Arriving "Aubert De Luxe" bridge for my violin.

中国正月の前に注文してたけど、着いたのは昨日。ジャスティンが「アジャスターがチタンになるのだから、バイオリンの駒も換えよう」と言ったのが1月の終わり。さっそくチタンのアジャスターは入手したのに、駒がなかなか届かない、、届かない、、、届かない、、、で、忘れてたころに届きました。
しかも、マレーシアで入手できる最高の駒だそうです。えー?どこが?日本円に直すと4000円ぐらい。決して安いものじゃないけど、そもそもバイオリンというのが高価なのは目玉が飛び出るぐらい高いから、部品に至っても、、いったい相場というのがあるのかどうか、、よくわからん。
来たんだったら、さっそく入れ替えよう、、というと、なに?そんなに簡単ではない?どーしてかというと、送られてきたものはそのままでは使えないから!え!そういうものなの?弦の張り替えと同じで、ピピっとやって終わりかと思ってた、、でも、比べてみるとよくわかる、、大きさが全然違う、、、こんなんでいいの?

、、、いや、これから駒を切って、削って、バイオリンに合わせるんだよ、、、え?そんな?で、ジャスティンはできるの?「うん、自分のも全部自分で削ってるし、できるよ」とのこと。さすが、自動車整備メカニックの資格のあるバイオリニストは、こういう自作ものは楽々らしい。なんか、尊敬してしまう。
私「ところで高級って、下級とか中級とかと何がちがうの?」
ジャスティン「ほら、ここにデラックスって書いてるでしょ」
私「うん、書いてるけど」
ジ「デラックスって高級って意味だから、高級品なんだ」
私「、、え?まじですか?そんなの書いてるだけじゃん!」
ジ「この下のランクがラックス。デがつくので偉いんだ」
私「ラックスは石鹸、滑りやすい、あ。。。。(親父ギャクが滑った音)」
(微妙な間合い)
ジ「、、、、えーっと、、、なんだっけ、、そうそう、、もちろん、他にも確認のしかたがある。こうやって机の上に落とすと」
私「落とすと?」
ジ「ほら、音が響くでしょ」
私「、、、、、(わからん、というか他と比べてないから、さらに全然わからん)」
、、ということで駒はジャスティンが削ってくれるということで渡しました。明後日のレッスンの時に早く教室に来て入れ替えようという話。それまでは、いままでの駒を引き続きつかいます。今までの駒は、、デラックスって書いてない、、ジョセフ・テラーって書いてある。ドイツ製です。でも、、駒が違うとどれだけ違うか?
ちなみに、こちらが、ジョセフ・テラーさん、代々バイオリン製作者の家の方で、今は息子さんたちの代になってる。ブリッジにテラーとだけ書いてあるバージョンもあるけど、会社名はジョセフ・テラー。

わからん。ジャスティンに今までの駒とどこが違うの、、と訊くと、「各段に違う」と言われた。まだ、付け替えてないから、さらにわからん。本当は中ほどの中空の掘り込みの部分も削るといいらしいけど、、、それはやらないらしい。
アジャスターをチタン製に換えた時だって、残響音が格段に良くなったとジャスティンは言うけど、私にはわからなかった。各段なのに、、どれもこれも各段に良くなるのに私の腕前は「あいかわらず」じゃないか。
いつの日か、違いがわかる男になりたい。

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