け出して、ヘイトクライム(特定の民族や国への差別)が何故おきるのか…のお勉強でした。

えっと、独り言みたいなもんだけど。

1 人間は向上心(つーか、上昇志向)が生まれつきある。そう、これは経済学でも無差別曲線のシフトで寝ながら習ったぞ。消費者は合理的なものの考え方をするってやつだ。

2 でも、てんで何にもできない奴のうち、自信も無いしやる気も無いので上昇を「どうせできない」とあきらめる奴がいる。

3 こういうのの中には、「なんでも周りが悪い。僕は悪くない」と人のせいにする弱虫がいる。

4 でもって、こういう弱虫に限って無意味にプライドが高い。っていうか、傷つきやすい心の鎧というべきか。ガッチンガッチンに鎧を着ないとどうしようもなく怖い。鎧じゃ足りなくてさらに守るために引きこもるのがAパターン。

5 Bパターンは、あくまで上昇志向を目指すため、周りをおとしめて自分を相対的に高くしようとする。このあいだネット回線契約を切られて家族を殺した人でなしがこういうパターン。家族に君臨しようとしていた。マスゴミは嘘ばかりつくといいながら、全然、全然、マスコミを無視できずにいい加減な情報に踊らされて、むやみに上昇したがる。無視すればいいのに、無視できない。他人が気になってしかたない。

6 このBパターンで、自分に誇るべき内容が全く無いのに気がつき、でも無理に誇りたいから、自分の国籍は他国籍より偉い…。といっても、それじゃあ具体性に欠けて心の平衡が保てないから、具体的にxx国は馬鹿だ、xx民族は馬鹿だと言ってみる。

7 つまり、上の痛ましい殺人事件の犯人が家族に君臨しようとしていたのが、他国籍の人の上に君臨しようとしているだけの話。もちろん、どのケースでも君臨したがるが、誰もおとなしく君臨させてくれないので、大声で怒鳴り散らすことになる。

8 怒鳴り散らす段階で、負けが決定。あとは、傷をどれだけ大きくするか、自傷行為である。もちろん、ウエブ上であれば怒鳴り散らすが、書き散らかす…となる。作為的に慇懃無礼な場合もあるが、根は一緒。

(日本人であることなんて、ただの生まれた時とかの役所の事務手続きじゃん。事務処理が誇り?しかも、日本人で無くなることだって事務手続きで平気にできる。毎年大勢の人が適当に日本人になったり、日本人を止めたりしている。こんなのが誇りなのかなあ?私は大使館でちょこっと働いたことがあって、パスポート発給とかもしたけど、日常業務で面白くもおかしくも無かった。

生まれた時からある国籍なんて空クジなしの参加賞みたいなもので、本人の努力とは無関係。しかも役所への届出だって親がやったはず。そんなに誇ったら恥ずかしいだけだと思うんだけどなあ。

千葉県民である誇りとか茨城県民である誇りとか、そのレベル以上の話ではないのに。たとえば千葉県民が優越性を唱えて埼玉県民を不当に低く見てるとか?確かにそういうヘイトクライムの人もいるんだよね、信じられないけど。)

つまり、ヘイトクライムに加担するのは、自分の中身が空っぽで誇るべきものなど何一つ無い…ということを明確に表現しているだけにすぎない。思えばかわいそうな連中ではあるが、対処法として、

あ)自らの意思で馬鹿を選択しているので、蔑んであげればよい。
い)自殺願望者と同じで、一種の病気だから適切な治療を受けさせる。
う)どうせ聞く耳はもってない犯罪者なのだから行政に処分してもらう。

大体、普通の人は自分のことを「できるヤツだ」なんて思ってない。自分のことを「俺ってチョーすごいやつだ」と思っているのとは友達になりたくないし、それはそれでオカシイ奴としか思えない。

普通の人は、へんなプライドが無いからだと思う。身の丈にあったプライドがあれば十分。増長することなく、卑下することなく、ふつーに、身の丈のプライドがあれば、人にやさしくなれるし、ヘイトクライムに走ることはないはず。

「振り込め詐欺」に引っかかって、警察官の制止を振り切ってお金を犯罪者に振り込んだ…という人とおんなじだから聞く耳はもってないはず。痛い目にあわないとわからない。

それを考えたら、対処法(い)が人道的と思う一方、(う)が正解なのだとも思う。でも、どこからかお金をもらってやっている確信犯ということもあるからなあ、こまったもんだ。