書いたら、あっちの小屋、こっちの小屋とあちこちでスタンプをもらったり、指紋を登録したり、光彩の写真を撮られたりします。まあ、これも飛行機の入国時にありがちなことです。
入国に必要な書類は次の3点。のみ!
1 パスポート
2 オーソライゼーション(自分の所有でない場合)
3 バイクの登録証
特に2と3は警察のスタンプを事前に押してもらうと間違いないです。
オーソライゼーションはこちら。
本文を拡大するとこんな感じ
そして、登録書の表面
登録書の裏面。どれも警察のスタンプが押してあります。
この3点だけ。
運転免許も保険の加入証も不要です。サウジ=バハレーン国境も、サウジ=UAE国境も、どちらも運転免許と保険の加入が必須でした。たしかタイ国境で保険の強制加入がると聞いていたのですが、なかったです。
ちなみに運転免許は、ジュネーブ条約国際免許、ウイーン条約国際免許、マレーシアの運転免許、日本の運転免許と日本の免許ほ翻訳と重装備だったのですが、まーーーったく見られませんでした。
最後の小屋にいると、最初の入管にいたおじさん(首から金色のネックレスが、特攻Aチームの人のようにじゃらじゃらしてる)が、「おーい、荷物は入管の事務所にあるから安心しろ」と声をかけてきました。え?荷物?荷物はバイクに縛り付けてるし、それはこの位置からでもはっきりみえるので、「はあ?誰の荷物?」と聞き返しました。そしたら「中にお前の財布やら携帯やら貴重品やら一杯入ってるよ」
いやー、それ違うんじゃない?私はちゃんと持ってる、、、いや!持ってない!そうだ、最初に入国書類を書いたところに全財産が入ったカバンを忘れて、今、手に持っているのはパスポートと登録書類とかだけじゃないか!
ショック!
全財産がない(いや、入管事務所に保管されているからあるのだけど)!全財産が失われた!(いや、あるって!)という強烈なショック!それが見つかっているという事実を打ちのめすほどのショックで、茫然としてしまった。
すぐに入管事務所に行くと、鞄はあったし中身は全部ある。お金もある。入管の人から「さぞ探しただろう」「心配だっただろう、あってよかったね」とか言われたけど、探してないし、落としたことも気が付かなかったとは言えなかった。誰かが入管事務所に届けてくれたらしいです。神様ありがとうございます。
「タイは恐ろしい所」都市伝説は嘘です。
タイ側国境の町、サダオで宿泊です。このホテルはボルネオ紀行で一緒だったタイの友人から教えてもらいました。大型バイカーが定宿にしている、このへんで一番安全できれいなホテルだそうです。
また雨が降ってきました。
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