Entering through Bukit Bunga border crossing Thailand.

2区間目のはじまり。KuantanからSurat Thaniまでの1千キロ超のルートです。Surat Thaniまではかって行ったことがあるので、道路状況なんかはだいたい把握しているので区間最長の距離ですがあんまり不安はありません。むしろ、Surat Thaniから先のSurinまでの区間、特に魔都?バンコクの道路状況がわからないので知っているところは長めに設定、知らないところは控え気味というコンセプト。バンコクでは単車は高速道路を使えないという情報は広く伝わっていて、高速道路が使えないとどうなるのか?というのがわかりません。
あらかじめ、全ホテルの位置を確認してGPSに入力。

そして出発。長距離なので朝早いスタート。2区間目のはじまり。

家を出るときは降ってなかったけど10分も走ると雨が降り出してきた、、とほほ。まだ暗くて、雨が降っているのでスピードはでず。でも、さすがにマレーシア領内は勝手知ったホームエリア、不安はありません。こうして、暗闇の中、淡々とトレンガヌを抜け、ケランタンに入り、Bukit Bunga国境に向かいます。予定した時間を雨のため2時間ほど遅れて到着です。まあ、安全第一。つまらないところで事故を起こしたくありません。しかも、旅の初日なのに。
前回ここを通ったときには、国境の前で写真をとりまくってたのですが、なにせ雨で写真を撮る気は失せてるし、遅れて到着したので早く国境を通過したい気持ちでいっぱい。このBukit Bunga国境は全く有名でなくて、使う人も少なく、東海岸だとメジャーなSungai Kolok国境よりちょっと遠回りになるのですが、あっという間に通関できるという便利さで使ってます。
この国境のマレーシア側建物は立派すぎる。一番有名な国境、西海岸のBukit Kayu Hitamと比べても新しいだけあって綺麗だし大きい。おそらく、いくつもあるタイ=マレーシア国境のなかでも建物の立派さから最大級かと思いますが、、、、なんせ、それに呼応するタイ側が全然驚くほどチャチ。倉庫以下の20フィートコンテナハウスがぽつんとあるだけ。マレーシア側のやる気とタイ側のやる気のなさ。それと位置的に微妙なので、使う人はほとんど地元の人だけです。あんなに立派な建物なのに。最初来たときは、人影皆無で「わあ、閉鎖中か?」と思って駐車場に止めて歩いて入管まで確かめに行ったほどです。
このBukit Bunga国境を使うメリットは魔都コタバルを通過しなくても良い、トレンガヌからわりと近いということで、マレーシア側は、魔都を通過しないように精一杯考えているのでしょう。ちなみに私が魔都という称号を授けているのは2か所、魔都コタバルと魔都ハジャイです。魔都とは、一方通行が多い上に道路が絡み合って、しかも工事でいきなり道路が寸断され、GPSが使い物にならない都市のこと。この魔都に入り込んだら、抜け出すのに相当な苦労が必要です。
すんなりとマレーシア側を通って、Kolok川にかかるフレンドシップ橋をわたります。これも、Sg kolok国境にかかかる橋より立派。フレンドシップといいつつマレーシア側が橋の建設費を全額出したに違いありません。
タイ側の入管は、まるでサウジ並みに、つまんないことを山ほど聞かれて(日本で働く口はないか、日本で働くとどれぐらいの年収か)、雨が降って冷たいのに、しかも、屋根らしいものもないボロイ入管で、無能で左遷されてきたような係官の対応するぐらい情けないことはないです。
ともあれ、無事にぬけて、そのままナラティワの街を迂回してパタニに到着。朝ごはんです。

ここは、マレーシア語で食べ物を頼めるし、楽。表記も読めないタイ語だけじゃなくて、読めるジャーウィー併記なので、気分的に落ち着けます。

でも、雨、雨、雨、
すこし行くと、道路が冠水しているところもあります。わあ、凄い!と思いつつ写真にとる。

この牛がいるじゃり道の先は水没していて、この水没した道が続いている先の家は浸水。

すごい冠水だし、一部堤防から水が越えてるし、凄いことになっているとは思ったけど、まさか、帰り道でここを通るとき軍隊が出動して救助活動にあたるようなことになるとは想像もしてなかった。

マレーシアからタイに行く時、ライダーが必ず写真をとるアイコン。アマゾンカフェでお決まりの写真。

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