The Redang Telegraph

2009年10月04日

オリンピック開催地決定

リオでのオリンピック開催決定、おめでとうございます。
本当に心からおめでとうと言えます。

…で、「新銀行東京」で都民の税金をどぶに捨てて、のさばっているのが現在の石原都知事です。いくら都民に迷惑をかけたか全くどうでもいい男としては、オリンピック誘致にかけた時間とお金などはした金なのでしょう。

以下、Yahooの時事ニュースからの引用です。本文は下のURLです。

「(前略)石原慎太郎東京都知事らが4日、国際オリンピック委員会(IOC)総会が開かれたコペンハーゲンから帰国、都庁で記者会見し、敗因などを語った。同知事は「目に見えない歴然とした政治的なものが絶対にある。昔の自民党の総裁選みたいなもの」とし、IOC内の力学で落選したとの認識を示した。(後略)」引用おわり

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091004-00000033-jij-spo

オリンピック誘致には、その経済波及効果を計算します。たしか、石原都知事だってオリンピックがあると「これだけ儲かる」、だから東京にオリンピックを持ってくるのだ…という論調が主でした。比べてみると、スポーツの第一人者を直接見ることによって身体能力向上をめざす…とあまり言われなかったと思います。オリンピックが経済と結びついているのが前提なら、政治と結びついているのは当然です。だから、「政治家」である石原都知事が出向いたのでしょう。落ちたから、昔の自民党の総裁選みたいなものと…わけのわからないことを言ってますが、開催地に選ばれたら鬼の首をとったように自分の政治的アピールに使うことはわかっています。

で同じ、時事ニュースの他をみると…、
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200910/2009100300302&rel=y&g=spo

引用すると「(前略)その意味で今回は知名度抜群の米大統領夫妻が「切り札」になる可能性が十分あったからだ。だが、その読みは外れた。「わたしは、政治家の出席に影響されることはない」とIOCのハイベルグ理事(ノルウェー)。国のリーダーの存在感やカリスマ性に振り回される最近の傾向を嫌う力が働いたとすれば、今回は本来の開催計画による実力勝負だったとみることができる(後略)」引用おわり

つまり、東京は実力勝負で負けたということです。

昨日は「皇太子夫妻が開催地応援にかけつけてくれれば…」という愚痴の記事を見かけましたが、オバマ大統領夫妻が来たって駄目だったのでは、それより知名度の劣る皇太子夫妻じゃ同じでしょう。

同じニュースを引用すると「(前略)しかし、「南米初の五輪」を訴えたリオの勝利に、多くの東京の関係者は「相手がリオなら仕方ない」と納得の表情を浮かべた。(後略)」と書いてあるし、関係者より一段と関心の薄い私でもしかたないと思います。

にもかかわらず、最初の記事の石原都知事の「政治に負けた」という発言はぜんぜん状況をわかっていないし、この程度の人が東京都政をやっていることが不思議です。私は石原都知事が嫌いですが、ディーゼル規制など非常に評価できることもやっていることはちゃんとわかっています。でも、評価できることは、評価できないことに比べて微々たるものといえるでしょう。

東京が他の候補地に勝てないのは大体の都民にはわかっていました。だから最初から盛り上がりにも欠けました。で、夢を見るために150億円使ったのだが、夢を見させたのだから安いものだと言うのでしょうか。最初っから夢見てない人はどう納得すればいいのでしょう。

こんなところに人種差別が

私のブログを読んでいただけると思いますが、私は戦争と戦争につながるあらゆることに反対です。そして差別、特に人種差別には徹底的に反対です。つまり、取り立てて言うほどのことはなく、ごく普通ということです。

敵をつくることが好きな人、その敵を攻撃しないと自分のアイデンティティのない人、つまり他者と関係なく自立できない人のことですが、そういう人は両方(戦争と差別)に無頓着です。

昨日のブログ「海外生活の経験2」に面白いコメントがきました。
「<外人>は差別用語ではない」というのが主旨ですが、残念ながら私の意見として文中に外人が差別用語かどうかと一言も書いていません(引用したJ-CASTニュース文中にはあります)。つまり、書いてもないことに反論?されたわけです。

外国に住んでいる身にとって、誰が何国人であるか、問題にしません。仕事関係者であれば、仕事ができるか出来ないかがポイントであって、仕事もろくすっぽできない人など企業の経済活動の邪魔なだけです。あたりまえのことです。
ダイビングであれば、わが身と生徒の安全がかかっているので、ボートだと新人の素人クルーは徹底抗議して下船させ、信頼のおけるクルーとでなければ出航しません。クルーの国籍など瞬間ですら、考えたことなかったです。
友達として付き合うには、気心の知れた、似たような考え方をする人を選びます。当然、国籍なんて考えたこともないです。それに私のいる事務所に、日本人は私ひとりですから日本語を話さない日のほうが圧倒的です。

もうそこには、外人も外国人も存在しません。私の「海外生活の経験2」は、国籍など錯覚以外のなにものでもないことを主旨として書いたものです。ましては肌の色、髪の毛の色、話す言葉、面差しの違いなど、さらに、なんの意味もないことです。

滝川雅美(クリステル)さんが外人と呼ばれた件で、はじめて滝川さんのお写真を何枚か見ました。第一印象は、あれ?アジア系の面差しなんですね。記事による先入観があったのですが、滝川さんがフランスにいけばおそらく「日本人ですか?中国人ですか?」という質問をされたと思います。

もっともフランスでは、フランス革命当時、フランス語を話せたフランス人は人口の何割かしかいなかったと聞いています。かなり遅くフランスに編入された南仏プロヴァンスは、いまでも「プロヴァンス」と頑なです。、三銃士のダルタニアンは合併されたガスコーニュの出なので、苦境になると「おのれ、ガスコン人の意地で、目に物見せてやる」的に頑張ります。それは、つい親の代にイタリアからフランスになったコルシカ出身のナポレオンの出世にかける意地にも繋がります。早くにフランスになったノルマンジー等はフランス語圏でまだ合併されても違和感はすくなかったでしょうが、いつも国境問題で揺れたアルザス地方はアルザス語(ドイツ語系)ですから複雑です。

合併・編入と移民の多いフランスなので、人種差別はありますが、このフジテレビの問題になったような、内と外にわけた「外人」という言葉は、差別にしても大雑把すぎて「国粋主義」のどこにも入れようがありません。
結局、国籍ではなく「肌の色、髪の毛の色、目の色…」で長谷川某が「外人」と思ったという偏見から生まれた「外人」発言ですから当然<差別>です。言葉は背後にある意味なくして存在しえません。繰り返しますが、前の私の記事には、「外人が差別用語である」という意見は書きませんでした。今、この長谷川某の発言に対して、ここではっきりと「生まれもった肌の色、髪の色といった見た目で人を判断することは明確な<<差別>>であり、その差別を、言葉によって表現した「外人」は差別語である」と言います。

セクハラでもそうですが、言葉の暴力は受け手の感じ方できまります。

私のブログに「<外人>は差別用語ではない」とコメントされた人は、おもいっきり虎の尾を踏んだわけです。私のブログには、私がサウジアラビアで生活していることが明記されていますから、私の置かれている環境と立場をわかったうえで書いているのでしょう。幼い文章の書き方から若い人だと思いますが、わざわざ私が意見として一言も書いてないブログに、よりによって見当外れのコメントを書いた以上は、「外国人の略としての外人という以外にコメントの意味はない」という言い逃れは無理です。その言い逃れをしたいのであれば、私のブログではなく他ですべきでした。

それでは私は差別をしないのか?あらゆる差別を否定するのかというとそうではありません。
仕事をするパートナーは事務処理能力の高さを求めます
オリンピックの選手には身体能力の高さを、
フジテレビの長谷川某には社会人としての知性の欠如で、
部下になるスタッフは未知なので、面接やテストの前にとりあえず学歴で選びます。

学歴で選ぶ?それは差別ではないのか?
テストや面談の前の選別において、現時点では、それ以上の能力を測る有効な手段は見つかっていません。見つかれば変えるのに躊躇しません。
学歴や能力は後天的なもので、変えようの無い肌の色、髪の色、目の色とは根本的に違いますので同一には扱えません。それも、友達を選ぶのに学歴では選びません。それに、親友で泳げない人がいてもちっともかまいませんが、海難救助の現場に泳げない人を連れて行くことには絶対的に反対します。その場、その場の選択(差別化)は避けようの無いことです。

世界各地で見かける失業者(学歴、キャリア、職務上の能力で選択・差別された結果)が、おなじ差別である人種差別を増長させているのは一見不思議ですが、弱者が見た目自分より劣ると思われるひとを暴力的(言葉も含む)に差別するのは良くあることです。知性の欠如です。知性を向上させるのは不断の教育でしょうが、そういう人は教育嫌いが多いです。なかなか難しい問題です。

2009年09月16日

進歩が無いことを伝統と呼ぶケース 2

進歩せずに怠慢を「伝統」と呼び変えて滅んでいくケースは、老舗と呼ばれる商店の倒産に良く見られます。Webの相談でこういうトピックをいくつも見ました。大体は「のれんと古い顧客の反応にしがみついて、時代の流れに対応できなかったほうが悪い。ビジネスである以上、社会の変革と人々の意識の変化についていかなければ、倒産は当然。経営者の営業能力の欠如である」という回答に落ち着きます。

この回答に異を唱える人は少ないと思います。
同じく、水産業は末端漁業従事者、漁協、あらゆる階層でビジネスにも係わらず、時代の流れに対応できているケースは少ないです。商店と漁業にビジネスとしての違いはありません。

にもかかわらず、これまでの政府と官僚組織が集票を期待して手厚い保護を行なった結果甘えています。違う!甘えてない、漁業の現実は厳しいという人がいれば、一般商店や工務店経営にいったいお役所がどんな保護をしているか比べてみてください。同じトピックで一次産業従事者であった場合、同じく「廃業(倒産)も当然」といった回答をすれば、訳わからない人?が無闇に攻撃してくる可能性もあります。同じ一次産業でも農業、漁業に比べて林業には保護が薄いという産業内格差もありますが、これは就労者数=票田というわかりやすい構造があるからです。

これまでの因循政治の地方票確保の「伝統」です。ひとりの人間として、農民が工員より勝っているわけではありません。互いに基本的人権でまもられた平等な市民であり、納税者であります。にもかかわらず、製造業の工員は、農民・漁民への保護にくらべて恐ろしく雑に扱われていることは明白です。これも徹底した政府による「士農工商」の市民への意識刷り込みの伝統でしょう。

おかげで産地偽装した水産加工業者(商人)への風当たりが強くても、産地偽造を幇助した漁民はスルーです。こんなもんです。
「職業差別」による一方ばかりの支援は法の下の平等をうたった憲法違反である可能性もあります。

進歩が無いことを伝統と呼ぶケース

混獲にかんするWeb siteがあります。
「くじラブ」というグリーンピースさんのサイトです。
あっ、そこの、「グリーンピース」という名前を聞いただけで腰が引けている方!それは、あまりにも食べず嫌いです。どんな意見も聞いてみるものです。特にこの記事は、ふむ…なるほど。と言っていただけると思います。

http://www.whalelove.org/oceans/bycatch

私が今回考えたのは、漁法が古すぎることです。こんな道具や方法論の日進月歩、5ヶ月前発売のデジカメがもはやカタログにも載ってないほど更新の早い世の中なのに、漁具や漁法が古すぎることです。延縄、底引き、二艘式トロール…、この漁法は「伝統だ!」と言う人には、「怠慢だ!」を返しましょう。

なんでも古ければ良くて、新しいものは悪いというグループの人たちがいます。私はそれを「火縄銃組」と呼びますが、進歩は試行錯誤です。ある程度完成されたものを改良、或いは全く新しい方法で解決しようとする際、前の手法がなまじ良ければ「新しいけど、使えない。前のほうが良かった」と、まず、けなして、それから改良に改良を加えるのではなく、安易に古きに戻っていきます。以前の火縄銃関連の記事に書きましたが、火縄銃を延々と江戸末期まで使った発想です。むしろ、日本人の無意識の最底辺にある本質的で「揺りかごのよう」な思考といってもいいかもしれません。

これら古い漁法を「伝統」と称して火縄銃的発想に落ち込み、もっと新しい方法を見つけないのは怠慢ですが、革新的な方法を是として、自発的に取り組む漁業従事者が少ないことも一員です。漁業従事者が頭脳労働ではない、と、自ら決め付けてしまってはどうしようもありません。

「くじラブ」の記事にあるように、混獲され無意味に殺されていく生き物達を最初から混獲しないようにするため、漁法と漁具改善の努力を行なえば、漁業従事者にとってもメリットは相当に多いのです。

新政府も、前政府同様な集票をあてこんだばら撒き水産予算ではなく、こういった前向きな改善を成し遂げるプロジェクトに予算をつけて欲しいものです。

「伝統」と呼ばれるものには、常に革新の結果をフィードバックして自省的な本質的に伝統的なものと、怠慢のままずるずると来てるだけのものと2種類あります。

2009年08月31日

夢こそすべて

さっき有名サイト「発言小町」を見に行きました。
<お金がない>と<結婚>に繋がるトピックがないかな…と思ったからです。で、ないかな…どころじゃなくて、そんなトピックばっかり!

それで、いろいろ見てまわったんだけど、一言で言うと「夢がないなあ!」でしょうか。多くは女性のレスですから、それだけ女性のほうが現実的?(そうは思えないけど)なのかもしれません。なんだか「あなたの言っていることは少女マンガの世界だけの話です」みたいな夢も希望もないレスも多いです。

そうかなあ。私は人を前進させるものは「夢」だと思います。そう思わない人も多いことは知ってますが、Dreams come Trueって言いませんか?夢がなければ実現もないです。自己実現という流行言葉もあるけど、それは夢<希望>があることが前提です。

おっかしいなあ、今の世の中では「私には夢があります」「希望があります」と語るのは恥ずかしいことなの?子どもの「夢」は、まだ聞くけど大人が夢を語るのは恥ずかしいこと…と思われて無いでしょうか。
つまらんことです。

私には夢があります。それは故キング牧師がワシントン大行進で発言した、「私には夢がある…」とほぼ一緒です。<ひとが、肌の色、宗教、人種ばかりでなく、同じように目を晦まされている門地、美醜、学歴、収入、身体能力、名声にも左右されない、そのひとの「人となり」で評価される社会、それに評価する目を持った私>になることです。言うは易し、行なうは難しです。

夢がある人は前進できるし、将来があると思います(私?さあどうだろう)。でも、結婚するなら、学歴や収入といった<肌の色、人種>とどっこいどっこいの目晦ましじゃなくて、「夢がある人」とするのが確実ではないかと思います。少なくとも楽しいです。

今日の選挙で、偽名声、偽権力、等々にまみれていた夢を持たない現実だけの多くの候補者が落ちたみたいです。結婚相手を選ぶほうも選ばれるほうも、学歴や収入にこだわる限り、夜があければこのとおりです。一夜明けた、酒井法子さんの凋落振りもこの類です。

もっと夢をもとう。夢があると叫ぼう。「将来」は夢を持つ人だけに与えられた特権です。

2009年08月30日

類は友を呼ぶ

田母神元空将が、広島平和祈念式典につまらんコメントをしたのが選挙演説ってあったので本人が立候補したのかと思ったけれど、応援演説だったのですね。うーん。全然、応援になってないなあ、いったい誰が演説を頼んだのだろうと思ったら、、、、ああ、あの中山さんじゃないですか。

類は友を呼ぶ。応援演説に友を呼ぶ。だいたい中山さん?選挙に出ないって言ってなかった?元空将の意見は置いといて、「世間から糾弾され、比類のつまんないことでエリート(?)を棒に振って職場をクビになった人」を応援に呼ぶというのは、

1 当選は考えてない。話題になりたい。
2 応援に頼む知名人(?)が他にいなかった。
3 もはや、あっちの世界にいっちゃっている。

うーん。選挙の世界には「クビ」「職場を失う」といったことにタブーはないの?ほら、結婚式に「切れる」「別れる」といった言葉を使わないっていうようなレベルだけど。

コンカツは先手必勝!奇襲で挽回!

二昔前の湾岸戦争のとき、まだ全然戦争が始まる前(湾岸危機と呼ばれていた時期)に、中東からさっさと逃げ出す人たちがいました。
「あー、家財道具一式持ってか?気が早いというか、戦争が無かったらどうするんだろう、さぞ罰の悪い顔して戻ってくるんだろうな」と、思っていました。戦争が始まると空港閉鎖、港も閉鎖、国境の道路も閉鎖。クレジットカード決済もすべて無効。言われて見ればあたりまえかも。戦争が始まったから外国に逃げ出したいのに全くお手上げ。そのときから心に誓いました。

「いざ!と気が付いた時は既に手遅れ。皆が思いつくぐらいの手なら、さらに手遅れ」

世の中の「結婚?コンカツ?まだまだ早いよ。考えてない」という人たちに言いたい。いざ結婚したいと思ったとき!残念。手遅れかもしれません。そのうち結婚したいな…と思っている人がいたら、まだまだ全然早いというときにアクションをとっておくと後が楽です。先んじれば人を制す!「先手必勝」こそ戦場の教訓です。

簡単に言うと、急に雨がふりだして傘を買いに行ったら、既に売り切れてた。空模様がおかしい時点で買うか、天気予報を見て出かけよう…ということかな(良い例じゃないかも?)。

でもって、買えなかったら?売ってそうなところを探す!目抜き通りで探すから傘が買えないので、路地裏とか、ちょっと離れたところで探すと売っているかもしれません。奇襲策として、駅の拾得物のところで「持ち主のいない傘ありますか?」という手もあるかもしれません。

出遅れた際、戦術としての奇襲は私の好みです。というか、躊躇せずにガツンと奇襲をかけないことには劣勢挽回は相当に困難です(…私の場合です)。

2009年08月26日

お金がないと結婚できないのか

前回と似たような話題です。前回は某A首相のコメントでしたが、おもいっきりインスパイアされました。

世の中のほとんど人がわかっているとおり、結婚に突っ走るのにお金は不要です。出来婚が結婚の動機の有力な一角を占めていますが、お金を考えて云々なんかより、この子をどうするかという切実な問題があって経済問題云々というほどの余裕がない場合も多いでしょう。

うーん、私の考え「結婚は、プワーッと舞い上がって、ボーっとなって周囲の意見なんて聞かないでするもの」は十分に説得力があると思ったけど、おかしいかなあ?大体、歴史を振り返ったって、そんなお金があるなし、経済がどうこう、なーんて考えて結婚していた時代があるなんて、ほっとんど考えられないです(まあ格式ある家とか、イスラーム社会はちょっと別かも)。

<若さ=考えない=無鉄砲=やる気満々>という構図が結婚には必要だと思います。晩婚化が進んで、<若くない=やっぱお金を持ってないとね>という無闇に知恵がまわるようになると、やっぱり結婚には経済やら哲学がでてきます。それにお行儀がよくなって周囲の雑音に耳を傾けるようになるし、それに心配のあまり意図せず足をひっぱる親族、親友の出番となります。このあたりはどうせ成功する確率が低いダイエットなのに、心配する余り、無闇にダイエットを妨害する家族の愛と似ています。よけいなお節介です。ほっといて欲しいです。

少子化を懸念する人は、若者の無軌道なアホさを大目にみる必要があります。私だって若いときは(念のため。今も若いです)、馬鹿でした。相当なアホでした(念のため。今も違うとはいいきれない)。
こんな、行動力しかないような社会が少子化を食い止めるとおもいます。

お金ですか?だから、天下のまわりものだって!そのうちまわってくるときもあるでしょう。ちっちゃいことを気にしちゃいけない。気にしても無いときは無いし、あるときなんていったら一生ないかもしれないぞ!

2009年08月25日

お金がなくても結婚しよう

いつも楽しい某A首相が、またなんか新しいネタを披露したようです。
うーん、話を読んでみてすぐ思い出したのが戦国時代の織田信長のこと。お父さんが相当な優れものだったので、小さいころからボンボンとして育ってます(辛い育ちの徳川家康と大違い)。それで、耳障りな甲高い声を出しまくっていても周りで注意する人がいないから終生甲高い声を陰で笑われました。

私もあんまり人のことは言えません。でも、某A首相も小さい頃から「こんな場所でこんな話をしちゃいけません!」とたしなめる人が周囲にいなかったんだなあ…、これもまた不幸のひとつかもしれません。

報道だけでは良くわからないのですが、お金がないなら結婚するなみたいなこと言って、また官房長官に「ああ、こんなのに、なんで私があやまんないといけないのか」と思われました。そう顔に書いてあります。まあいいでしょう。皆さん好きでやってるんでしょうから。

結婚はお金でするものではないです。結婚は「ぼーっとなって理性がなくなる」か「若くて無茶する」(最近はまず子どもを作ってから?)からできることです。経済だの将来だの、くどくど考えたらなかなか出来るもんじゃないです。…と私は思っています。

マンガとかそういうのが好きなら、それらしく「さあ、みなさん、結婚はラブコメです。ボーっと舞い上がって結婚しましょう。舞い上がりこそが結婚の原動力です。金は天下のまわりもの。私がまわせて見せましょう」ぐらい言えばよかったのに。

2009年08月21日

在外選挙人証

今日、投票に行ってきました。
私にとってはどおってことないスタンプラリーみたいなものですが、ひょっとすると案外見たことが無い人がいるのでは?と思いつき、在外選挙人証の写真をアップしました。

まずは表紙です。私の本籍地もサウジ移転前の住所も東京都調布市ですから、この在外選挙人証も調布市の選挙管理委員会が発行しています。
IMG_0192.JPG

大きさは3つ折にするとカードサイズです。実際私はカードホルダーに入れて保管しています。内側は選挙のたびにゴム印を押してくれます。はい!私はこの欄が一杯になったら何か記念品をもらえるのか聞きました。返事は??わからないそうです。
IMG_0189.JPG

ところでこの欄が一杯になったらどうするのか?外側の注意事項には何も書かれていません?
IMG_0195.JPG

「いやー、残念。ゴム印押すところ無いから、投票できません」といわれるかもしれませんが、この在外選挙人証には有効期限はありません。そりゃそうだ。いつ選挙になるかもわかんないしね。私は2年前の選挙の前に印鑑登録を作る必要があったので日本に住民票をいれました。ので、新たに発行となったのですが、この票の前にも在外選挙はしています。だから、ずーっと同じものを持っていれば結構欄が埋まっているのです。

まずいよね?どうするんだろう。
ゴム印で一杯になったら記念品をもらえるどころじゃなくて、どうすればいいんだろうね?

2009年08月13日

投票まで時間がなさすぎ

NHKの在外投票のニュースをじっくり聞くと、確かにNHKのHPに顔写真入りで立候補者の紹介をすると言っている。ふむ。確かにで、ええ?告示後に?ちょっと待った。

在外投票というのは不在者投票と一緒で、告示日の翌日から投票できます。だけど、投票箱を日本に送り返さないといけないから早く終わるんだよ!18日が告示の日で、ジェッダの投票は19日から21日までの3日間だけ。日本は30日だっけ?31日だっけ?

告示後3日しかないんだよ。もう、18日に紹介されても見る暇ないじゃないか。あああー、在外投票はやっぱり不利益だ。

2009年08月12日

政見放送は無いのか

JSTVの在外投票の告知で、なんだかNHKのHPで政見放送か立候補団体の紹介みたいのをやる…みたいなことを言っていたのでNHKのHPを端から端まで探して見ましたが、やっぱりそんなの無かったです。

在外投票は不在者投票扱いなので、あと1週間で投票が始まるのに、いまだもって誰が立候補しているのやら何と言う政党があるのやらわからん。大手の政党はそれぞれHPにマニフェストをだしているけど、弱小というか泡沫政党になると名前すらわからん。政見放送どころじゃないよね。

「在外投票のやりかた」についてはNHKで盛んに放送しているけど、今頃放送しても今から在外選挙人登録しても間に合わない?それに、投票する人だったら、もう登録票はもってるよ。

FamiNetと言うところでは在外選挙情報というのがあるけど、だいたいFamiNetって何者?わからん。選挙情報専門サイトというのもあるけど、これも何者?別にNHKをそこまで頼りにしているわけじゃないけど、選挙の情報でとりあえずそのまんま伝えてくれるのは、やっぱりNHKでしょう。

海外有権者ネットワークというのがあるらしいですが、ロサンゼルスとロンドンだそうです。ふーん、もはや関係ない大手ですね。ジェッダはそんな町じゃないです。ちなみに、2007年の在外選挙の記録があって、ジェッダからみると果てしない大手のホノルルでも投票者が228人?たった?うえー?信じられない少なさですね。

やっぱりそれは、選挙活動の貧弱さに起因していると思う。

2009年07月25日

デジタルデバイド

これだけインターネット情報が増えてくると、広告だって案内だって「詳しくはホームページを見てね(はあと)」というレベルになります。

すると、視覚障害者やPCと付き合いの薄い人達が、さらに情報から疎遠になるわけです。デジタルデバイドを無くすためには、「情報は多種なアクセス方法を用いて個人が情報から疎外されてはならない」という法律を作るしかないでしょう。

情報は現代社会においてはかけがえの無い財産です。お金がなくても携帯電話だけは離さない。住む家がなくなっても、ネットカフェで難民生活を送る…。今の生活の最低ライン(つまり生活保護の最低条件は)「情報にアクセスできる」にしないと実態にそぐわないです。

でも、一方で頑なに携帯電話を持たない人、PCを使わない人、E-メールを使わない人、インターネットを見ない人、というのもいるわけです。
私も何人か知ってます。メールを送っても見てるらしいのですが、返事が返ってこない。困ります。

すくなくとも、ビジネスパーソンなら、こういう情報機器は使ってくれないと、困ります。仕方ないよ、今はこうゆう世の中なんだもん。ね、頼むから使ってください。お願いします。

(私は数日前、デジタルデバイトを意識してなかったので、えらい目に会いました。若い人なら誰もがE-メールを使えると思ったら大間違い)

働くしか能のない高齢者

某A首相について、もう語ることは無いと確信してましたが、まだあったのには驚きました。私はどの政党であっても政治家個人の能力に期待しているところはないので、この人は底なしの(或いは天井知らずの)感覚には驚かされます。

高齢者は働くしか能がない。遊びを覚えない、云々。また自分を疎外する自党を敗北に追いやるための高等戦略ですね?すばらしい。

働くしか能のない高齢者。
まあ、そういう人もいるでしょう。でも、別段、高齢者に限らずそういう人は見かけます。で、もって、はっきり言うと、そういう人に限って仕事も大してできないというのが私の感想です。仕事が物凄く出来る人は、趣味も、遊びも驚くほど幅のある達人で、「いったい、この人は寝る間があるのか?」と思うほど…というのが私の理解です。

だから、働くしか能がない人を社会の活力に使うという、某A首相のいう「発言の本意」だって、私に言わせると「仕事しか能がない人というのは、そんなに使えない人。今更使うと老害そのもの。進歩の阻害にしかならない。使える人は、あんたからそんなこと言われなくてもバリバリ働いてるよ。」と思います。

もっと言うと「働くしか能のない高齢者」というのは、「遊んで働かない若い人」と対になった言葉なはずです。じゃあ、口から出なかった、この若い人をどう社会で有効に生かすか知りたいところです。

2009年07月21日

某A総理をめぐる人たち

昨今、ニュースを騒がせている某A総理ですが、今日21日はどんなことになるのか興味津々です。私はこの人が総理になった瞬間に、そうとう記事を書きましたから、もう何も言うことがありません。こんなことになるのは当然の成り行きです。1たす1は2になるのと同じぐらいです。

で、世間は逆で、まあ、昨今この人への風当たりが強いこと驚くほどです。だって、最初っからわかってたことじゃないですか?私は去年の9月頃に散々言いましたけど、驚くべきことにある政治評論家が「昨今の対応は呆れた」とか言っていることに、本当に、本当に、驚きました。昨今?今頃かあ?ふーん、政治評論家って全然大したことないんだ。なーんだ、こんなレベルか?呆れてものがいえないのは、この政治評論家だよ。

それに身内の同じ党の人たち。わかってたことでしょ?何を今更いっているの?私にとってこの人たちの言動こそ、全く驚き以外の何物でもないです。顔合わせて、良く知った仲なんでしょう?何を今更いってるんだろう?同じレベルだからしかたないにしても、今まで何を見てたんだろう?これが有名な政治家の腹芸か?????芸人か?しかも、寒いネタしか出せない芸人かあ。

なんだか信じられない思いです。
言われてみれば、なるほどとは思いますが、茫然自失です。

2009年07月09日

人とのふれあい 中

パチンコ店放火犯についての記事に「荒廃した社会情勢を背景に…」というのがありました。

まったく。社会なんて昔っからこんなもんです。別段、荒廃もしてないし、良くもなってないです。この手の記事を書くたび私は「応仁の乱」当時に比べて想像もつかないほど治安は良いし、生活は楽だし、そんなに餓死もしてないし、良い世の中だと言ってます。よしんば「良い世の中」と呼ばないにしても、「荒廃した社会」とは応仁の乱当時の世の中のことで現代には似つかわしくありません。

人とのふれあいが、狭く浅くなっている世の中に解決の糸口を見つけないと、そのうち「人付き合いの苦手な」人が、たいしたことない理由で、衝動的に大量殺人を犯すでしょう。そうして、「人付き合いが苦手」は誰にも身に覚えがあるから理由としてスルーしてしまい、社会だとか会社だとかに責任を見つけようとする意見が載るわけです。

インターネットが「人付き合いが苦手」を生産する原因なのか?

あるような、ないような、難しい問題です。私自身、インターネットの恩恵を200%受けています。外国にいても日本の生活とそう大差ない情報、買い物、バンキング、芸能ネタ、どれもこれもインターネット無しでは私の生活を一分も考えられません。

さらに、つたないとは言え、このブログのように自分の気持ちを表現する場もあるわけです。小学校の卒業アルバムに「将来の夢:SF作家」という可愛い?可愛げのない?ことを書いた身にとって、誰も読んでもらえないノートに小説を書いていた時代から、可能性は大きく広がったわけです。
それにE-mail。この書いたもので、記録にのこるというシステムがなければ、記憶力の弱い私が仕事の電話で何を話したか覚えてられなくて、しょっちゅうミスしていたと思います。会社の評価も、もっと、もっと、低かったはずです。

じゃあ、付き合い方かなあ。人との付き合い方だけじゃなくて、インターネットとの付き合い方。もっと身を律する「ふれあいかた」を学ぶチャンスはどこにあるのだろう。学校?家庭?いや、ちがう。自分自身との付き合い方だ。自分の考え方や能力には限界があること。それを補完するために社会生活があること。

自分の考えは常に正しい」という誤った考えが、人とのふれあいを難しくしています。そういえば、世の中に蔓延しているのは、「私は正しい!相手が間違っている!相手があやまるべきである!私は糾弾する!」というヒステリックな考え方です。これを荒廃した社会というのであれば、確かに応仁の乱によらずとも「精神の荒廃」は確かだと思います。

新聞記事も、荒廃した社会と漠然としたことを言わず、「自分は正しいと信じる風潮の蔓延した荒廃した社会」と言い直せばいいのに。そういう目でみると、ありとあらゆる政治も、事件も、この荒廃した社会の一滴です。でも、ここから他人の価値を見出す「人とのふれあい」を求めるのはどうしたらいいんだろう。

満月

2009年07月08日

人とのふれあい 上

昨日の記事に書いたカタログ中、私の目をひときわ引いたのは、(タイトルと本文はカタログからの引用)

素人・THEお食事の時間」ー私といっしょに食べようよー
1万80円 DVD3枚セット
「今夜はどのコと食事する!?−ココロの隙間、お埋めします」
「ひとりで食べる食事は誰だってさみしいもの。そこで、そんな食事を応援する5人のむすめが個性豊かに語りかけ、いっしょにご飯をたべてくれます。あなたは絶対、彼女に話かける…。」
(引用おわり)

前後の商品ラインからみても、パッケージの写真から見ても、べつにアダルトではないようです。もう、ずばりカタログの文面そのままなんでしょう。どれぐらい売れるものなんだろうか?

でも、こんな商品があるぐらい、現在は「人とのふれあい」が少ない社会です。人が生まれ、育ち、老い、やがて死んでいく…といった人のプロセスを家庭や地域で見るチャンスが少なくなっていくのは、「命の価値を知る」という上でも非常に危険なことだと思います。よく、ゲームのリセットや、虚構であるテレビ番組の氾濫によって、人の大切さ、命の大切さがわからなくなっているといいますが、私は、人の生き、死にを間近に見たり体験することがなくなった社会が問題だと思っています。

決して大家族礼賛ではありません。しかし、家庭が積極的に人とのふれあいを持つようにしなければ、ふれあいが無ければ無いでなんとかなる世の中なのでずーっとその大切さに気がつかないことになります。

先日のパチンコ店放火の殺人犯は、「人付き合いが苦手だった」そうです。このところ、人目を引く犯罪のどれだけ多くに「人付き合いが苦手」という言葉が並べられてきたでしょうか?

世界で生徒の成績が何位だとか、どの大学に入るとか、言う前に、社会で通用するには「人とのふれあい」がどれだけ重要か忘れられていると思います。

2009年07月05日

ありがちな事件?

千葉でコンクリート製の調整池が地下水の水位上昇で持ち上がるという椿事がニュースで流れていました。
建設業に携わるものとしては興味深いし、一歩間違うと自分の現場でもありうることなので注意が必要ですね。本当に、一歩間違うと…というレベルです。埋め込み配管用に掘った溝にPVC管をつないで、翌日埋め戻そうとしてそのままにしておいたところ夜中に雨が降って溝がプールになってしまった挙句、配管が浮かび上がりボキボキ折れてしまったという個人的な苦い経験もあります。

それにしても「ありがち」なのは、自然の地下水による貯蔵タンクがあるところに、わざわざ巨額のコンクリート製のタンクを作った挙句、そっちには水が溜まらないで、その下の伏流水に水が溜まったというお馬鹿ぶりです。ニュースでは伝えてませんでしたが、また、建設業者と政治家の癒着とかがでてくると嫌だなあ。

2009年06月30日

若者撃退??

日本に帰っている間、「若い人にしか聞こえない周波数の嫌悪音で、若者がたむろするのを防ぐ」=「若者撃退」という記事を読みました。

年寄りの気持ちはわからんでもない、しかし、
なーにが、若者撃退だ!!若者はなあ、ゴキブリや蚊じゃないんだよ!
何て名をつけるんだ!ばっかにするのもいいかげんにしろ!と声を大にしたいです。それに、若者にしか聞こえない音??違うだろう、年寄りには聞こえない音だろう…正確には。

若い人って…、年寄りも昔は若い人でさんざんぱら皆に迷惑かけて齢を重ねて年寄りになったことをすーっかり忘れてしまったようです。だいたい、年寄りになったって人に迷惑をかけているのに気がつかないのも多すぎる。

若者撃退??こんな正気の沙汰でないネーミングした人、この名を使っている人、もう「ありえない!!」というレベルです。こんな機械を設置するのにお金をかける前に、やることはないんかい?

少子化問題が真剣に叫ばれて担当大臣だっているご時勢に、若者撃退とはなんのこっちゃ理解できません。少子化対策で生まれてきた赤ちゃんだって20年ぐらい経てば、いい若者になるんだよ、で、もって、こんどは撃退か?
無闇にたむろされたり、大声だされたりして迷惑なことだってわかる。十分わかった上でいいたいけど、誰だって思い起こせば若気のいたりの一つや二つあるもんです。少子化時代の年寄りの責務は、自分の過去を思い出して大きな心を持つことです。頑固で自分勝手な老害って、若者の害と大差ないんです。時代はかわっているんだよ。

ともかく、この「若者撃退」というネーミングだけは絶対反対です。

演劇

2009年06月03日

人だと思ったら人種だった

さっき同級生のブログを見に行ったら、増田悦佐さんの「格差社会論はウソである」の紹介がありました。(みっちゃん、紹介ありがとう!)

残念ながら、私は増田さんを全然知らないのですが、面白そうなタイトルだし、書評も面白かったので今度日本に帰ったとき買ってみます。評どおりだとうれしいです。

私が読んだ評をされたのはecon2009さんで、Hatena::DiaryのEconviews-hatena ver.にありました。下がURLです。
http://d.hatena.ne.jp/econ2009/20090331/1238467195

econ2009さんの、「何でもかんでもまず疑いながら統計や言説を蓄積してひたすら自問自答しつつ判断するのが職業病となっている人種」という言葉。私はそういう人たろうと望んでます。でも、そっか、私はこういうのは「人」、あるいは「人達」が限界だと思っていたけど、人種っていうぐらいはいるんですね!

むしろ、こちらのほうが正統なんだけど、最近レッドデータに載っていて見つけるのが辛いです。いくつかのコロニーはあるのだけど、如何せん身を隠すのも上手かったり、なにげに周囲に溶け込んでたりして…なんだかホッとしました。

駐車場

偽装ラブホテル問題 2

まず、神戸新聞の記事を孫引用です。
「…神戸市垂水区の県条例で禁止された地域でラブホテル「レッド・スノーマンズ」を営業した疑い。県警は20年11月同ホテルを捜査。部屋の設備からラブホテルと判断した。…」

脱税があったり、消防法にひっかかったり、その他この類の反社会的問題があれば、私は偽装ラブホテル問題についてスルーです。神戸新聞の、この偽装ラブホテルはこれから叩けばこの手のホコリがでるかもしれません。

でもね、「部屋の設備からラブホテルと判断した」は無いと思います。前の記事でも書きましたが、ラブホテルの設備は現在のホテルが進むべき進路を指していると思います。省力化のどこが問題なんでしょう?個人情報の保護のどこが問題なんでしょう?
ここにあるのは非常に現代的な問題で、旧態依然とした旅館やホテルに価値を求めて、そこにある問題の解決策を見ようともしていません。だから、多数のフロントを抱えて、多数の仲居を抱えた旧来型の旅館・ホテルの経営は難しくなり、廃業が増えているのに、省力化・省スペース化すれば「部屋の設備から」ラブホテルといわれるのか…かないません。
入り口に部屋の写真があるのは親切だと思います。ネット販売で、写真が付いてないようなものは、売れ行きが悪いでしょう。本の表紙写真すらです。部屋の写真がある?これは現在のトレンドなんです。

ちゃんとホテルとして認可を受けていれば、ラブホテルとその他のホテルの差があること自体(自治体の条例が)違憲なのと違いますか?
どっちにしろ、中で行なわれていることは結構似たようなことなのに。それはホテルニュージャパンの火災の時に赤裸々になったと思います。

それとも、設備改装費用を捻出できない、人員整理ができない、新しいことはすべて悪いこと、といった旧来型宿泊施設側の政治的な「足引っ張り」巻き返し運動か?ともかんぐってみます。

偽装ラブホテルは子どもに説明がつかない?じゃあ、偽装じゃない正規のラブホテルなら説明できるのですね?じゃあ、同じ説明でいいじゃないですか。昨今のトレンド「でき婚」だって、少子化対策に貢献しているのに、その多くはどこでHしたかときくと、多くはこのへんでしょう。じゃあ、「でき婚」は子どもにどう説明しているんです?
子どもに説明できないのは、クリントン元米大統領が具体的にどうして大統領じゃなくなったか…ということぐらいなものです。政府主導で、少子化対策と大騒ぎしているのですから、大人も子どもに説明できないなんて、みっともない自信の無いこと言わないことです。妊娠すると「おめでた」なのに、その原因についてここまで卑屈になることないでしょう。原因あっての結果なのに。そっちのほうがよほど恥ずかしいです。

ともかく、「部屋の設備で」ラブホテル(偽装ラブホテル含む)か、他のホテルか区別しようとするのはナンセンスです。時代に逆行しています。

規準のひとつが、「回転ベッド」だって…。笑っちゃいけないけど、イタイよなあ。

ホテル

2009年06月01日

社会主義の勝利

GMの国有化

その前にもいろいろ国有化がありましたけど、GMの国有化は市場主義の終焉と社会主義経済の象徴だと思います。私は社会主義経済というのは好きじゃないのですが、ここまで(場当たり的にしろ)勝利宣言を見せつけられると、その理論に頭を下げるしかないです。
日本だって、銀行をはじめ国営化した会社がありましたが、これから先「アメリカでもやったんだから」ということで国営化の動きは公然となるでしょう。税金をある企業に投入して、ある企業は倒産しても見ぬふりをするけれど、その差は恣意的なものだといわれれば中小企業の経営者は納得できないでしょう。もちろん私も納得できないです。
…にもかかわらず。日本もアメリカも「社会主義経済」という言葉を一切つかわずに、資本主義みたいな顔をしているのはメンツが大切だというわけでしょう。「なし崩し経済」「場当たり的経済」というほうがより正確なので、そちらでもいいのですが、そうなるとメンツ丸つぶれですね。

今、ロシアにしろ中国にしろインドにしろ、かってガチガチの社会主義だった国々が経済を牽引しています。これらの国々の協力なくして、世界経済は語られないのですが、どうして日本は下降線をたどるアメリカに義理立てしているんだろう。ちっともアメリカは義理に感じてないというオチまであるのが悲しいです。

偽装ラブホテル問題

ラブホテル産業は4兆7000億円の一大産業らしいです。
微妙に半端な数字が、みょーに現実的です。ラブホ業界らしいです。
ただ、偽装ラブホという社会問題があります。

以下は、「全国偽装ラブホテルをなくす会」のHPを参考にした、ラブホの定義です。(文面は変えてます)
風俗営業法上の "ラブホテル" の定義
1 回転ベッドがある、大きな鏡がある
2 一定面積以上のフロント・ロビーがない
3 人と対面せずに部屋に入ることが出来る
4 部屋に大人の玩具をおいてある
5 料金の支払は人と対面しない、自動精算機システムがある
6 駐車場に目隠し用のカーテンがある
7 鍵の受け渡しをフロントで行なわない
8 壁等に休憩料金の表示や、空き室状況がある
(参考おわり)


ラブホの定義、ありがとう。でもね、なくす会のHPだと、どうしてラブホがいかんのか?偽装ラブホがいかんのか?根本的なことが全く書いてない。私はまず、偽装ラブホがなぜ駄目なのかと問いたい!
次いで、回転ベッド?今どきそんなもんあるか!むしろ、「部屋にカラオケがある」か「派手な看板がある」に条件入れ替えたほうがいいかも。
それにしても、ここに書いているラブホの条件って、

「省力・省スペース化、個人情報の保護、電子化、販売情報の公開、」

という現代社会のキーワードばっかりじゃないか。素晴らしいと褒めてやっていいぞ。世の中の進路を正しく見つめている、正しい選択だと思います。部屋に「大人の玩具」がある…もか?そのとおり!

キーワードがもうひとつ、「少子化対策」

だろう!現代社会のキーワードてんこ盛りのラブホ。
少子化がこれだけ叫ばれる中、ラブホテルは国家推進モデル産業にしてもおかしかないぞ。少子化を食い止める方法は、ただ一つ!Hをすることしかない。Hする場所が近くにある、Hを隠そうとか、Hが不健全だという潔癖主義は少子化対策の旧悪です。生まれた後だって「赤ちゃん」と「潔癖」って取り合わせマズイと思う。
Hなしには少子化対策はありえない。就職先を見つけてあげても、年収をいくら増やしても、赤ちゃんの手当てや保育園や病院無料化も、お祝い金も、少子化を食い止める歯止めにはならない。種をまかずに、水と肥料があれば実がなると信じてるようです。

Hこそ、少子化を食い止める唯一の方法です(本当に知らんのか?)。現在の科学レベルではキャベツ畑からも、こうのとりからも、木の又からも、人工子宮からも、赤ちゃんを産む解決策は見つかっていません。本当に、どうやって赤ちゃんが生まれるのか原因を知らないの?

どうもこの国の人は、本質を見ない癖がついている。まわりくどいだけじゃなくて、グサリと鋭く本質を突く癖をつかないと世界中から取り残されちゃうよ(もうなってるけど)。

偽装ラブホテルが学校の隣だからけしからん?学校の向かいだろうが、斜め前だろうが、いいじゃないか。どうせ気にはしないよ。ちょっと離れればあるんだろう?学校のトイレの落書きなんかには何が書いてある?少子化が問題になっている今。ラブホテルの規制を撤廃が必要です。若い人たちのお給料じゃ住環境が良くないし、のびのびと楽しくHできる環境は貴重だぞ。少子化対策予算からラブホ宿泊・ご休息費用に補助を出してもいいと思う。大人の玩具?いっそのこと世帯に1個づつ配りなさい!今の政策では真剣に少子化を考えているとは到底思いません。

子どもを作るか作らないかは本人に任せればいい。でも、…<その気にさせる>…環境づくりは大人(特に経験者)の責任だよ。粋じゃないね。

キスマーク

2009年05月31日

残業防止に帰りたくなる音楽 その1

Yahooニュースの見出しに「残業防止に帰りたくなる音楽」とだけ書いてありました。ふーん、簡単じゃないか。
定時に2秒、5分過ぎた時点から一晩中「くもりガラスを爪で引っかく音」を流せばいい。10分を過ぎた時点から、ドルビーシステムで肺腑をえぐるような「くもりガラスを爪で引っかく振動」を体に与えればいい。

残業?とんでもない!

定時の5分前になると、みんなそわそわ。定時になると我さきに部屋を飛び出しエレベータへ突進だ!エレベーターの前は阿鼻叫喚の地獄図。「階段にまわれ!階段にまわれ!」腕章をした(残業規制委員)が、ラウドスピーカーで声を枯らす。
3分過ぎ、エレベーターは上層から満員で降りてくるため扉が開かない。地団駄足踏みする群集のため、フロアがうねる。階段にまわった人たちも無事ではいられない。足を踏み外して上から転げて落ちてくる人で将棋倒しがあちこちに発生。「担架はどこだ!」「助けてください!」「AEDはどこだ!」絶叫あれど、だれも見向きもしないで倒れた人の横を駆け抜けていく。
4分過ぎ。「非常用シューターの使用承認がおりたぞー!シューターを使え!」(残業規制委員)は、もはや突き当たる人々の中ヘルメットも吹き飛び、マイクも失い、声の限り。しかし、委員も最後の一声「もはやこれまで!」を後に残してシューターに突進。ひとけの無くなったエレベーターホールには倒れた人々のうめき声だけが空ろに響く。足が動かないのか、這って進む人もやがて力尽きる。
そして、5分過ぎ。
無音ヘッドフォンと防護服に身を固めた(労災認定委員)の青い服が出動。

我ながら走馬灯のように巡るイメージの、あまりの恐ろしさに身がすくむ。恐るべし残業規制。そこまでして残業を防止。あまりにも人もなげな発想…と思いながら、、、、そして、見出しを開くと、「退庁促す癒しのメロディー、残業代抑制へ大阪市が奇策」

はあ?
癒しのメロディー?なんじゃそりゃ?それと見出しの「残業防止に帰りたくなる音楽」と何の関係があるんだろう。
以下引用「職員の残業代だけで昨年度、80億円以上を支給した大阪市が、家庭の暖かさを想起させる「癒しの音楽」で早期退庁を促している。(引用おわり)癒しの音楽とは、世界の民謡・童謡らしい。

おおおお、お、大阪市!やる気あるのかあああああああ!!!!!!
童謡ぐらいで帰るか、んなもん。どこが奇策じゃあ!おまえらの奇策は童謡か?まあ私は驚いたから奇策といえばいえんこともない。

奇策というのはなあ、「くもりガラスに爪」に決まっているだろう。それに、ドルビーシステムで、ガラスの音で肺腑をえぐれ!!もちろん泥棒防止効果もあるぞ!
もちろん、退庁だけじゃなくて退職も促すことにも繋がるので、奇策強化委員のNAOKIは、当然、その2も用意している。

大阪市!私を雇ってくれてもいいぞ。

雷

2009年05月25日

人生の成功!

いろんな仕事が世の中にあります。
上手くいく職選びもあるでしょうし、マズッた職選びもあると思います。わが身を振り返っても、人のことなんて全く言えた義理ではないです。でも最終ゴール、

人生で成功するには?

簡単です。自分で成功した(或いは、しつつある)と思い込めばいいのです。全然元手でもかかりません。ある意味、お金を稼ぐより人生で成功するほうがずっと簡単だと思います。
だいたい、人生の成功なんて規準があるわけではありません。言ったもん勝ちです。

ラッキー!人生なんて楽勝だね。ちょろいもんです。

(なんで多くの世間の人は、人生の成功が難しいと思っているのか私にはわかりません。謎です。)

2009年05月24日

無関心

無関心は恐いです。
だいたいの無関心は、「なんとなく、そう思う」か「みんながそんなこと言っている」というので十分だと思うからです。

ニートは、  …親へのパラサイト。甘えている
フリーターは、…いい加減、計画性無し
派遣切りは、 …契約なんだから当然のこと
ひきこもりは、…社会の癌
鬱は、    …がんばりが足りない
ホームレスは、…人間のクズ
ワーキングプアは、…チャンスを生かしてない
外国人は、  …日本の敵

あー、これ以上書いていたら気分が悪くなるほどの無知蒙昧が世間に氾濫しています。それもこれも、適当に思っているだけで、本当は無関心そのものです。無関心だから調べようという気もおこりません。
ネットを読めばどっかで聞いた事があるようなことを、理解してなくて口に出しているだけです。

以前であれば、「関心がないから知らない」と言っていたのが有り余る情報量のおかげで、「関心はないけど聞いたことがある」から「知っているつもりになる」に変わり、更に「関心がある気がする」となっています。

世の中は広いです。無関心な領域があるのはあたりまえです。でも、無関心であることを表明したが最後、情報ネットワークからはじき出されたような気になるので適当にごまかしているだけです。そして、ごまかしは自信の無さの裏返しで攻撃的になります。

「無知の知」こそ自信のあらわれです。
私は、無関心の領域は無関心であること、或いは「知らない」とはっきりいえる人になりたいです。

2009年05月22日

フリーター34歳

タイトルは私のことではありません。歳は近からず遠からずとしておきましょう。フリーターと呼ばれる年齢は34歳までです。
どうして34歳なのか?前に調べてなるほどと思いましたが、今は忘れました。

今日、指輪物語を読み直していると(今、タイアス・グローンと指輪物語を交互に読み始めたところ)、ホビット族は33歳で成人になると載ってました。そっか、フリーターはホビット族と一緒で33歳で成人になるんだね。ちなみにフリーターは35歳以上を「高齢フリーター」と呼ぶこともあるそうです。35歳にしてすでに「高齢」か…人生の秋を感じます。ホビット族は成人になって、少なくともフロドは冒険に巻き込まれます。

いいなあ、フリーターとホビット族のつながり。
叙情的ですね、厚労省も「34歳はホビット族の成人と認められる年齢を考慮して決定しました」って発表してくれるといいのに。

(なんか1−2歳ずれがあるって?堅いやつだなあ、気にすんなよそんなもん)

2009年05月21日

生涯戦略

ワーキングプアに関しては資料ばかり積まれて、内容に圧倒されて言葉を失います。恐ろしいばかりの現実で、ここには仮想も仮定もはいりこむ余地がありません。

効果的な解決方法については、全く、全く、みあたりません。誰もが、似たり寄ったり会社が義務を負うとか、本人の責任とか、自治体の救済とか、政府の問題だとかいってますが、突き詰めてみると、ワーキングプアは「放置」されたまま。責任のたらいまわしです。
メイド喫茶その他のサブカルチャーとワーキングプアという現実が現在同居しているのは、厳しい現実を「夢想」で紛らわすという伝統的な解決方法の延長なのかな?と思うぐらいです。つらいんだから夢ぐらい見せてあげよう…。うーん、そのうち黒人霊歌が聞こえてきそうです。

私は学校の授業で労働体験などでなく、もっと生涯戦略を立てさせる教育を行なうべきだとおもいます。生涯戦略という名が難しければ、生活マニフェストでも名前はなんでもいいと思います。「将来の夢」がどのように叶うのか、現実的に一つづつ調べていくといいと思います。子どもには「将来の夢は何?」と質問して、返ってきた答えに、「ああ、いいわねー。頑張んなきゃね」だけじゃ全然足りません。

ハウツー本や成功者のサクセスストーリーの模倣など、戦術レベルでしかありません。いっときは「ホリエモンのようになる」が合言葉でしたが、今や「投資かOn Lineビジネス(アフィリエイトとか)」がキーワードです。あのねー、ちょっと…と言いたいのですがとりあえず置いておいて、ともかく人の言ったとおりで上手くいくなら誰も苦労しません。

だから模倣じゃなくて、一人ひとりが自分の身の丈にあった戦略を立てられるだけの方法論を早い時期に教えることが大切だと思います。

2009年05月14日

職業欄の書き方 実例

職業欄はいい加減でもかまわない。質問者の「空気を読んで」職業を書くのが一番だと書きました。質問のシチュエーションは千差万別。質問の意図も千差万別です。なのに答えがいつも同じと言うことは無いです(そりゃ相手にも失礼だしね)。大体、マークシートの場合、会社員という雇用形態が、職業欄が最初から除外されている場合も多いです(これが正解なんだけど)。

どうしても、どうしても正確に知りたい人は…。総務省統計局に
「日本標準産業分類」
「日本標準職業分類」


というものがあって、とことん「これがあなたの正確な職業名だ!」ということを知らせてくれます。ただし、聞いたこと無いような変な名前もあります。さすが、お役所、雇用形態と職業名を混同させるようなバカなことは全くないです。これまで厚労省関係を中心にあたってきたのですが、総務省統計局か…けっこう盲点でした。

例えば、フィットネスクラブのエアロビインストラクターは?

業種は?大分類O 教育、学習支援業(71その他の教育・学習支援業)の中の、7747「フィットネスクラブ」業界に属していることがわかります。但し教えている場所が、フィットネスクラブでないばあい(公民館だとかディケアセンターとか)だと、7746「スポーツ・健康教授業」業界に従事していることになります。

職業は?A専門的・技術的職業従事者です。エアロビインストラクターは「専門家」と呼んでも差し支えないわけです。もっと細かくいくと
、あ、ありました。A202「個人教師」です。説明として「茶道、生花、書道、囲碁、音楽、舞踊、スポーツなどの個人授業及び、学校教育の補習指導の仕事に従事するものをいう。(但し学校の先生は別)」で、内容例示として、…ゴルフ・レッスンプロ、アスレチックジム・インストラクター…と続きます。

つまり、エアロビインストラクターの正式職業名(総務省統計局のお墨付き)は「個人教師」です。が、実際職業欄に「個人教師」って書くとなんか変かも。その場合、例示にある「アスレチックジム・インストラクター」が良いでしょう。もちろん社員だろうが、パートだろうが、雇用形態の「こ」の字も関係ないです。

そうそう、社長さんの職業名?「会社役員」。
B221「会社役員」説明「株式会社、有限会社、合資会社、合名会社の業務運営に関する重要事項の決定、業務の執行、監査の仕事に従事するものをいう。保険業法によって設立された相互会社の役員も含まれる」で、会長さんとか社長さんが含まれるわけだ。

でもね注意!!個人事業主は注目!!「他に分類されない管理的職業従事者」という職業欄にとうてい収まらない長い職業名があって、説明は「個人が営む事業の経営、管理の仕事に専ら従事するものを言う。ただし(以下簡単に言うと、これは管理経営だけやってふんぞり返っているモノだけを指す。そうじゃなくて、実際に自分で実務をこなしている人は、経営者の分類には入れてやんない!入れない!入れない!入れない!それぞれ実務やっているそれぞれの一般従事者と同じ「職業」だよ。)」。
つまり、大工さんが独立して「xx工務店」というのを立ち上げて、自分が社長、奥さんが専務の2人きりといったような場合は、大工さんは「会社役員」と名乗れないし、「他に分類されない管理的職業従事者」とも名乗れないし、唯一名乗れるのは「大工(771)」か「建設技術者(051)」のどちらかということです。
ついでだけど、建設技術者と名乗るにはね、「通例、大学などにおける自然科学に関する専門的訓練…」とあって、学歴の壁があるんだよ。

ここらへんが、世の中で学歴が必要な理由かもしれない。これは大体の国(サウジも)は一緒です。労働ビザをとる場合、職種にあわせて大学の卒業証明書を添付しないとビザが取れません。これは職業というのが学校教育と(合わせ鏡)になっているからです。学歴はね、全然いらないように見えるし、実際そうなんだけど資格をとるときとかには思い出させてくれるもんです(しみじみ)。

あ、へんなのみつけた。「管理的国家公務員」。説明、国の課以上の組織の業務を管理・監督する仕事に従事するものをいう。例として内閣総理大臣、その他。おお、総理って書いちゃ駄目なんだ!「管理的国家公務員」だよ…っていっても、某A首相は覚えられるか怪しい。

「一般事務従業者」とか「総務事務員」とか「受付・案内事務員」だとか、事務職もいっぱいあります。みんなで暇なときには自分の職業を調べよう!!

2009年05月13日

お金の価値

今日の職業欄の書き方で、「お金とは政府発行の商品券」と書きました。自分で書いていながら、しみじみそうだよなあーと思います。

商品券と言ってもいいし、地域振興券(全国版)と呼んでもいいし、肩たたき券(他利用も可)と呼んでもいいと思います。お札自体には「丈夫で細かな模様の紙きれ」以上の価値はありません。使ったときに初めて、その価値がでるのであって、ただただお金を溜めることが好きな人は、地域振興券を無意味にためこんでいる人と同じで、まーったく正気の沙汰じゃないです。まだ遊戯王カードとかのほうが、遊べるだけいいかもしれません。

銀行口座で残高が増えていくことに快感を持つ人もいますが、わからん世界です。ほとんどの人はよく知っていることですが、しみじみ考えると、こんなもんに振り回されているんだなあ…と、しみじみとしてしまいます。