(Wikipediaからの引用)1880年にヴェズーヴィオ山の山頂までの登山鉄道(フニコラーレ)が敷設されたが、当初は利用者が少なかった。そこで、運営会社が宣伝曲を作ることを考え、同社の依頼を受けた作曲家のルイージ・デンツァが作曲し、ジャーナリストのジュゼッペ・トゥルコ (it:Giuseppe Turco, 1846 - 1907)が作詞したのがこの曲である。世界最古のコマーシャルソングともいわれる。(引用おわり)
たしかに、言われてみれば、登山電車に乗ろう、、と何度も歌っている。そして、フニクリ フニクラの歌以降、登山者が増えた!そうです。霊験、、じゃない、CMの効果あらたかですね。Wikiで運営会社、、ってしか言ってないけど、鉄道を作ったのは旅行エージェントの雄トーマス・クックです。ポンペイを埋めたことで有名な、このベスビオ火山はヨーロッパ唯一の活火山で、眼下には絶景ナポリが一望です。日本だったら宣伝しなくたって、物見高い人が集まってきそうなものですけど、、トーマス・クックも苦労します。
フニコラーレ(登山鉄道)の愛称がフニクリ・フニクラ!なーんと商品名も、ばっちり歌の中にあるじゃないか!しかも、きついナポリ弁で歌ったとは、ご当地ソングでもあるのです。さあ、CMソングだということを強く意識して、歌おうではありませんか!
![funicula[1].gif](https://inlinedive.up.seesaa.net/image/funicula5B15D-thumbnail2.gif)
YouTubeで見つけた、テノールの福井敬さんが圧倒的に歌う(イタリア語だけど)、「フニクリ・フニクラ」!
http://www.youtube.com/watch?v=ybJJ5AIQ_k0
こちらは、ダークダックスの歌う日本語歌詞の「フニクリ・フニクラ」。CMソングだと思って聴くと、かれらのステージ衣装とあいまって感慨深いものがあります。http://www.youtube.com/watch?v=99bI4dkiLRA&feature=related
(現在の日本語歌詞)
赤い火を吹くあの山へ 登ろう 登ろう
そこは地獄の釜の中 のぞこう のぞこう
登山電車が出来たので 誰でも登れる
流れる煙は招くよ みんなを みんなを
行こう行こう火の山へ 行こう行こう火の山へ
フニクリフニクラ フニクリフニクラ
誰ものる フニクリフニクラ
行こう行こう火の山へ 行こう行こう火の山へ
フニクリフニクラ フニクリフニクラ
誰ものる フニクリフニクラ
誰でも乗れる、、と、しつこく歌っているのが印象的です。やっぱり、これぐらい言わないと登山電車に乗ってくれないのかなあ。
<登山電車ができたので、誰でも登れる…行こう行こう火の山へ> 今の世、わかりにくいCMも多い中、これぐらいの直球勝負でいかないと!
でも、上の日本語の歌詞は、原曲バージョンでなくて後でできた分らしいです。
最初の、それこそ利用者増に貢献した原曲歌詞は、登る途中は火の吹く山って面白いよね、、とか言って彼女の興味をそそっておいて、山頂でいきなり「(もう降りられないぞ?)結婚しよう」という恋の歌だったそうです。
ともあれ、小学校で歌わされたけど、商品名までばっちり入った直球勝負のCMソングだったのか。ふむ。
(品質の丈夫さを歌い上げる鬼のパンツバージョンは、CMではありません。鬼印パンツというのが実際あってもおもしろいよね)
この曲のタランテラ風ダンスもあります。もう、なんでもありですね。でも、登山電車は廃業です。
http://www.youtube.com/watch?v=hM6sUKt_ixA&feature=related
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