The Redang Telegraph

2017年01月27日

Herd of cattle 行儀のよい牛の群れ

Thailand people is much more traffic conscious, if I compare to Malaysia. Till cattle !! I have never seen in Malaysia such "SEARE THE ROAD".

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スリンは田舎。タイ東北部はどこもかしこも田舎ですが、ここ糸守村も強烈な田舎です。そもそも経済的にタイとマレーシアを比べると、タイの貧乏さが浮き彫りにされるのですが、タイがマレーシアに勝っているところは多いです。たとえば道路のマナーの良さは、タイの圧勝。

夕方になって、牛たちが家路をもどる、、。懐かしい風景、マレーシアでもありがち。田んぼでのんびりと草を食べてた牛たちが、あぜ道をとおって集まり、舗装道路にでてきました、、

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ものすごい頭数。牛飼いたちの数もそれなりにいるけど、、わあ、手に手に誘導灯を持っている。交通整理を始めました。

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そして、秘密兵器登場!!!!これには、驚き、、タイの人、、えらい!!竹で組んだ回転赤色灯。これで交通安全は盤石。

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牛も、見事な礼儀正しさ、、、素晴らしい。きっと日本の人とかだとこのすごさは実感できないかもしれないけど、私の知っている限りのマレーシアでいうと、こんな道路マナーの良さはマレーシアでは見かけません。

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なんだか、びっくりしたし、感心したし、偉いなあ、、
こうして、交通整理が必要なぐらいの牛の大群は、きちんと一車線にならんで歩き、車は牛飼いさんの誘導で、一車線を交互通行でした。

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EGG 卵をどんだけ食べるのか

Villager loves Egg.

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スリンの人は卵好き。とーーーっても、卵好き。これはスリンに限った話ではないとは思うけど、とりあえず知っているのはスリンだから、スリンの卵好き、、にしときます。
なんといっても、ニワトリは生活の一部。どんな家でもニワトリを飼っているんだと思うぐらい。特にタイは闘鶏とかで有名だし、

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私が見た限り、ムラではすべての家でニワトリを飼っています。オスはだいたい唐丸籠にいれられ、メスとひよこはそこら辺自由にあるいている

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こうして、みんな貴重な蛋白源、プラス美味しい食べ物として、卵が人気なのか?

キャンプでも、焼き卵、、、こういう料理法はポピュラーじゃないと思うけど、すごくおいしい。

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お店で、「卵の焼き鳥」、、これ一本を一人で食べると体に悪いような気もしないことはない、、、

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ほんとーーーに、卵は人気あるよね。どこでも、みんな卵食べてる。




Image of Chang ゾウの像

There are lots of elephant image. How people lives with elephant.

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スリンは、ゾウ祭みたいなものがあってタイでも知られています。それで町のあちこちにゾウの像が、、
写実的な「ゾウ注意」の標識。同じようなものはマレーシアにもありますが、マレーシアのものはもっとイメージが手抜き感。こんなに写実的なゾウじゃないとスリンの人は、「なんだ、手の抜いたゾウの絵だ」と言いかねません?

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お寺の塀にはめ込まれた、クオリティの高いアート。

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同じ塀にはこういったゾウの面が、、

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ゾウの面といえば、小学校の校舎のところに雨ざらしで飾ってあったけど、卒業生の寄贈かしらん?上のお寺の壁のゾウの面とポージングが一緒。こういう様式があるのでしょう。

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民家にも、狛犬、、じゃなくて狛ゾウ状態、、

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ちなみに、昔がゾウ狩りがあったそうです。子供のゾウを狩りでとって、調教して労働に使うというものです。今では、ゾウ狩りなんてとんでもない、厳禁です。

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今ではゾウ狩りは写真でしか残ってませんが、この同じ写真からイメージを複製したものがあちらこちらに。

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ゾウ狩りで使う、革のロープ。説明によるといまではこの革のロープを作る技術は伝承されずに途絶えたそうです。良かった、、こういう技術の廃絶なら歓迎です。

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現物は研究所の展示にありました。ゾウ骨格の尻尾が指している先です。

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町にも、ゾウがいっぱい、、、歩道にゾウの落書き、、

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お土産屋さんの看板ゾウ

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民芸品はいろいろあります。私が気に入ったのはこちら。

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象牙製品もありますが、これは国外持ち出しできないのでしかたない。ゾウは毎年30センチ牙が伸びるので、適当なところで切ってやらないとゾウの生活に不便が生じるというか、最終的には生きるのさえ大変になる。ので、切っては象牙製品となります。

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2017年01月26日

Chang Chang Chang タイ版「ぞうさん」の歌

Children Sang "Chang Chang Chang".



小学校に行ったときに、子供たちに歌をうたってもらいました。

子供たちの歌う「ぞうさん」の歌。もちろん、タイの歌です。
歌いながら、鼻を作る子、キバを作る子、、可愛くていいなあ。

タイの言葉で、Changはゾウです。

2017年01月25日

River Fishing @ Surin タイの川漁

River fishing is popular amoung SEA people.

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タイに限らず、マレーシアでも川漁はとってもポピュラー。スリンにはメコン川水系の川があり、ここでは朝早くから、漁をする人がいます。川に網をはって竿で追い込む人。

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投網系の人、、、寒そう。

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こうやって取れたサカナは食べたり現金収入になったりします。夜市では、なんでも売ってる、、

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ナマズ系多し。マレーシアでもいっしょ。エジプトのナイル川でも主力はナマズ系だったし、川魚といえばナマズなのかもしれません。

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料理したのとかも、、、これは楽

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生きてるのも売ってます。これは、、やっぱり食べるのかな。私の福岡の田舎には、東京で言うところの「筑前煮」というのがあって、本場の筑後では「がめ煮」と呼ばれてます。今は鶏肉のところが、昔は亀の肉だったからだそうです。

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うなぎは、、、これは養殖用稚魚かなあ、

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大きくして再販するのかもしれません。

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川のサカナにはいろんなのがいて、面白そう。

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なんか、いいなあ。

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2017年01月24日

Elementary School in Surin ゾウを飼っている学校

Surin Project volanteers visited a local school

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スリンプロジェクトでは、地域活動の一環として土地の小学校に行きました。本当は日を変えて合わせて2校行く予定だったのですが、祭日が入ってしまい小学校だけ。でも、よかった。行ってよかった。

子供たちに英語のクイズをだして、、みんな一生懸命クイズに答えている。
「ティーチャ、ティーチャ、、これ何?」

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学校のノートは学校でお揃いらしいです。制服もかわいいし、

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クイズが終わると、みんな校庭にならんで、お菓子をもらって、さらにクイズ。しかし、ボランティアのほうがダラダラしているので、子供たちはそれぞれ並んだまま、遊びだしてしまった。この子は、この後きれいに三つ編みまでできたのに、まだ終わらない、、、

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私も飽きてしまい、校舎のほうを見てきます。

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入口、、、

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教室、、かわいい机

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担任の先生、、写真は、ちょっと怖い?

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壁にはいろんなポスター。アセアンのことを学ぼう!いつも思うけど、アセアンはすごい。もちろん、国同士の格差もあれば、仲が良くなかったりすることもある。けど、東南アジア諸国連合、、アセアンが発展しなければ自分たちの繁栄はありえない!という共通の認識が強くあって、それはもう、バラバラでは潰されるというか、みんなで一つというか、兄弟国として頑張らないといけないという意識は強いです。

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、、、翻って、、日本って、ひとりぼっちだよね。

まあ、しかたないでしょう。近隣に喧嘩を売るのが国益と思っているのが、昨今の政治の流れ。地域共同体がなければいけないとか、ちっとも思ってないので、、しかたないです。かわいそうな気がするけど、、

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別の建物、、講堂?

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校舎の入り口には、りっぱなゾウの面。と、ミスピギー?

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、、の写真を撮っていると子供たちが楽しそう、でも写真は恥ずかしい?

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しかし、特筆すべきは、、、小学校とかではよく動物を飼って、当番で飼育したりするけど、、、

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小学校で、ゾウを飼っているのは、世界中そんなに多くないはずです。さすが、地域柄、、、

Village of Thread Keeping スリンの糸守村

A village of Thread Keeping, I called this village in Surin.

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スリンに着いた先は、土埃舞う村でした。村の名前は、、なんとかいう発音の難しい村。ただでさえ物覚えの悪い私に覚えようがなく、、糸守村と名前を付けました。

糸守、、、

ほんと、、、スリンプロジェクトに着いた日に入村と安全を祈願した儀式があって、

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お坊さんをはじめ、ゾウ使いやプロジェクトの人たちに糸を巻いてもらいました。聖糸、、サーイシンというものだそうです。

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この聖糸は、この後もいろんなところで見かけ、、本当にタイの人の生活の一部となってるみたい、、ゾウのお散歩道にも、、道にそってまるで電線のように糸が、、隣接するお寺の聖域だそうです。

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ゾウのお墓にも、、、

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隣接するゾウの研究所の骨格展示にも、、たしかに、あまり意識しないかもしれないけど、骨格標本とはいえ、生きているときは命あるゾウのもの。遺体の一部が展示にさらされてしまっているとはいえ、ちゃんと遺体として敬意を払う必要はありますね。なにか、忘れていた何かを思い出させてくれます。

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ちなみに研究所の外には、沙羅双樹の花。お釈迦様がこの下で亡くなったという三大聖木のひとつ。

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日本でいう沙羅双樹は夏椿の白い花らしいですが、タイでは迫力ある花。

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村中、どこでもみかける紬車。雑貨屋のおばちゃん(といっても私より若そう)が、客の来る間、くるくる回してます。

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村で見かけた新築祝い。楽しそうだったので、お祝いの席に乗り込んでしまった。仏像の両脇は聖糸で。

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黄色いサーイシンをつけた家の人とツーショット。漁網は、「幸せをからめとる」らしいです。足元にも聖糸。

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この糸守村、、本当に穏やかで、こんなところに住めたら落ち着いた生活を送れるのでしょうね。
サーイシンはずっと、家に帰り着くまで私と一緒でした。

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2017年01月21日

6500km Christmas Ride 14 スリン到着

Arriving at Surin Project

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パノムルン遺跡でスリンプロジェクトに到着時間の連絡をして、

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名残はおしいけど、スリンにむけて出発。最終行程。

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スリン県の県庁所在地。この像の人は、時の王様に白象を献上して、それから王様に気に入れられて、この土地をもらったということで、スリンというのはこの人の名前の一部らいしいです。わらしべ長者みたいな気がするけど、藁じゃなくてゾウ。

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スリンプロジェクトがあるのは、スリン市街じゃなくてそれからもっと北の村。途中で、ディーゼルエンジン車をみかけた、、ディーゼルエンジン車としかいいようがない、手作り感あふれる車。ディーゼルのデコンプとクランクのため、前にむけて横置きとなってます。私の特技は、こういったエンジンのリコイルとかクランクとかを上手く回すことで、こういうのを見るとむしょうにうれしい。

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そして、最後に、やっとスリンプロジェクトに到着。

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距離は、、この日は144マイル=232kmです。2区としては、クアンタンからスリンまで、1410マイル=2,269km。シンガポール往復の1区と合わせると、2732マイル=4,396kmです。うーん、走った。

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6500km Christmas Ride 13 パノムルン歴史公園

Visiting Phanom Rung Histrical Park.

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ちょっとWikiでも検索して前準備しておけば、パノムルンがクメール語で「大きな丘」を意味するとか、死火山の山頂(海抜400m)に位置するとか、書いてある。のに、行き当たりばったりなので、低地の開けたところばっかり右往左往したうえに、山に登りだしたら道に迷ったと不安になったりとか、準備不足もいいところ。

しかし、準備不足のおかげというか、あらかじめ画像とか構造とか全く知らずに行ったおかげで驚きもひとしお。こんな山の中に、なんでこんなに素晴らしい寺院があるのだろう。

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お土産屋さん側の参道入口から入らずに、ぐるっと回ったゲート側にもどり中までバイクで入り、寺院すぐ横の駐車場にとめます。なんせ、全財産を積んでいるので無くなったりすると恐いし。

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さすが、世界遺産に登録しようかといういうだけあって、綺麗に整備されているし、清潔だし、、しかも圧倒される寺院の質感。

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クメール王朝最盛期10世紀頃のヒンズー教のお寺です。クメール王朝の最盛期は故地のカンボジアだけじゃなくて、ほぼ現在のタイ全部、ラオス全部、ベトナムの半分、ミャンマーの半分を有して、マレーシアの町々も略奪していました。こうやってヒンズー寺院を建てるぐらいですから、国教はヒンズー教です。この当時東南アジアにおけるインドとヒンズー教の勢力はものすごくて、東南アジアはヒンズー文化圏でした。ちなみに、由緒正しいマレー人の国と言っているマラッカ王国も、インド系の王族が流れ流れてやってきたのが起源です。

本堂の裏手から入ったので、いきなり本堂。裏口からの風景。狛犬がいます。

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ちなみに表側はこんな感じ。

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観光客に混じって地元の小学生もいっぱい。

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本堂の中は、、暗い。

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聖なる牛が置いてあるところ、

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本堂中央にはリンガが置いてあったけど失われたとWiki書いてあるけど、あった。複製かなあ?よくわからない。

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本堂から外を見ると、、みんな暑そう。

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こうして本堂を裏から表に抜けて、、

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これから参道にはいります。
まずは、とっても興味深い、ナーガの渡り橋

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ヤマタノオロチ風だけど、イツマタノオロチだった。日本の出雲神話も案外でどころは東南アジアなのかもしれません?そして、参道を入口にむかって、ずかずか、、

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はっきりいって、本堂よりこの参道のほうが良かった。ナーガの橋も良かったし、石段もきれい。本堂も中からより、参道から見る方が優美。

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Wikiにあった配置図。

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入口まで行って、Uターン

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また参道をとおって戻り。こんどは本堂を中を通らず、外回り、

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ここは、山の上で、周囲に遮るもののない見晴らしの良い所。むしろ、外を回って、開放感あふれる寺院をみるほうが、暗い本堂よりいいかもしれない。

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こうして、前準備なかったのが良かったのか悪かったのかよくわからないけど、十分に感動できたし、これだったら世界遺産入りも余裕でOKなんじゃないかと思う。

6500km Christmas Ride 12 Phanom Rung パノムルン行

From Buriram to Phanom Rung Temple next day

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ブリラムに到着した翌日は、スリンプロジェクトに入るだけ。ハンドブックでみるとブリラムからスリンまでは約1時間ぐらい。すぐそこと言っていいぐらい。しかも集合時間は午後3時ということで、この旅始まって以来、はじめて日が昇ってもホテルにいる状態。ホテルの前の道路はアスファルトじゃなくてコンクリート。タイでは、マレーシアよりコンクリートの道路を見かけることが多いです。アスファルトが入手できなかったのか?

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ホテルはすごく古くて場所もわかりにくいのだけど、部屋の前にバイクが止められて、しかも駐車場に屋根があるというのが良くて選びました。

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朝、ゆっくりご飯を食べて、、

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ブリラムの市内をぬけて、、偉そうな人の象の像の横をとおって、、

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この地域で、つとに有名なクメール時代の寺院、パノムルン寺院に向かいます。ブリラムのシンボルでもあるし、タイが世界遺産の予備登録を行っている遺跡。今回の2区間の最大の寄り道、、というか観光となります。

、、、しかし、それがまた、非常にわかりにくい場所。GPSには出てこないし、村の人に訊いたら違う場所を教えてくれるし(そもそも英語は通じないし)、てっきり開けた低地にあるのかと思ったら、とんでもない山の中だった。本当にこの道であっているいるのか確かめながら、、、やっとゲートに到着。

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入口は、このゲートがある本殿の裏から直接入る方法と、お土産屋さん街ができているおおきな駐車場がある参道から入る方法があります。とりあえず、お土産屋さんのほう、、

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タイのお土産がいっぱい。しかも、お米も売っている、、おみやげとして。

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お土産と言うより、自分ちの田んぼでとれたのを精米して売っているだけなのか、それともブリラム米は非常に有名で地方からもこれを目当てに来る人もいるのか、、、ぜんぜんわかりません。単においてあるだけのような気もします。

くつろいで、

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お土産屋さん街の一角にお寺が、、、さすが、タイの人は信心深い。

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そして、いよいよパノムルン遺跡へ。

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2017年01月19日

6500km Christmas Ride 11 ブリラム

Arriving Buri-Ram

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タイ東北部と呼ばれている(個人的には東部でいいような気がするけど)、カンボジア北方の県。このあたりは、ひときわ道が悪いです。そもそも、マレーシアからタイに入って最初に気が付くのは「路面の悪さと灯りの暗さ」。マレーシアだってそんなに豊かな国といえるかどうかあやしいところですが、タイはやっぱりマレーシアに比べると貧しいです。アスファルト路面はガタガタ。高速道路といえども穴が普通に空いてます。アジアハイウェイと立派な名前があったりしますが、穴、ヒビ、欠け、流失、段差、あらゆる路面の荒れがあって、車だと気が付かないような段差でもバイクでは響くので、かなり注意が必要。

それに灯り。人工衛星から夜の地球を写した写真を見たことがあると思いますが、経済格差が国の灯る明るさと本当に比例しています。街灯が無いのはマレーシアと大した差はありませんが、街灯じゃなくて一軒一軒の建物の明るさ、、本当に暗いです。道路脇の家の明りが暗いので、街灯が無いタイの道路では夜バイクで走るのが怖い。穴があっても暗くて見えないということ。

だから、ブリラムにはまだ明るいうちに到着。ホテルの場所がわからなくて、相当に探しました。

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とりあえず、明るいうちに夕ご飯をすませんて、、、やっぱりチキンライス。

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ふと気が付くと、ここの人たちが話しているのはタイ語じゃない。クメール語です。何を話しているかわからないけど、タイ語じゃないのは良く分かる。

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ただし、話し言葉だけクメール語で、書き言葉にクメール文字は見当たらないです、、きっと。タイ語、クメール語、ラオス語、、書き文字が似ていて区別がつかない!でも、タイ文字ばかりな気がします、、、きっと。南部タイのマレーシア語地帯では、ジャーウィー文字が普通に使われていたりして併記だったのですが。

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買い物もして、

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町を見て回って、さすがにブリラム県の県庁所在地だけあって大きいし、空港もある。でも、一歩裏はもう、田舎。マレーシアの田舎とほとんどいっしょ。

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タイの家らしく、破風が大きい。これがないと家らしく見えないのかなあ。ほとんど飾りでついているところもあるけど。

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日が暮れると、、、もう、真っ暗。本当に暗い。。

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この日の走行距離は297マイル=478km。ゆっくり目の旅で、お昼過ぎにはチェックイン。洗濯して、いろいろして、スリン入りの準備をしないと、、

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2017年01月18日

6500km Christmas Ride 10 Lumtakong湖

Christmas day, start heading to Buri Ram.


第2区間の最終区間、Samut songkhramから東北部のBuriramへ。
ちなみに、マレーシアとタイの国境のタイ側入管のおじさんは、ともかく関係ない話ばかり長々として(しかも屋根もないうえ強い雨なのに)すごい腹のたつ人でした。このおじさんが私にどこに行くのか聞くのですが、「スリン?知らない、ブリラム?知らない、それは県名なのか?」という、入管のわりに国内地名も把握してない人でした。嫌がらせにしては迫真だったので、本当に頭が悪かったのだと思う。

ブリラムもスリンも、もちろん県の名。東北部、カンボジアと国境を接する、クメール語との二重言語地帯。

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東北部にはUbon Ratchathaniというベトナム向けの前進基地みたいな町がわりと大きいのですが、Buri Ramにしろ、Surinにしろ、田舎感の溢れたところ。

いざ出発といっても、まず、魔都バンコクをどうにかしないといけない。あらかじめ、バンコクの高速道路にはバイクは走ったらいけないことを聞いているのだけど、いったいどこが高速道路で、どこが一般道路なのかわかるのか?心配していたけど、案ずるより産むがやすし。「バンコクの高速道路」とは「有料道路」とイコールでした。マレーシアではすべての高速道路は有料道路ですが、タイは有料の高速道路と無料の高速道路があって、タイでは有料高速道路はバイクはだめ、ということだけ。なーんだ、高速道路とか言わずに、バンコクでは有料道路に入ってはいけない、、とだけ言ってくれたらよかったのに。まったく。

GPSを「有料道路回避」に設定して、すべてOK。最初の料金所の手前でUターンして回避して以降、これで全く問題なし。朝早く暗いうちから出発しているので交通量も全然ないし、あっという間にバンコクの都市部を抜け、朝ごはん。

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さすが、バンコク、、R&Rのレストランもお洒落です。

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こうして、GPS任せでどんどん進むけど、暑い。また暑い日。タイにありがちなゴージャスな門のところで道を間違えて迷ってしまった。こっちは入ってはいけなかった、、

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が、間違うのはしかたない。なんといっても地名がわからないのでどうしようもない。こればかりは、何とかしてほしい。

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ともかく、GPSが狂ったら、この旅自体が狂ってしまうというほどGPS頼み。もう、バンコクも随分はなれたので、一安心。バンコクで迷ったらえらいことになると思ったけど、時間帯と選ぶ道路でなんとかなるものだとわかりました。

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暫く進むと、左手にものすごくきれいな湖があらわれた。Lake Lumtakong

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さっそくバイクを止めて、湖の展望台になっている公園 Tao Suranari Gardenに入ります。

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公園もきれいに整備されて、とても寛げるところ、ともかく、きれい。

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湖は細長くどこまでも続きます。

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湖の中には遊覧船も走っていたりして、

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ここでお昼ごはん。その前に道に迷ったときもお昼ご飯食べたけど、またご飯。まいっか。
売店では、おもちゃのカブトに刀が、とてもタイらしくていい感じ。

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さてと、この日は移動距離は短いけど、いろいろと買い物しなくてはないらないし、、先を行こう。もう、買っても積むところがないかもしれないけど。

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2017年01月17日

6500km Christmas Ride 9 タイの古民家

Found old house in Samut Songkhram

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この日の目的地、バンコクの手前、Samut Songkhramに到着。そして、ホテルはどこだろう、、と探していると、いきなり目にはいった古民家。これは、、いい味だしてる、、

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マレーシアでは見ない、このとんがった屋根と、とんがった飾り。タイ情緒満点な古民家

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ホテル探しはさておいて、バイクを置いて写真。タイの田舎で良く見かける、水がめ。スリンではもっぱら屋根の樋から直結して雨水溜めにして、雑用水に使ってました。ここは水がめだけ独立しているので、川の水をいれているのでしょう。

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てっきり廃屋だと思ったのですが、、

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人が使っている気配も無きにしも非ず。

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ここは母屋に相当する建物が2軒。間が広場になって休息所と祠がありました。

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もう一軒の母屋のほう、こっちは廃屋かなあ、、、

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なんだか、物陰から恐竜でもでてきそうな雰囲気。タイ人は恐竜好き?あちこちに恐竜がいるけど、、

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写真を撮っている私のそばにいたのは、、、刀を売っているおじさん。としか、いいようがないけど。

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さらに奥にすすんでいくと、、養魚場、エビかも?

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こっちの民家は茅ぶき屋根だ、、綺麗に住んでらっしゃるようです。入口の花もきれい。

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だんだん、夕日も沈み、、本気でホテルにたどりつかないといけない、、

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またこういう民家があったら見に行きたい

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ホテルは、この古民家の裏をすすんだ先でした。ふーー荷卸しが大変、、普通の人だとバイクに積んであるものとは到底信じがたいほどの量です。

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荷卸が終わり、そして駐車したときは、もう真っ暗。

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夕ご飯を食べに出歩く元気もなく、前日がカップ雑炊の晩餐だったので、今日は何かちゃんとしたものを食べたい。しかも!!!クリスマスイブなのだし、、12月24日。
イエーイ、ピザハットだ!デリバリーを頼んでしまった。

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こうして、部屋に入り、まだ生乾きのものも乾燥させ、服を洗濯して、ピザを食べて、クリスマスイブを迎えました。あまりに散らかしすぎで、おもわずクリスマス記念撮影。また積むとき大変。

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この日の走行距離は、373マイル=600キロです。距離は大したことないけど、寄り道がすごかったからツーリング時間は10時間越え。まあ、行程の9割が晴れだったから良かった良かった。

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6500km Christmas Ride 8 モアイカフェ

So nice Moai Cafe in Cha am.

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クイブリをさらに北上して、北上して、、天気も良くて、南部の洪水が嘘のように気持ちが良いところ、

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ただし、食べ物は、どれがハラールなのか?なんとなくで済ますところ。この世界でどこにでもあるチキンライス。

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前王様の遺影は数多く、、

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北上していくと、、

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突然、モアイが、これは誰でも驚くと思う。巨大モアイが、しかも数体。人と等身大のモアイは数多く、、なんなんだ、これは?通り過ぎてから、Uターン。

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モアイカフェ、、恐るべしインパクトの強さ。これは尋常じゃないぐらい人目を惹きます。なんといっても、タイで、しかもCha amというどこにでもある田舎町、、モアイの高さは15mぐらい?遠くからでも見えるけど、近寄らないと、それがモアイであることに気が付かない。道端に巨大モアイがあるなんて誰も思わないし。

もちろん、カフェに行きます。

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内装は、打って変わって、しゃれたカフェ。モアイの「モ」も感じさせません。というか、モアイカフェなら内装まで徹底してくれてもよかったのだけど。

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しかも、お店のまわりに、ずらっとモアイが並び、セルフィー好きには堪えられない、、

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お昼だから、アイスジュースとケーキ、、これがとても美味しい。外見で人を呼び、食べ物の満足さでリピーターを増やす。最初は「モアイだ!話のタネに入ろう」、二回目は「美味しいケーキを食べに行こう」、恐るべしビジネス戦略。こんな有名じゃない田舎町のカフェに人を呼ぶというのは、これぐらい綿密な戦略が必要なんだろ、脱帽です。内装はおしゃれだけど、なぜこんなところにトート神とか?古代エジプト風?いやいや、知識をつかさどるトート神を配したところで、さりげなく戦略性を表現しているのだろう(笑)

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外見といい、味といい、戦略といい、見事。Cha Amの田舎に策士がいるとは、タイ恐るべし。きっとエメラルドタブレットを持っているのでしょう。ちなみに、こんな変な外見だし、夜が中心の営業かなあ?とか思ってみると、なんと朝から夕方6時まで。お昼しか開いてないカフェでした。

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こうして、寄り道して、寄り道して、寄り道して、、雨も降ってないのに、大幅に時間だけは過ぎていく。まあ、それも旅行の楽しみだよね。


2017年01月14日

6500km Christmas Ride 7 クイブリ駅

Kui-Bri Station

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タイの細い回廊地帯に、クイブリという町があります。ここは、国立公園で知られた町で、多くの野生動物がみられます。動物の種類をみるとマレーシアとほとんど同じよう。ただ、割と近くで観察できるのかなあ、、という感想を、、「ガイドブック」から受けました。クイブリに行きながら、国立公園には行ってません。残念。

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町の入り口。タイにはだいたいこういう門があります。よく外国映画とかで日本の鳥居が町の入り口にあるような間違った理解の場面があるけれど、あれはタイとかからの類推なんでしょうね。

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クイブリ駅には撮り鉄魂を総動員。駅前には「神の象の像」がありました。いいですね。

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しかし、駅前広場といっても、人影が、、、

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駅前広場に通じるメインストリートも車がすれ違うのがやっとの幅。ただし、国道に面しているほうはすごく賑やかなのですが、もはや旅客運送としての鉄道の役割はほぼ終わった?貨物輸送ではこれからさきやり方次第でのびるところもあると思いますが、人員の輸送としては自動車になん歩も遅れをとっています。

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神の象の像を抜けて、駅舎へ、、

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線路、、

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前国王の献花台、、どこでも普通に見られます。

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人影は、、ある。むしろ汽車を待つ人がいるので驚いた。マレーシアの長距離鉄道ですと、人がいないのがデフォルトです。クアラリピスとか、もう駅としての役割をほとんど終えてる感のところもありましたし。
発券窓口、、時代を感じさせるいい感じです。

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時刻表。

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ホームのベンチ、、日向なので誰も座っていません。この時は全部で5人ほど、汽車待ちの人がいました。どこに行くのだろう、、、

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ホームで、駅前広場の反対側の出口。言うならば、東口。

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なんか、こういう駅を見ていると旅情を誘いますね。今度はタイまで汽車の旅?それもいいかも。次回はクイブリの国立公園に行ってみたい!しかし、この日は晴れて、のんびりしたツーリングを楽しんでます。距離も大したことないように設定したし、こういう寄り道は良い感じ。望むところです。

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2017年01月12日

6500km Christmas Ride 6 タイのもっとも細いところ

Heading to Samut Songkhram from Surat Thani.

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この日のルート、マレー半島の「く」の字の上半分。前日よりやわらか目の行程、たぶん。だから、ゆったりとした旅を楽しみたい、、たぶん、そうなるといいな。

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スーラターニーからは気候が変わるのかなあ?いきなりいい天気になりました。前日までの雨は何だったんだろう

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朝早くから出発。といっても、前日ほど早くないです。ブーツはまだ濡れてるし、いろいろ濡れているものが多いけど、今日晴れだったらほとんど乾くはず。いや、乾いてほしい。濡れたものから臭いがしだしているし、、、もう一回洗濯しないといけないかな。

前日、ソンクラーを過ぎたあたりからムスリムはめっきり見なくなり、マレーシア文化もスーラターニーではみかけません。そうして見かけだしたのが、仏教文化。

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山のてっぺんあたりでなんか光ってるし、、、

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ニワトリがいるし、、しかし、どういう意味があるのだろう。狛犬みたいなものかなあ。

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これは仏教とは関係ないよね?なんでこんなところに飛行機が?横を通り過ぎたとき、頭がパニック。けっきょくその先でUターンして戻ってきてしまいました。これは、、、、なんか、すごい。

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休みながら、のんびりとした旅。そう、こういう旅をしたかったんだよ。修行とかじゃなくて(どうせ最後には修行になるのだろうけど)。

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このあたりは、タイで一番細い回廊です。

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山向こうは、ミャンマー

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6500km Christmas ride 5 スーラターニー着

Arriving at Surat Thani.

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スーラターニー、、マレー半島が 「く」の字に折れ曲がっているところの、中間。折れ曲がり地点にあたります。この日の宿は、ここ、スーラターニー、、発音が間違っている可能性大。Surat Thaniです。タイ語の発音は難しい、、、

タイ領に入り、ナラティワを抜け、パタニで朝食をとり、そのまま北上。そして、タイ南部最大の都市(タイでは人口で5指に入る大都市)魔都ハジャイ Hat Yai。地元風呼び名のハジャイ、マレーシア風の呼び名ハッチャイ、さすが魔都にふさわしく発音も多彩。この町は近づくとろくなことない(道が複雑)なので、バイパスする国道を北上。以前にこの町で迷ったときは一生この町から出れないのかと思った。ちなみに、マレーシア人はこのハジャイが大好き。言葉が通じる外国ということもあるのでしょうが、歓楽街でも有名です。まさに魔都にふさわしい。

ちなみに、朝ごはんをたべたパタニ、ハジャイとそれに隣接するソンクラーは、太平洋戦争で日本軍がマレー作戦で上陸したところ。太平洋戦争の始まりはマレーのコタバル上陸作戦からとされていますが、コタバルで上陸したのは半島に上陸した軍のほんの一部。一支隊だけで、本体はすべてパタニとソンクラー(当時の呼び名シンゴラ)のタイから上陸しています。

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タイ上陸作戦というのが実際のところなのですが、当時のタイは中立国なので国境侵犯してややこしいことになってしまい、日本もマレーだと言い張ることでタイは無関係と言いたかったようです。どちらにしろ、タイの中立は長続きせず、日本軍は武力にものを言わせてタイ進駐をおこない、結果的にタイは枢軸国側に加担してしまうことになります。日本軍がタイに進駐した地域。ふーむ、この日の私のルートは日本軍進駐地と重なってしまった。

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タイは枢軸国に加担しましたが、実態は「日本軍に進駐されてしまいしかたなく枢軸国側になってしまいましたが、心は連合国です。だからタイには無茶なことはしないでください」と早くから英米と連絡をとり、おかげで終戦後もタイは賠償金も領土割譲もされていません。戦争は無茶なことをみんなに強います。本当に地上から根絶したいことですが、なんでかなあ、こうも世界中で紛争が絶えないのは、、

こうして、濡れ濡れ。雨が降ってないところもあったけど、ほとんどの行程は雨に降られてスーラターニーに到着。ハイウエイの出口からでたらすぐかと思っていたのに、ホテルまでけっこう遠かった。スーラターニーは港湾都市。夜暗くなってからの到着で、けっこうくたびれ、しかも距離あるし。そのままチェックイン。ここは雨が降ってなくて、荷解きとか助かった。

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タイの初日、記念すべき夕食は、、カップ雑炊でした。なんと貧弱。でも、私のバイク旅だとこうなることは多いです。いつもどおりというべきか。旅行は土地の食べ物が楽しみという人が多いのに、、もちろん、私もそうしたいのに。

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そして、服と荷物の乾かし大作戦。もうすべてがぐっちょり。

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壁掛けTVなどブーツ干しにちょうどいい。

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この日の距離は、、596マイル。959キロでした。ふーつかれたー。翌日は距離がそんなにないはず。きっと。

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6500km Christmas Ride 4 2区間目 タイ国境越え

Entering through Bukit Bunga border crossing Thailand.

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2区間目のはじまり。KuantanからSurat Thaniまでの1千キロ超のルートです。Surat Thaniまではかって行ったことがあるので、道路状況なんかはだいたい把握しているので区間最長の距離ですがあんまり不安はありません。むしろ、Surat Thaniから先のSurinまでの区間、特に魔都?バンコクの道路状況がわからないので知っているところは長めに設定、知らないところは控え気味というコンセプト。バンコクでは単車は高速道路を使えないという情報は広く伝わっていて、高速道路が使えないとどうなるのか?というのがわかりません。

あらかじめ、全ホテルの位置を確認してGPSに入力。

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そして出発。長距離なので朝早いスタート。2区間目のはじまり。

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家を出るときは降ってなかったけど10分も走ると雨が降り出してきた、、とほほ。まだ暗くて、雨が降っているのでスピードはでず。でも、さすがにマレーシア領内は勝手知ったホームエリア、不安はありません。こうして、暗闇の中、淡々とトレンガヌを抜け、ケランタンに入り、Bukit Bunga国境に向かいます。予定した時間を雨のため2時間ほど遅れて到着です。まあ、安全第一。つまらないところで事故を起こしたくありません。しかも、旅の初日なのに。

前回ここを通ったときには、国境の前で写真をとりまくってたのですが、なにせ雨で写真を撮る気は失せてるし、遅れて到着したので早く国境を通過したい気持ちでいっぱい。このBukit Bunga国境は全く有名でなくて、使う人も少なく、東海岸だとメジャーなSungai Kolok国境よりちょっと遠回りになるのですが、あっという間に通関できるという便利さで使ってます。

この国境のマレーシア側建物は立派すぎる。一番有名な国境、西海岸のBukit Kayu Hitamと比べても新しいだけあって綺麗だし大きい。おそらく、いくつもあるタイ=マレーシア国境のなかでも建物の立派さから最大級かと思いますが、、、、なんせ、それに呼応するタイ側が全然驚くほどチャチ。倉庫以下の20フィートコンテナハウスがぽつんとあるだけ。マレーシア側のやる気とタイ側のやる気のなさ。それと位置的に微妙なので、使う人はほとんど地元の人だけです。あんなに立派な建物なのに。最初来たときは、人影皆無で「わあ、閉鎖中か?」と思って駐車場に止めて歩いて入管まで確かめに行ったほどです。

このBukit Bunga国境を使うメリットは魔都コタバルを通過しなくても良い、トレンガヌからわりと近いということで、マレーシア側は、魔都を通過しないように精一杯考えているのでしょう。ちなみに私が魔都という称号を授けているのは2か所、魔都コタバルと魔都ハジャイです。魔都とは、一方通行が多い上に道路が絡み合って、しかも工事でいきなり道路が寸断され、GPSが使い物にならない都市のこと。この魔都に入り込んだら、抜け出すのに相当な苦労が必要です。

すんなりとマレーシア側を通って、Kolok川にかかるフレンドシップ橋をわたります。これも、Sg kolok国境にかかかる橋より立派。フレンドシップといいつつマレーシア側が橋の建設費を全額出したに違いありません。

タイ側の入管は、まるでサウジ並みに、つまんないことを山ほど聞かれて(日本で働く口はないか、日本で働くとどれぐらいの年収か)、雨が降って冷たいのに、しかも、屋根らしいものもないボロイ入管で、無能で左遷されてきたような係官の対応するぐらい情けないことはないです。

ともあれ、無事にぬけて、そのままナラティワの街を迂回してパタニに到着。朝ごはんです。

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ここは、マレーシア語で食べ物を頼めるし、楽。表記も読めないタイ語だけじゃなくて、読めるジャーウィー併記なので、気分的に落ち着けます。

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でも、雨、雨、雨、

すこし行くと、道路が冠水しているところもあります。わあ、凄い!と思いつつ写真にとる。

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この牛がいるじゃり道の先は水没していて、この水没した道が続いている先の家は浸水。

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すごい冠水だし、一部堤防から水が越えてるし、凄いことになっているとは思ったけど、まさか、帰り道でここを通るとき軍隊が出動して救助活動にあたるようなことになるとは想像もしてなかった。

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マレーシアからタイに行く時、ライダーが必ず写真をとるアイコン。アマゾンカフェでお決まりの写真。

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2017年01月11日

6500km Christmas Ride 3 そして準備

Prepared for the trip

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シンガポールから帰ってスリンに出発まで2週間ありました。この間、私の住む街では雨が降り続き、一部浸水したというニュースがあちこちで聞かれるようになりました。

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例年、クリスマス近辺は洪水が発生しやすく、2014年の洪水も「クリスマス洪水」を名付けたものです(by私)。昨年は雨が少なかったのですが、今年は例年並み。川や下水が多いので時間当たりの降雨量さえ多くなければ排水には問題ないのですが、日本でいうゲリラ豪雨のように短期間に大量の雨が降るとアウト。

気を付けなければ、、ともかく、まだ3千キロしか走ってないけどエンジンオイル交換。

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そして両替。陸路で国境をまたぐ際は、あらかじめ両替しておくのが鉄則です。国境というのはだいたい辺鄙なところにあるので、両替屋なんてないです。スーパーもないぐらい。

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そうして、海外旅行障害保険。私はすでに入ってますが、追加です。今回のスリンプロジェクトから、海外傷害保険は必須といわれているし、ともかく何があるかわからないときは保険に入るべし。なにもなければ「無駄だったねー」と笑ってられるけど、何かあると笑えません。

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そうして、私の大嫌いな蚊対策。デング、マラリヤ、その他どんなものがあるかわからないし、これからずーっとマレーシアとタイの田舎を走るのに、蚊にさされてへんな病気になったら大変。ちなみに、いくつもの国で就労ビザを取得するときに健康診断書の添付が必要で、まっさきにチェックされる項目のひとつがデングやマラリヤです。旅行に行ったはいいけど、外国でもう働けない(サウジは健康診断が必要)とかは嫌。

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蚊対策は万全だったけど、風邪薬とか胃薬とかは完全に忘れてしまった。ありがちです。

6500km Christmas Ride 2 1区間シンガポール行き

Return trip to Singapore

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最初はマレーシアから中国に行こうと思ってました。昆明行きです。しかし、中国にバイクで行く許可をとるのは非常に難しくて、いろいろ試したのですが断念。そこで浮上してきたのが前から行きたいと思っていた、スリンプロジェクト。地図で見ると、、遠いなあ。俄然、チャレンジ魂に火が付きます。バイクで行くなら(最初からバイクの1択)、出発地はどこにしよう。アパートのあるクアンタンだと、あんまりマイナーだし、、ということでシンガポールを始点にしましょう。どうせ往復の旅なので、どこが始点でもあんまり関係しません。そうえいば、アラビア半島横断往復の時も、地名の有名さからマディーナを始点にしたものでした。

まずは、シンガポール行き、この走行距離(マイル表示だからいちいち換算するのが不便)が起点です。

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シンガポールマラソンは飛行機で行こうと思ってたのですが、そういうことでバイクに切り替え。まずは、準備、ガーミンのお店で最新地図をアップロード、、

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ついでに必要そうな地図も買っておきます。

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シンガポールは何度も行ったし、どこが大変なのかもわかっているし、ともかくバイクで1千キロ以上往復するのに、その往復の間に42キロを2本の脚で走らなければならないというのが挟まっているので、楽な高速道路でずんずん南下。泊まったのは、キー地区のわりと良いホテル。

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街中がクリスマスムードに包まれて、華やかさも一段と(マレーシアと比較?)。マラソンも終え、、、

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ゆっくりしてから出発。

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途中、雨がふったのか降らなかったのか覚えてないぐらいスムースな旅でした。

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旅のおわり。距離にして787マイル=1267キロ。往路で1日、復路で1日、全部で2日間でした。

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6500km Christmas Ride 1 東南アジア6500kmバイク旅

Singapore - Malaysia - Thailand total 6500km in 10 days.

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5年前、サウジアラビアのジェッダからオマーンのムサンダムまで灼熱の砂漠の中を6000km往復をしました。もう、暑かった、熱かった、一年で一番暑い6月、体温より外気温のほうが圧倒的に高いので、厚着して気温60度の中を走りながら、砂嵐を突っ切る旅でした。ずーっと熱中症。朦朧としながらハンドルにしがみつく場面ばかり、、、。詳しくはカテゴリー「アラビア半島横断往復6000キロ」にまとめてあります。もう、仮に1億円もらっても絶対に2度としないと心に誓ったものでした。

しかし、誓いは簡単に破られる。

今回は6500キロ。マレーシアからシンガポール往復を1区間、マレーシアからタイのスリンまでを2区間、スリンからマレーシアの家までを3区間として、日数的にも余裕あるし、、冬だから暑くないし、多少はまったりできる、、という希望でした。が、そんな希望はむなしく、3区間目は今なおつづくタイ南部大洪水(もちろん国境に接しているからマレーシア北部大洪水とも言う。個人的にはマレーシア側のほうがきつかった)に正面から翻弄され、洪水に逃げ惑って道に迷い途方に暮れ、冷たさに震えながら難民状態になった旅でした。まさしく砂嵐舞う砂漠の旅と好対照なモンスーン吹き狂う熱帯の旅。どうして、こうなるのだろう。

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2017年01月09日

Surin Project 14 ゾウさん達

Elephants

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スリンプロジェクトにいたゾウは6頭。ただし、小象さん2頭は外しているので、子象さんを入れると8頭になるのかな。小象さんはわかり易い、赤ちゃんが1頭。子供が1頭。赤ちゃんはいつも母親とひもで結ばれています。

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子供もだいたい母親といつも一緒。それに、仲良し女の子2頭組。

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えーっと、これで子供もいれて6頭か。私は人間の名前も覚えられないのに、ゾウの名前なんて全然覚えられません。それどころか、区別もつきません。アジアゾウはアフリカゾウと違って斑紋があります。このブチで顔は容易に見分けがつく、、、はずなのですが、私には難しい。ちなみに、この色が薄くなったところの場所で、「聖なる白象」認定があります。体全部が白い必要はありません。

私と赤ちゃんゾウのお母さんとは相性がよく、ゾウ使いさんも、私のお気に入りと言ってくれました。ありがとう。でも、一杯ゾウがいると、どのゾウだかよくわかりません。目安としては、赤ちゃんをつないでおく紐がいつも首からかかっていることぐらい。

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私たちは、最初の日にゾウと対面します。キュウリの袋をもって、、、

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そして、仲良くしてねという儀式?をします。単にキュウリをあげるだけですが、このときにビビッと心の交流があるのです(たぶん)。

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残りの2頭はおばさんという歳。つまり、子どもを除いて、みんなメスのゾウです。手鉤を使わなくて御しやすいのはメスということもあるのかもしれません。

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本当に、ゾウのみんなには遊んでくれて大感謝です。抱いたり、抱かれたり、濃い交流でした。

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2017年01月08日

Surin Project 13 プロジェクトの周囲

Around Surin Project

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まずは亡くなった前の王様の喪。タイ中、喪服を着た人も多いし、喪章をつけている人も多いです。ちょっと驚くほどです。ニュースでは見てたのですが、さすがに実際に見ると圧倒されます。

そしてスリンでゾウを飼っている村々、、結構あります。

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私のいた村は、一番の中心地でゾウ研究所の隣の村。

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村には雑貨屋さんが1軒。むしろ、あるだけすごい!なんにもない村のほうが圧倒的多数。

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そしてこの雑貨屋さんの近くにあるのが、スリンプロジェクトの本部(というか、、、まあ、そうなんだろうなあ)

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プロジェクトに隣接して、プロジェクトのピックアップとか、トラクターが置いてあるところがあって、

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道をエンクロージャーのほうに3分ぐらい歩いたところに、プロジェクトの集会所兼食堂があります。

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その先にあるのは、エンクロージャー、ゾウの遊び場です。

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エンクロージャーの先にはお寺があって、亡くなったゾウが葬られています。ゾウの墓地です。墓石をみると没年が80歳だったり70歳だったり、だいたい人間の寿命と同じというのが実感できます。ちなみに、シンドバッドの物語に「ゾウの墓場」なりものがあり、寿命を悟ったゾウが死ぬためにそこに行く、、というのがありますが、それは単なる物語で、実際は野生のゾウもそんなことしません。

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村のあちこちでは、夕方になるとたき火がはじまります。巨大な蚊取り線香と思ってもらえればいいと思います。風向きによっては煙を強く感じたりするけれど、まあ、その分、蚊とか虫がいないと思えば納得。

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村の家は本当に小さいですが、大通りに面したような家でもだいたいこんなものです。

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スリンプロジェクト以外のゾウ。エンクロージャーに独りぼっちでちょっとかわいそう。

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Surin Project 12 ボランティアは誰

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スリンプロジェクトのホームページはこちら
http://surinproject.org/

日本からも年に3−4人ぐらいはこのプロジェクトに来るそうです。少ない、、タイ観光に来る日本人を考えるとこのプロジェクトに来る人の少なさは驚くほど。うーん、共通言語が英語というのがネックなのかなあ。それを考えると、例えばドイツとかに比べて日本の英語教育の遅れは深刻なのかもしれません。

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ともあれ、一時期に最大12人分の宿舎があるということですが、私と一緒にボランティアした人たちは写真のとおり、7人です。時期は冬で蚊もいなく、暑くもなく、最高のシーズンだったと思うのですが、あんがいこんなものかもしれません。国籍は、イギリスx2、ドイツx1、スイスx1、アメリカx1、カナダx1、それに日本人の私です。

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期間は全部で1週間。月曜日からはじまり、土曜日の夜に終わります(ほとんどの人は日曜日の朝に出発)。この期間の長さがネックになっているのかもしれませんが、別に1週間ずっといる必要はないと思います。私は自前の足で来たのですが、ほとんどの人はプロジェクトのバスでバンコクから来てます。おそらく、スリンとバンコクの往復交通の提供ということで1週間となっているのですが、自分で交通をアレンジできれば(公共交通機関もあるし、最後はタクシーもある)任意の数日だけということも可能です。実際に1泊2日で来ている人もいました。

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世界的にはこういったツアーを、ボランティアツアーと呼んでいますが、日本ではエコツーリングという範疇に含まれるのかもしれません。毎日ずーっとボランティアで働いているのではなく、ボランティアで作業しているのはおそらく1日に2時間ぐらい。あとは、プロジェクトでいろんな体験ツアーやふれあいツアー、それに交流ツアーを設定しているので、すごく楽しめます。

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いったいゾウやゾウ使いはどんな感じだった?

Surin Project 11 工芸品をつくる

Visiting craft shop

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ぞう糞紙以外の工芸品。まず、糸を紡いでいる人が一杯います。これは、この村だけじゃなくてスリンの村々をバイクで回ったとき、ちょっとした時間を利用して糸を紡いでいる人たちを一杯みました。

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そうやってできた糸を織る人たちが、このプロジェクトにもいるし、それ以外のお土産を作っている人もいます。例えば象牙の彫り物。

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ちなみに、ワシントン条約で象牙の輸出入は禁止。ですから、この象牙のお土産を買うわけにはいかないです。でも、タイ国内での流通は合法だそうです。オスのゾウは1年に30センチほどキバが伸びて、そのままほっておくと地面について大変なことになるので、象牙は定期的に切っています。

スリンにある国立ゾウ研究所の博物館でみた聖なるゾウ、白象の写真です。聖なるゾウだからキバを切れなかったのでしょう、キバが地面まで達してとぐろをまいてます。これでは歩くときも寝る時もゾウは大弱り。

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なかなか、象牙も密猟があったり大変だけど、普通に毎年切るキバについてはなんとかしてあげたいという気もします。

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こういったささやかな工芸品が、ゾウ使いの家族にとっては現金収入となります。

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いいものがあれば買ってあげたいですね。もちろんフォトスタンドも。

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Surin Project 10 ゾウ糞紙

Making Paper by elephant poo

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ゾウのいろんなものから、工芸品作りも、スリンプロジェクトのひとつの柱。

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私は知っているけど、若い人は知らないという「バフン紙」、漢字で書くと馬糞紙ですね。しかし、バフン紙にしろ、それを薄くした「わら半紙」にしろ、原料は馬糞ではありません。藁です。
しかし、ここでは、完全菜食主義で植物繊維豊富なサトウキビを食べてお通じ抜群な、ゾウさんの糞から紙をつくるプロジェクトが行われてました。もちろん、ゾウさんの糞は人気が高く、道路に落ちていれば近隣の農民が即座に肥料用に持っていくし、糞が落ちっぱなしということはありません。ここでは、その希少な?ゾウさんの糞から紙をつくります。

まず、糞。全然臭くないです。落ちる時に、ドス!というほど質感のある糞ですが、たしかに臭わないです。最初は、ドロドロに溶かして攪拌します。繊維分以外にも泥とかいろいろあるし、、

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繊維分を掬って、火にかけます。蒸解釜で煮て、繊維をパルプにします。

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こうしてできた、パルプ。ゾウ糞パルプ、、、というか元々から言うとサトウキビパルプ。サトウキビを砕き繊維にする作業はゾウ体内工場で行われたということ。

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それに着色して、まだドロドロにします。この日は黄色。いやー、なんかパルプが糞に戻った気がする。

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それを水に溶いて、漉きます。

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私も生まれて初めて紙漉きをしました。しかも、ゾウ糞紙。水から上げる時、けっこう重いです。それを水を切って、

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陰干し、、、

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それを、この時はフォトスタンドに加工してました。いいですね。写真でメモリー、自分で漉いた紙でメモリー、ゾウ糞といことでメモリー、、思い出が一杯つまったフォトスタンドです。

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Surin Project 9 川の中は寒かった

It is so cold water.

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ボランティアは、ひとり一袋のキュウリをもらって歓声をあげて、川の中に突入!、、?いや、みんな恐る恐る川に足を踏み入れています。なんといっても12月の終り。川の冷たさもひとしおです。わーい!ゾウに水掛けて、ゾウに水掛けられて、、、やったあ!みんな大喜び、、、なんて光景はないです。寒そう。

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かじかむ手でキュウリ。ゾウの主食はサトウキビだけど、水分の多い野菜が大好き。いってみれば果物のようなもの、いつものパサパサのサトウキビやパイナップルの葉っぱとは大違い。しかし、キュウリを一本あげてもダメ。最低3本ぐらいまとめてあげないと、ゾウからダメだしをくらいます。受け取ってもらえません。

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ゾウ使いさんたちはその間、ゾウ磨きに余念がないし、ゾウもキュウリを食べなければ、勝手に水に沈みたがります。

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お母さんにいつもロープで縛られている赤ちゃんも、ロープ一杯まで水に沈みたがる、、、

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あっちから伸びてくる鼻、こっちの鼻、キュウリを持つ手に催促がかかります。うーん、キュウリ一袋はあっという間に終わり。でも、こっちも早く自ら出たいのでちょうどいいかも。寒かった。

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ゾウ使いさんたちは、ゾウ磨きに精がでて、寒くないのかなあ。

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Surin Project 8 川遊びにいく

Going to river

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川遊びにいきましょう!ボランティアの楽しみな川遊び。
村を抜けて、、リアルなゾウの標識。マレーシアの気の抜けたような標識とは大違い。

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町はずれにでて、4キロほど歩きます。普段の散歩より遠い、、しかし、川が見えてきてみんな大喜び。いつもはゾウに乗らないお約束のゾウ使いさんも、ここではゾウに乗って、、

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川に降りていきます。

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もちろん、我々も川に降りていきます。

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Surin Project 7 遊び場での水浴び

Water splash at Enclouse.

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ゾウの水遊びには2種類あって、ひとつはエンクロージャー(遊び場)付属?の池での遊び、もう一つは散歩の先での川遊び。川遊びのほうは、週に2回ときまってますが、遊び場のほうは毎日です。ゾウってなんであんなに水浴びが好きなんだろう。おそらくはいつもは重い体が浮いて軽くなるというのが一つにはあると思います。

エンクロージャー

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そこから池に降りて行って、、、
いくら南国タイとはいえ、スリンのある東北部は内陸で寒く、水だって冷たいのですが、、、

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ともかく、水に入る前に、体の痒いところは掻いておいて、綺麗にして、、(特にお尻?)さすが女の子はきれい好き?

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仲良し女の子2頭組。この2頭は血縁関係がないものの、ものすごい仲良しでいつも一緒。もう見事に一緒。ゾウの歳は人間と歳と一緒なのですが、14歳と22歳(だったと思うけど)の女の子、もう何をするにもびったり引っ付いてます。

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だらだら、水遊びして、もういい加減あがってくるだろうと思ってもまだ水の中。一旦岸に上がっても、また2頭で水の中に戻っていく、、あんたらなあ、いい加減にしいや、、とゾウ使いさんが言っているのですが全然きにしません。

エンクロージャーにいる時間は長いので、みんな代わりばんこに水浴び。
水からあがってさっぱり綺麗になったら、体に土をかけて、茶色く、、、お化粧?

Surin Project 6 手鉤

Please do not use Ankus, elephant hook.

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スリンプロジェクトではゾウ使いさんにいくつかのお願いをしていますが、その中の一つが、先のとがった棒でゾウをコントロールしないこと。この棒は、単にフックと呼ばれたり、アンクスと呼ばれ、日本語では手鉤と言われています。詳しい説明は英語ですが、こちら。

Ankus, Elephant hook
http://en.upali.ch/ankus-elephant-hook-and-wipe/

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しかし、スリンプロジェクト以外のほぼすべてのゾウ使いはこの棒を持っています。

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プロジェクトに隣接したゾウのショーを行うところ、、、ゾウの背に観光客を乗せています。実は、この背中に人を乗せるのはゾウにとってストレスで、マレーシアでは禁止されています。タイもいずれ禁止されるかもしれませんが、ゾウ観光はタイの大きな目玉なので難しいかもしれません。前の王様が生きていれば、禁止される見込みは強かったかもしれません。

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ゾウの保護もサリンプロジェクトの大きな柱。手鉤をもつ方法が無くなればいいですね。少なくともサリンプロジェクトのゾウ使い達はこの棒を全く使いません、鞭も、鎖も使わず、ちゃんと言うことを聞かせているので方法はあると思います。

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